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学会員インタビュー④パピオカさん

天海春香学会Vol.4出版記念として、参加された "学会員" の皆様へインタビューを行う恒例企画。

第4回は、パピオカさんのインタビューをお届けいたします。

聞き手:そにっぴー/ペチマ
文:ペチマ


美奈子P遍歴

——パピオカさんの担当アイドルはどなたになりますか。

パピオカ:
佐竹美奈子というミリオンのアイドルになります。

——美奈子Pになったきっかけ・経緯はなんですか。

パピオカ:
ミリシタを始めて、「スマイルいちばん」が解放されるメインコミュ8話を読んで。当時は家庭的な一面がある娘が好きだったんですよね。
ミリシタを始めた当初は担当がまだいなくて、最初は百合子と翼の曲から入ったので二人に注目していたのですが、コミュを読み進めるうちに美奈子に出会った感じですね。

——かなり最初の方からですね。

パピオカ:
そうですね。ミリシタが始まってからなので2017年からですね。

——メインコミュ8話のコミュは美奈子の家庭的な一面が垣間見えていいですよね。

パピオカ:
そうですね、あのコミュは何回も読んでいるので私の中でも見方がだんだんと変わってきていまして。
最近、ミリアニでリーダーとして描かれましたが、特にリーダーになる過程や苦しみなど心理描写的なものは本編では描かれていなくて。メインコミュ8話でも美奈子センターではあるんですけれども、自分の方には悩みはあまりなく、どちらかというと育ちゃんやひなた、可奈ちゃんへのサポートに回る余裕があって……基本的に何でもできちゃう子なんですよね。だから、メインコミュ8話らしさがあったんですよね、ミリアニでTeam1stのリーダーになったのは。そういう意味では、最初から基本的になんでもできちゃう子なんだなとあらためて観て感じましたね。

——2017年のコミュがミリアニを経て一貫性を感じられるところはいいですね。

パピオカ:
そうですね、そういった意図があったのかわからないですが、自分の中ではピースがつながっている感じがして非常に面白いですね。

——ここまでの話で、美奈子に真剣なのがすごく伝わってきました。

満漢全席みなコォス

——主な活動として、ミリシタのラウンジマスターもやられていますね。

パピオカ:
(満漢全席)みなコォスですね。

——みなコォスはいつ頃できたんですか。

パピオカ:
あれはですね、「Super Duper」のイベントがあったんですけども、それが初めての美奈子上位だったんですよ。でも、自分の行きたかったラウンジさんの定員が埋まってまして……じゃあつくるか!となって。今考えると本当に意味わかんないですけどね。
美奈子だけの担当ラウンジもあるにはあるんでしょうけど、ランキングとかに名を連ねるとかそういうのはなかったと思うんで、そういう意味でもやっぱ担当のラウンジが上の方に来た方が楽しいじゃないですか。だから、その時はそんなことまで深く考えてはなかったんですけど、今思うとそういう感じもある経緯ですね。

——当時は勢いだけじゃないと思いますが、ラウンジをつくられて、今大きなラウンジになって定住さんも結構いらっしゃるそうですね。

パピオカ:
そうですね。今20~30人ぐらい定住の方がいるのはすごくありがたいことですね。

#豊洲ユナイテッドシネマ埋めるぞ2023

——ミリアニの応援上映の時に、豊洲ユナイテッドシネマを埋めようという企画をバーニンさんと共同でやっていますよね。この企画はどういう経緯だったんですか。

パピオカ:
あれはですねバーニンさんからDMがきたんですよ。ミリアニで応援上映するって話だったと思うんですけど、やっぱりみんなで自然的に集まるのも良いんですけど、声を上げて集まった方が(応援の)やる気のある人が多く来るんじゃないかっていう。この応援上映を今日全力で楽しもうっていう人が精力的に集まってくれるんじゃないかっていう意図をバーニンさんのツイートもあわせてDMが飛んできたんで、じゃあ僕のほうでも盛り上げていったほうがいいかなと思って。それで2人で映画の時刻はこの時間にして、タグをつくってみたいな話をしてましたね。

