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節約のためにAIを使ったら予想外の結果が得られた話し。

知人からフィルムカメラを譲ってもらいました。

ミノルタ PROD-20'S


ここ1、2年前からフィルム写真にはまっており、写ルンですを定期的に買っていたのですが、今度からは自分で好きなフィルムを選んで写真を撮ることができます。
さっそく電器屋のフィルム売り場に足を運んでみましたが……

日本のフィルム代は高すぎる!!

本記事と何も関係ない米倉涼子の画像

カラーフィルムって安くても2000円近くかかるし、現像代と合わせると4000円以上します。金持ちの趣味すぎるだろ……。
そういえば譲ってくれた知人も「金がかかるから使わなくなった」って言っていたな……。
一方、モノクロフィルムの方に目をやると安くて900円のものもあったりします。こっちは少し安い。

ここでひらめきました。

モノクロで撮った写真をカラーにすればフィルム代が浮くのでは……?

ということでモノクロ写真をカラー化するサービスを探したところ、こんなサイトがヒットしました。

Automatic Image Colorization・白黒画像の自動色付け (tsukuba.ac.jp)

大学の研究で開発されたAIのようです。サイトで仕組みを解説してくれていますが、門外漢にはさっぱりわからない。けど、たぶん、絶対すごい。
おそらく想定されている用途は数十年前の白黒写真をカラー化するものだと思うんですけど、とりあえず過去に撮影した写真で試してみましょう。

熱海サンビーチで撮影

写真をAIに突っ込むためにわざわざ白黒にします。

白黒にした画像をサイトにアップロードすると……

全体的に彩度が落ちているし画質が悪くなっています
AIの仕様なのかサービスの都合なのかわからないですが、元写真でハッキリ写っていたデティールが明らかにガビガビになっていますね。

残念ながらフィルム代の節約にはならなかったですが、出力結果が結構面白いなと思って、ほかにも写真を突っ込んでみました。

何枚か見ているうちに気づいたんですが、YouTubeに違法アップロードされた昔の映像のキャプチャ画像っぽいんですよね。もといそれを元にしたVaporWave(SignalWave)のジャケットっぽい。
写真として見るとイマイチですが、VaporWaveの視点で見ると面白い使い方ができそうです(わざわざ違法ダウンロードに頼らなくても自分の写真で良い感じのジャケットが作れる)。

というわけでわけのわからない動機から、わけのわからないAIの使い方をして、わけのわからない気づきを得た話でした。誰に需要があるんだこの記事……。

ではまた!


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