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『永遠に続く片想いだとしても』 Base Ball Bear @Zepp Diver City (2023/03/08)

2023年3月8日、大好きなベボベのライブに行ってきました。

2022年11月の武道館ライブでは、これが……20周年か………!という、これまでみたことないほどの、強くてかっこよくて想いが溢れる音楽を全身で体感して、もしかしてBase Ball Bearさん、とんでもない領域に到達してるのでは……?と思ったのですが、
それから約4ヶ月、また、信じられないほど、さらにさらにパワーアップしていて、もうだれも追いつけないよ!どういうこと!?あと、それやる!?え、私のために!?うれしい………!(※ママタルトのハンバーガーのやつ) という、とにかく心が躍る素敵なライブでした。

今回のライブはひさしぶりに1人で行きました。
それまでは、よく、大好きな人と一緒に行っていました。

私は Base Ball Bearを好きな人に、そんな!?というぐらい、仲間意識を抱いてしまいます。

それが男の子なら、もう、秒で恋に落ちます。小出祐介さんの歌詞に、その世界観に触れて生きてきた男の子なんて、好きに決まってるじゃないですか。

でも、何もできないんです。私は。私は単純な人間なのできっとこの気持ちは言葉にしなくても伝わってしまっていると思う、けど、いつかちゃんと言葉にして伝えないといけないなと思っていたし、
その人の隣でベボベを聴くたびに、ずっと、今日こそ言おう、次こそ言おう、と思い続けていたのだけど、

そうこうしているうちにその人とはすぐに会えない遠い距離になってしまって、言えずじまいです。


10年来の付き合いになります。最初出会った頃、好きになった時期は、爽やかな風を感じる5月で、恋する感覚をたくさん聴いていたことを、思い出します。
だから、その人の隣で恋する感覚を聴けた日比谷ノンフィクションは、私にとってとくにメモリアルな、特別な、ノンフィクションでした。

小説のようで、どこか掴みどころのない儚さがあって、その歌詞に合うようなギターロックはシンプルで綺麗な音なのだけれど 意志の強さを感じる逞しさがあって、ベボベって不思議なバンドだなぁと、常々思うのです。

そんなベボベを聴いて人生を送っている中で、ベボベのおかげでこんなにも人のことを大好きになれて、うれしくてときめくような気持ちを感じられて、幸せだなあと、ベボベと一緒に過ごしてきたこの人生を振り返っていたわけです。3月8日も。

結局私は片想いのままだし、たぶんそれはこれからも変わらないと思います。いっそのことその人が早く誰かと結婚してくれればいいとさえ思ってしまいます。

でも、永遠に続く片想いだとしても、ベボベを聴いていれば その時のことを、これまでの思い出を、幸せだったなぁと思えるから、いいんです。これでいいんだと思うことにしました。

3月8日のライブは、そうやって、ずっと、その人への想いを昇華させるように、祈りを込めながら聴きました。
海になりたいpart.3 から始まり、GIRL FRIEND、いまは僕の目を見て ……  あらゆる曲で、その人と一緒に過去のライブで聴いたときのこと、その曲の好きな歌詞について話したこと、ドライブの車中で流したこと、たくさん思い出して、思い出しては、心の中にしまい直しました。

20年、ずっと進化し続けていて、年々幅が広がっていって、3人体制を確立しつつも新しい一面をいつも見せてくれて、Base Ball Bear はすごいバンドです。そして、ずっとずっと、私の人生のそばで寄り添ってくれるような音楽を届けてくれて、それを聴かせてくれて、ありがとうと言いたいです。本当にありがとうございます。

これからもきっとベボベのことが大好きです。
また誰かのことを好きになったら、その人がベボベを好きじゃなかったとしても、わたしはベボベの曲に救われながら、想いを馳せながら、過ごすと思います。

『轟いてくれ よくきいててくれ 永遠に続く片想いだとしても』





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