——なるほどそうだったんですね。実際席もかなり埋まって、私(そにっぴー)もドンピシャではないのですが、行ったりしてすごく楽しかったです。

パピオカ:
まあやったことって実はそんなにないんですけど。この時間が日数考えてライブの被ってない日とかそういうことを鑑みて画像を作って、タグを作って、拡散して、また1900円払って映画見るだけなんで、そんな大したことはしてないんですけど。結果的にすごい盛り上がってて楽しかったですよね。

似ている2人

——パピオカさんは今回天海春香学会に初めてご参加いただきました。参加しようと思ったきっかけなどはありますか。

パピオカ:
そうですね。僕はイラストとかそういうのはもうてんで描けないので、書くとしたら文章とかのほうかなと思って。それで精力的にやられてるのをそにっぴーさんのツイートとかでも確認してましたし、今回"Haruka with…"っていう特集があったと思うんですけど、これだったら自分の担当とかも交えつつ書きやすいなーっていうのはあって、それで参加するっていうふうになりました。

——ありがとうございます。"Haruka with…"をテーマとして設定した意図としても、参加していただけてすごく嬉しいですね。
最初、春香と美奈子について書こうと思って参加されたと思うんですけども、これは最初からそういう方針でいこうといったネタなどはありましたか。

パピオカ:
こういう企画をされる前から、なんか春香と美奈子は結構似てるところあるよねっていうのはたまに発信したりはしてて。それでLOVERS HEARTとかから急にいろんなユニットとしても絡み出したんで、これだと多分いけるなと思って。プロフィール見た時に結構似てる箇所がやっぱあるんでそこは書きやすさの一因になったかなって感じですね。

——なるほどありがとうございます。プロフィールの共通点が多いところでお菓子とか料理っていう食べ物を一緒に作ることですとか、あとは趣味で2人とも長電話が好きなど多くありますね。

パピオカ:
そういう描写もこないだのオフショットとかで春香と美奈子が電話してるっていうのが追加されてましたね。

——いやぁすごいいいタイミングですね。原稿の締め切り後に丁度追加されて。ミリシタ側でもこの2人は似てるというのは意識してるのかなといったところですね。

パピオカ:
オタクの妄想がこう実現・具現化されたっていうことがすごく嬉しくなりましたね。

リーダーシップ

——リーダーシップがあるという意味では、結構春香に似てるところがあるんじゃないかなと読んでいて思いました。実際のところどうでしょうか。

パピオカ:
あー確かにリーダーシップ、多分そうなんですよね。春香はもう言わずもがなオールスターズのセンターだし、なんですかねこう惹きつける何かがあるんだなあっていうのは思っていますね。

——美奈子にはっきりリーダーという役が来て、リーダーシップというものが描かれたのはTeam1stの活躍が大きいですかね。

パピオカ:
そうですね。「オレンジ・エピソード」でよしセンターきた!と思ったんですけど、実際はFINALのコミュ自体が13人全員の見せ場を描こうっていう運営さんの意図があったっぽいんです。いつもなら、一番最初に春香がいて美奈子がいて歩が居て……みたいな感じでセンターは誰々だ!みたいな話に多分なると思うんです。だけど、FINALのコミュはそういうのはなく、どっちかというと夕方っていう時間の方をメインに取り上げた感じでした。だから、本当にリーダーとしてちゃんと選ばれたのはTeam1stが最初だなと思ってます。

——Team1stはドラマCDとかの方でもかなりチームの様子が描かれていて、すごく良かったと思います。やっぱり美奈子はリーダーシップある子だなっていうのは、前よりも強く思うようになりましたか。

パピオカ:
まあそうですね。僕だけに限らず、美奈子Pの人が共通認識でいいのかわからないんですけど。こう控えめなわけではないんですけど、やっぱ周りを大事にする子なんですよ。自分がリーダーとして主体性を持って動いてほしいなあっていうのを感じたので、あの描写はやっぱ嬉しかったですね。

