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愛おしい記憶を形にしたかった


今ここで、少し恥ずかしい過去の想いを白状すると

私は、BTSを好きになる前、"アイドルのオタク"といういわゆる"文化"の様なものを少し怖がっていた。

自分と直接接する事が少ない、もしくはない"誰か"を遠くから応援すること、好きでいること、生きる糧にすること
その行動は、当時私にとって信じられないもので、あまりに未知だった。
きっと私は自分の見てくれを良くして繋がっている全ての人に誠実でいたいと思うあまり、必死だったのだろう
それか、自分にない価値観を理解する事に大きな不安を抱かずにはいられなかったのかもしれない

"私と違う人たち"
そんな愚かで独りよがりな考えを持っていた。

このnoteを読んでいる方には、どうか過去の私の考えだと理解してほしい。
だって、今その考えは180度変わっていて、間違いなく彼らが生きる糧になっているひとりだから


BTSで毎日がいっぱいになる以前は
"なんかわかんないけど人気なグループ" 
"名前は知っている"ぐらいだった。
私が自然と、ぽつぽつとコンテンツを追う様になったのは2020年6月【Stay Gold】がリリースされた直後だった。
『なんでこの人たちは日本語で歌を歌っているんだろう』
気になり始めたのは、そんな間抜けな理由だった。
ほどなくして【Dynamite】がリリースされ世界的に大ヒット、ビルボードチャート1位に輝き、昔から欠かさず観ていたグラミー賞にノミネートと、短い時間でたくさんの驚きと喜びをくれた。

その頃の私は、20代前半の小娘ながらに、今までの自分の信念や考え方、生き方を考え直し、違う道に進むために努力していて、見事なまでにテンプレートな病みかたをして、気を抜いたら涙を流してしまう程に追い込まれた日々を過ごしていた

そんな中BTSに出会い、想像以上にはまり込み、助けられ、眠れない時間が少しずつ減り、気だるい朝が少しだけ軽くなったのは、まるで昨日のように思える

しかし、今やすっかり多弁オタクな私も、ファンになってから1年以上TwitterやnoteでBTSについて何も発信しなかった。
それは、今まで"私と違う人たち"と思っていた人になる矛盾とか
私よりも遥かに前に好きになって、ずっと応援していた人がいて、そんな人たちのいるファンダムに参入するのに、ちょっとしたおこがましさとか怖さを感じていたとか
そういうのもあるけど、1番大きな理由は
"いつか飽きるかもしれない" "ほんの一瞬のブームかもしれない"
そんな不安の様な感情から、ファンダムでコミュニケーションを取ることへ抵抗があった。

そんな中、見る為だけに作ったTwitterのアカウントで、思わず話しかけてしまった素敵な人がいて、思いがけず仲良くしてもらって、影響されたり…
あまりにも愛のこもった素敵なnoteを見つけてしまい、影響されたり…
そんな理由から、自分が人生の半分は共に過ごしているダンスと、BTSについてのnoteを書き上げ
私の、多弁オタクの道はあっさりと開いた

その出来事から半年も経っていないけど、今年ももう終わるからと、また理由付けをしながら、その出来事があった時の感情を思い返してみた。

私は心のどこかでARMYとして何かを発信する"きっかけ"を待っていたのだと思う。

あまりにも辛い日々の中で、BTSを見つけることができて、救われて、この人たちがこの世界のどこかで生きていると思うだけで歯を食いしばることができた
その事実は、きっとこの先私の記憶にはっきりと残り続ける
それは、ほんの一瞬のブームかもしれないだとか
オタクという文化があれこれとか
私の価値観がどうのこうのとか
そういうめんどくさい考えを超越して、とても有り難くて愛おしいものだと
きっかけが無いと未知に飛び込めないちょっぴり情けない私だけど、実は、分かっていた
仮に、自分の中のブームがさってしまっても、一生残る彼らがくれた温かい記憶を、ファンでいる限り何かの形にして残し続けたいと思わずにはいられないほどに彼らに救われた今はとてつもなく尊いものだ。

愛おしい彼らから得た多くのぴかぴかの感性やぽかぽかの感情を記憶だけでなく、文章やコラージュノートという形に残すことができて、とても、とても良い年だったと、2021年の記憶としてここに形に残そうと思って、文字を紡いでいる。

そして、noteにハートを押してくださったり、Twitterで沢山の感想をくださった方々と出会えて
私の記憶はもっともっと鮮明で大切なものになった。
私は日々、BTSだけでなく、ファンダムから沢山の学びと喜びを得ている


2021年が終わります。
noteやTwitterで繋がってくださったみなさま
今年、私に最高の記憶をくださり、ありがとうございました。
よかったら今後も、お付き合いください💌

note納めではありません。笑
またすぐお会いしましょう٩( ᐛ )و




でぃ.

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