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好きの探究。インスタから和菓子へ

みなさんこんにちは。
株式会社Tsuzucle創業メンバーでCSOをしていました、久保遼太郎です。

言葉尻からも読み取れるように、
今日3月31日を持って、Tsuzucleという組織から離れることとなりました。(このヘッダー画像を使うのも、つまりこれが最後です!寂しい!)

このnoteでは、
・Tsuzucleにおいて関わってくださった皆様への感謝
・ここまでの率直な振り返りと、今後に向けて

この2点について書きます。

「進路」に悩み、「好き」に悩み、「自分」に悩む未熟な自分の
ありのままを書いているので、こんな若僧いるんだなと、
お仕事や授業の片手間に読んでいただけると嬉しいです!

起業してできるようになった最も大切な3つのこと

この1年間、周りの人と環境に恵まれて、
かけがえのない学びがたくさんありました。

その中でも、特に3つのことが、
自分にとっては人生を大きく変えたのではないか?
と、感じるくらいの学びだったので、それを書きます。

正直、書き出すと止まらず、読み飽きる文面になりそうなので、
シンプルな箇条書きスタイルで書きます。


①自責の考え方が身に染み付いた
物事が上手くいく時は自分の手柄、
上手くいかない時は他人の責任。

創業前は、無意識のうちにこういう考え方でいました。

ですが、自分たちで会社を起業すると、

社内の全ての事象に対して、自分たち以外誰も責任を取ってくれない!

という、ことに気がつかされました。

自分の会社の問題に対して、経営者が責任もたない
ということはあり得ないと今でこそわかるのですが、
起業前はむしろ責任逃ればかりしていたので、

自分の行動に対してだけでなく、自分に関わる全てに対して、
他責を求めるのではなく自責を求める考えを持つことは、
新鮮で、そして最も重要な学びとなりました。

そして、問題を自分ごとに捉えると、
本気でなんとかしたいと思えるので、
結果的に解決に一番近づくということにも気がつきました。

ルパート・マードックの名言で

私の成功や失敗に、最終的に責任を持つのは私だ

という言葉がありますが、
起業して自責の考え方が身につかなければ、
この言葉に心から納得できるようにはならなかったはずです。


②完敗を認めることができた
創業前の自分が常々口にしていたことは、

「いや、できるんで!」

という謎の強がりでした。

当時強がられた皆様、
若僧の戯言に笑顔で向き合ってくださり、
本当にありがとうございました(笑)

実は、Tsuzucleで新規事業の責任者を勤めたのですが、
・期限通りに事業計画が立たない
・謎にTシャツだけ発注しちゃう
・抱え込む一方で自分でやると言った手前、ヘルプを出せない
・事業計画のプレゼン後になぜか泣く😭

と、当然のごとく事業は失敗、、、
いや、失敗というよりもはやスタートラインにもたてませんでした。

「いや、できるんで!」

とはさすがに言えず、
そして情けなさすぎて泣くという醜態まで晒して、
そこまできて初めて、

これは、自分の完敗です。

と、認めることができました。

まだプライドが高いぞとは言われますが、
無駄に高かったプライドを少し削り取ることができた
歴史的な瞬間です。

ちっぽけなプライドや世間的なダサさを気にせず、
自分の失敗、敗北を認めたことは、
今は本当の意味では理解できないかもしれませんが、
きっと大きな意味を将来もつと信じています。


③できる方法あるでしょ!という楽観的な思考回路が身に付いた
会社を実際にやってみて気がついたこととして、
スタートアップは本当に何も持っていないということです。

資金も、人材も、設備も、給与体系も、組織図も、
潤沢にシステマチックに用意されたものはなく、
歪ながらに、目の前の課題を一つずつクリアしていく日々でした。

限られた時間の中で、日々を突き進むためには、

・物事に優先順位をつける
・できる方法を模索する
・なんとかする!

