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「デリバリースーサイド2」〜作者の記録〜

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#舞台

「デリバリースーサイド2」〜作者の記録(2)〜

<「デリバリースーサイド」シリーズの原作者によるこぼれ話をお届けします> 前回「期せずして与えたらしい不快感」について次回書くとお話ししたので、そのエピソードから。 ◆ 今作「デリバリースーサイド2」のチラシ制作にあたって、イラストレーターさんを何名か探した。 最初の方に連絡したところ、丁重なご挨拶とともにお断りされた。 「作品に賛同できません。青少年の親でもあるのでご了承ください」 とのこと。 お送りしたのは台本ではなく、あらすじや設定とキャッチコピー的な説明文の

「デリバリースーサイド2」〜作者の記録(3)〜

<「デリバリースーサイド」シリーズの原作者によるこぼれ話をお届けします> 「責任の取り方」について 先日、好きな劇団であるワンツーワークスさんの「善悪の彼岸」を観てきた。お客様の興味関心が近いかもしれないと思い、デリスー2のチラシを折り込ませていただいてもいた。 「死刑制度」がテーマのお芝居。 かたや「死刑」でかたや「自殺」。事象は違うけれど、劇中でも言及されていたのが、「責任の取り方」をいかに考えるか。ということ。 自殺に関する参考文献の中に、日本人は失敗を犯した