出発前夜

 なんということだ、出発前夜になってしまった。前日ってどんな気持ちかなぁなんて思っていたけれど、「準備に1年半近くかかったのに、たったの4ヶ月しか行けないの理不尽じゃない?」などとほざいているあたり、そこまでブルーにはなっていないようである。よかった。

 行き先はカナダ・モントリオール。日本との距離がだいたい10000kmらしい。遠い。留学先の大学は英語の大学だし、街でも英語は通じるようだが、世界で二番目に大きいフランス語圏である。街並みもヨーロッパの風情があって非常に楽しみ。名物はプティンというフライドポテトにグレイビーソースとチーズをかけた食べ物。美味しそう。……とまあこんなところで4ヶ月ほどを過ごす予定だ。

 今日、とある人に留学中の抱負を尋ねられた。当たり前のことだけれど、とにもかくにも健康に帰ってこようと思う。留学生活の先にも、人生は続いていくので。それを除いた抱負を問われたら「自分を知ること」となるだろうか。「大人になること」とも言えるかもしれない。大学生になってからというもの、ただひたすら前だけを見て突っ走り続けていたようなところがある。それはそれで高校生までの生活では想像もできなかったほどに世界が広がったのだけれど、世界の広がりに対して自分のアップデートが間に合っていないような気がしている。別にここらで腰を落ち着けていくことくらい日本でもできるだろうけれど、まあそこは環境の変化を機にということで。

 せっかくの貴重な日々なので、日々のあんなことやこんなことを時々noteに綴ろうと思う。気取らず飾らず、無理もせず。たまに覗きに来てくれる人がいればいいかな。

 以上。寝る。

 

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