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ドルオタゆえのケンカが多すぎる

ドルオタゆえのケンカが多すぎる。私もドルオタで彼もドルオタで、ドルオタじゃない彼女よりよっぽどオタ活に対して理解があるけれど、ドルオタにも宗派がある。アイドルが好きであることは理解し合えるけれど、宗派が違うからオタ活について一生理解し合えない部分がある。

私は激単推しで、推しは1人しかいない。グッズなどの課金は推しの物にしかしないし、チェキ会などの接触も推しにしか会いに行かない。それから、接触よりライブの方が好きだ。あまり推しと話したいという気持ちはない(認知してもらいたいとも思わない)。恋人は最推しが1人いるけれど、他にも推しがいろいろなグループにたくさんいる。グッズは滅多に買わないけれど、接触は最推し以外にも行く。ライブと接触同じくらい好きなんだと思う。あと、接触は普通に「お話」しに行っている。私はメジャーアイドルが好きなのでアイドルは遠い存在だと思っているけれど、恋人は地下アイドルの頃から最推しを推していて、他の推しも地下寄りのアイドルが多いから、身近な存在なんだと思う。普通に知り合いに会いに行くような感覚で接触に行くので、「アイドルってそういうものじゃないでしょ」と思ってしまう。つまり私はメジャーアイドルが好きで、激単推しで、接触にはあまり興味がない。恋人は地下アイドルが好きで、推しがたくさんいて、接触が好き。宗派が違いすぎる。

こうなるとドルオタはドルオタでも全然違う生き物なので、理解し合えないところがたくさんある。アイドルに一切興味がなくて彼氏がドルオタなんてありえない!絶対接触なんか行かせない!と思えれば逆にスッキリするんだろうけど、そうじゃないからややこしい。アイドルが好きだという気持ちは共感できるし、私も現場に行くから恋人にも行ってもらいたい。でも限度がある。

お金持ちで好きに使えるお金がたくさんあるならいくらでも何人でも会いに行けばいいけれど、実際そうではなくて、決して多くはない収入で二人暮らしのやりくりをしなきゃいけなくて、年に数回しか現場に行けないのだから、取捨選択が必要なのに。私だったら最推しに全振りして他の推しに会いに行くことは諦めるけれど、恋人にはそれができなくて、だから最推しに会いに行く頻度が落ちて、でも会いたいから結局現場に行く回数が増える。一緒に暮らす前、「最推しの卒コンさえ行ければいい」って言ってたのに。そもそも同棲することは1年以上前から決まっていて、一緒に暮らしはじめたらオタ活をセーブしなきゃいけないね、と話していて、それは恋人も了承済みで、去年1年はオタ活を徐々に減らしていく期間だったはず。

「行っていい?」と聞かれたら「いいよ」と言ってしまう。ここで「ダメ」って言ったら行かないんだろうけど、「ダメ」って言えない。だからケンカになる。昨日、「明日リリイベに行っていい?」と聞かれた。本当は買い物に付き合ってほしかったけど最近休日に出かけっぱなしだったので、お互いゆっくり過ごそうと決めていた日だった。2人とも用事がなくて家にいるのはめずらしいから、一緒に映画を観たりゲームしたり、まったり過ごすのもいいなと思っていた。勝手に。私が勝手に思っていたことだけれど、「たまにはこういう休日もいいよね」とちゃんと言葉にして伝えていたし、リリイベに行っていいか聞いたら私が嫌な気持ちになることを多少なりとも分かった上で、聞いてきた。だから傷ついた。

お金の問題ではなく、私とまったり過ごす休日よりもリリイベの方が大事なんですね、という話。前日に聞いてきたのも嫌だった。前もって言ってくれれば気持ち良く送り出せたのに。そして一度聞かれてしまったからには、「いいよ」と言うしかなくなる。ドルオタの彼氏は嫌だという人の気持ちが少し分かってしまった。ヤキモチとかそういう次元の話ではなく、オタ活によってこちらの予定が狂わされること、2人で過ごす時間が減るということ。それでケンカすること。オタ活をやめてほしいわけではなくて、私の気持ちをもっと考えてほしい、私をもっと尊重してほしいだけなのに。タイミングを読むのが下手で、そういうところも嫌だ。なんでそんなに不器用なの?今言ったら私が不機嫌になるって分かるよね?と思う(器用な人間だったらそもそも好きになってなかったと思うけど)。

お互いドルオタじゃなかったらこんなに仲良くなってなかったと思うけど、お互いドルオタだから起きるケンカが多すぎて、根本的な解決方法も見出せていなくて、いつになったらこういうケンカがなくなるんだろうという気持ちだけが、蓄積されていく。

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