ということが必要でした。

できない理由を並べ続けることは本当に簡単なのですが、
できる方法を探すことは実に難しく、これまた今までの人生で
避けてきた思考回路なので苦心しました。

ですが、一緒に働いてくれたメンバーに恵まれたので、
自分なりにできる方法を探すという癖を
つけることができました。

これも、かけがえのない得たものです。


自分はまだまだ未熟者で、学びの途にある半端者ですが、
それでも起業して1年間走り続けた中で、上記のような、
人生に大きな影響を与えるであろう学びがありました。

それも全て、

関わってくださった皆様のおかげです。

心から感謝いたします。

特に、何かとツンツンしていて、
あっちこっち手を伸ばしたがる僕と
一緒に創業してくれた森と田畑、
楽しい時間を共に過ごしてくれてありがとう。

二人がいなければ、ただのプライドの高く、
失敗を認めないだけの人になっていました。

これからは尊敬している経営者の一人として、
たまに勉強させてください。


そして、

一緒に働き、苦楽を共にしてくれたTsuzucleのメンバー

稚拙な部分も多い中で、勇気を持って仕事を任せてくださった
クライアントの皆様

1人の調子に乗りがちな若僧に対して、
親身にアドバイスをくださった皆様

Tsuzucleとしての久保遼太郎には、
一旦区切りをつけることとなります。

たくさんのサポートをしてくださり、
本当にありがとうございました。


自分の恵まれている点であり長所は、
周りの環境に恵まれること。
そしてその環境にきちんと感謝できること。
の2点だと思っています。

ぜひ、これからも頼らせてください(笑)

「こいつに時間割いてよかったな」

と、思わせられるように精進します!


で、次は何をするのか???

肝心な部分です!

やっとタイトルを回収することができます!!(長すぎ)

自分の次の挑戦は、「和菓子」です🍡

お団子とか饅頭とか、あの和菓子です。

理由は、昔から変わらず好きで、
もっと和菓子という業界を盛り上げる活動がしたい!
というシンプルなものです。

残念ながら僕は継続力が現状低く、
わりかし飽きっぽいところがあります。

しかし、なぜか和菓子だけは、
小学生くらいからずっっっっっっと好きでいます。

どれくらい好きかというと、
誕生日ケーキの代わりに、
誕生日和菓子を買ってきて食べるくらい
和菓子が好きです。

お饅頭に蝋燭は立たないので、火を消す作業は無しです(笑)


自分は何をしたいのか?
自分は何が好きなのか?

という、少し答えにつまりそうな問いにも、
・和菓子を食べたい
・和菓子が好き
という回答であれば自然に当てはまります。

たったそれだけの理由ではありますが、
自分にとっては十分すぎる動機なので、
4月1日より久保遼太郎は和菓子の人になります!

行ってみたい和菓子のお店があれば、
是非教えてください!一緒にいきましょう!

実は、すでに和菓子のInstagramアカウントがあり、
それが和菓子系インスタまとめアカウントの中で、
すでに日本1位だったりするので、よければフォローしてくださると嬉しいです!!

和菓子業界の現状や、美味しい和菓子店などは、
後々noteでも発信していくので乞うご期待を!


とはいえ、いくつかの場面において、
まだTsuzucleの久保遼太郎としてお仕事する場面もあるので、
仕事で関わらせていただく際は、引き続きよろしくお願いいたします!


最後になりますが、Tsuzucleでの1年間は、
人生において間違えなく最も濃密な1年であり、
この濃密さを毎年更新していくことが自分の目標でもあります。

濃密な時間の中で、厳しい教育を受けて成長したい人は、
是非Tsuzucleの門戸を叩いてください。

自分はまだまだ未熟ですが、
今後も一つ一つ壁を超えつつ、
和菓子という業界にイノベーションを
起こしていきます!!

それでは!また次回のnoteでお会いしましょう!


2020.03.31 久保遼太郎

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