——そうですね。主体性を持って動いているところが見たい、というところと関連した話になりますが、「Super Duper」それこそあると思うんです。Jus-2-Mintは曲や雰囲気が前に出るイケイケな楽曲だと思うんですが、私が最初見た時に美奈子はどちらかというと家庭的なイメージが先行していたので、こういう攻めたユニットってできるんだっていう驚きがあったんですけど……

パピオカ:
一番最初に聞いた時はもう曲のジャンルとかも全然知らないし、どういう意図があるんだろうっていうのは思ってて。最初は不思議な、まあ普通にカッコいい曲だなってだけ思っていたんですけど、こう年月が経っていくとフォロワーさんとかでも結構「Super Duper」好きな人がいるんで、そういう人たちのツイートとかを見ると、どうやら「Super Duper」、「Hang In There!」に関してはなんか「ガールクラッシュ」っていうジャンルらしいんです。韓国の方で結構主流になっている、女の子のイメージを覆すような、カッコいい女の子を目指すっていうジャンルがあって、多分それをミリシタの方でJus-2-Mintの2人に担ってもらった感じですね。

——なるほどガールクラッシュ。考えてみると美奈子ってもっと前に出られるポテンシャルがある子で面白いですね。

パピオカ:
そうなんですよね。やっぱりイベントコミュでは奈緒と戦わなきゃいけないっていう。そのファッションショーで1位を取るとお仕事がさらに増えますよってコミュだったと思うんですけど。そこでやっぱりユニット内でどっちかが上位を目指さなきゃいけないっていうので。美奈子はオーディションを友達と一緒に受けて自分だけが受かってしまった、ていう過去もあるんでそれを見てたっていうのでそうですね、そんな感じです。

——そうですよね。一番最初のメモリアルコミュというかオーディションの経緯はかなり美奈子って重いっていうとちょっと言い過ぎなんですけども、かなり考えさせられる出会い方ではありますよね。

パピオカ:
そうですね。やっぱり他の子と比較するのもあれなんですけど、結構開幕から重たいっていうかそういう感じはしてます。

——そう考えると家庭的だけじゃない、リーダーとしてのポテンシャルとかをもっと前に出していけるものがあるところは、「CRIMSON LOVERS」みたいな攻めた曲を歌ってる春香もセンターとしての一面以外も持ち合わせているので、そこはまだまだお互いポテンシャルがあるなっていうのはあらためて気づかされますね。

パピオカ:
いや本当にそうなんですよね。ミリオンライブって固定されたユニットがないじゃないですか。それのおかげで個人の可能性っていうものが楽曲とプラスで引き出してくれるっていう。今回はこの楽曲で本人のパーソナルな部分を描こうとかそういう意図を感じるんです。そこがミリオンライブのいいところであり、佐竹美奈子っていう子の意図というか製作者はどういうパーソナルな部分を拾ってくれるかっていうのは今後もすごく楽しみなところですね。

優しい歌声

——「空色♡ Birthday Card」と「オレンジ・エピソード」。それぞれ、春香も美奈子もソロの音源がありますけれども、春香の歌声ってどんな印象をもたれていますか。

パピオカ:
まず「Twilight」の発音がすごいネイティブみたいな感じじゃないですか。あそこが一番印象に残ってるのと、あとやっぱり優しい歌声だなって。声質も2人とも遠く離れてないっていうか、結構似たところにいると思うんですよ。52人いた時に、やっぱなんか似てる。似てるなとまではいかなくても、同じ方向を向いてる子だなあっていうのは思っています。

——なるほど。そうですね、「空色♡ Birthday Card」なんか特にわかりやすいのかなと思うんですけれども、もう声の聞こえ方からしてすごい切ない感情が伝わってきますよね。2人とも。

パピオカ:
感情を込めるっていうのが2人とも上手いなっていうのがすごいあって。なんか歌の上手さっていう一言で片付けられなくて、感情に左右されるっていうか、そういう意味では2人ともいいなと思います。

——おっしゃっていただいたとおり、歌声という方向性が似ているというのはあるかもしれないですね。

大変と楽しさ

——それぞれのオファーテキストを書いていただいていますけど、春香の問いに対し美奈子が『みんなが美味しそうに食べるのを見るのが嬉しいから』て返すのがすごくいいなと思ったんですけど……

パピオカ:
これはもう美奈子の原点ですよね。美味しそうに食べる人を見るのが好きっていうのがオフショットとかでもあると思いますし、これはもう最初からずっと貫いているというか。なのでそこを春香が肯定してくれているというか共感していることがすごく嬉しいなって思いますね。

——春香自身も作ったお菓子をみんなに配るって描写が昔から結構ありまし、四コマやオフショットでもあるので、ここも似てるところかもしれないですね。「大変じゃない?」って美奈子に聞いていますけど春香もそうなんですよね。春香こそ大変だろうと思いますけどね。

パピオカ:
「大変じゃない?」って言葉も結構深い
と思っていて。例えばちょっとそにっぴーさんにお伺いしたいんですけど、こういう天海春香学会といいますか、本を作ることって大変だと思うんですよ。本を作るにあたって楽しいとかそういう前向きな感情、あると思うんですよ。どうなんですかね。

——そこはもちろんありますよね。お互い色々な主催を経験しているからわかると思うんですけど、大変だししんどいものはしんどい。けれど、やっぱり楽しいからやっているというところはもちろんあります。

パピオカ:
そうなんですよね。大変なんだけどやっぱりそれを上回る楽しさとか、それを上回った時の何かがあるからこそ、行動の原理に繋がると思うんで、春香が美奈子に対して「大変じゃない?」て聞いた後に美奈子が肯定的な意見するじゃないですか。これも同じことなのかなっていうのはすごい思いますね。前向きに、前に、ポジティブに取ってるなって思ってます。

——なるほど。ありがとうございます。

ダブルお姉さん

——次に、ダブルお姉さんということで、オフショットの話を基本的に取り上げていただきました。確かに2人ともにお姉さん属性が割とある方だと思うんですよね。春香の空気を変える力、意図せずに後輩の雰囲気を和らげるみたいな話もちょっとありますけども、春香と美奈子は意外とその先輩後輩っていうのはあまり意識しないで2人ともお姉さんチックに仲良くやっていける印象があるなと思ったんですけどそこらへんってどう思いますか。

パピオカ:
2人とも何ですかね、刺々しいところがあまりないっていうか、なんか気づいたら仲良くなっている、ていうか何か大きなことがなくても仲良くやっていそうだなっていうのはすごい思っていて。そうですね、属性が似てるというのもあると思うんですけど、自然に話している内に料理の話とかになって盛り上がってそうだなあっていうのはこの間のオフショットでも公開されてたんでやっぱそういう感じはあります。

——結構自然体で仲良くやっていける2人なのかもしれませんね。

欲深いということ

——今回、春香と美奈子の情報をまとめながら頑張って書いていただいたかと思います。書く前と後で春香の印象って変わったりしましたか。

パピオカ:
書く前はさっき言った通りお姉さん肌なところっていうのを重視して書いたっていうのはあって。けど、今日の明け方の方にちょっと考えたりもしたんですけど、なんか春香ってすごい欲深いなと思って。欲深いっていうか、たぶん本人はそんなに思ってないんでしょうけど、もっと何々したいとか、そういう自分がやりたいことを大事にしている子だなあっていうのは思ってますね。なんでまあさっき美奈子が自分より周りっていうのが前面に押し出されているアイドルだと思うんですけど、その一点でやっぱ春香っていうのは周りも大事にするんですけど、自分のやりたいことっていうのはこう太めに描かれているなと思うんで、そこに差はあるなって思いました。

——いいですね。共通点を見つけようとして色々比較していくと逆に違う点も一緒に見えてきますもんね。メインコミュ68話は自分がやりたいことという点において特に顕著ですよね。

パピオカ:
このコミュめちゃくちゃ好きなんですよね。

——『もっとアイドルになりたい』という。

パピオカ:
『もっとアイドルになりたい』っていうセリフちょっと深すぎない!?と思って。『もっとアイドルになりたい』ってなかなか言える子いないなって思うんですけど、やっぱ春香が言うとそうだよなって変に納得させられるっていうか、それまでの背景もありますし、すごく感じますね。

——そうですね。春香も春香で確かに貪欲なところっていうのは結構あって、本人が意図してかせずかはわからないですけど。センターというかリーダー的な役割として、周りに良い影響を及ぼしてくれるとまあ嬉しいですね。

——パピオカさんの方で補足したいこと・改めて伝えたいことはありますか。

パピオカ:
そうですね……この欲深いっていうのはこの記事には書いてなかったんで、今日感じた・考えたことをもっと話したいところですね。春香っていう存在が常に走り続けているじゃないですか。こう15年間以上。その子が出す曲、「キラメキ進行形」っていう曲を歌って、やっぱ進行形っていうのはずっと走り続けている・走り続けないと歌えない楽曲だと思うんです。そういう意味でも春香ってアイマスの顔でもあるし、そういう子がずっと走り続けてくれてるからこそ美奈子とかもそうだし、他のアイドルも影響を受けてっていう全体の波を作り出してくれる存在だなあっていうのをあらためて感じたので、やっぱりメインコミュ68話は好きですね。


ライブじゃない裏側の本音

——今回特集テーマ"Haruka with…"にちなんで、春香とこのアイドルの絡みがもっと見てみたいといった希望はありますか。

パピオカ:
そうですね、今のところだと結構満足してて。この間のミリアニ9話で、未来ちゃんと春香のステージ上での会話がありました。あくまで今はって話なんですけど、これに結構満足してるなっていうのがあって。信号機の3人それぞれ静香と千早、翼と美希で会話されたと思うんですけど、僕は春香と未来ちゃんのところがすごく好きですね。

——私としても春香と未来が意外とガッツリ喋る事って機会が多いわけではないので。私もあそこは観て確かに満足しましたね。

パピオカ:
人間性が見えるところ
ですよね。ライブではなくライブの裏側の話じゃないですか。そこで『一人も見逃したくないって思う』て多分言ってたと思うんですけど。この裏側でそれを言ってるってことはもう本当なんですよね。ライブで言ってる「一番奥まで見えてるからねっ」て、言ってるのがあれ本当のことじゃないですか。そこの説得力っていうのがライブじゃない裏側で言ってくれたことでさらに説得力が増して、『一番奥まで見えてるからねっ』てセリフを聞いたとき、さらにグッとくるなって思いました。

——私が今その視点を持っていなかったのですごく新鮮でした。確かにステージという表で出す建前と裏の本音というネガティブな方向に使われることも場合によってはあると思うんです。でもその裏側で出た本音というのが本物の気持ちっていうことがあそこで描かれているって思うとあらためて見方が変わってきますね。

パピオカ:
そうなんですよね。まあ中村繪里子さんもいつもライブしているときは言ってくれていると思うんですけど、天海春香として出ていると思うので。アニメ以降はオールスターズのライブまだないと思うんですけど、ライブでまた聞きたいなって思いました。

——そうですねミリアニを受けてのミリオンもそうですし、765PRO ALLSTARSの方もまだまだできることがあるんじゃないかなと思うので、そこは今後も楽しみですね。

パピオカ:
やっぱずっと走り続けてるんでこれからの活躍も楽しみなところですね。

気になった作品

——続きまして学会誌Vol.4。割と分厚い本になってしまったんですけど、こちらはもうすべて読まれましたでしょうか。

パピオカ:
まだ全部は読めてないんですけど、とりあえず他の方が書いた"Haruka with…"のところは読みました。

——ありがとうございます。全体で今読めたところだけでも大丈夫なので、気になったイラストや文章があればご紹介いただければと思います。

パピオカ:
そうですね。それこそ、ペチマさんが書いてくれていると思うんですけども「天海春香と月岡恋鐘から見るアイドルのあり方」っていうエッセイですね。恋鐘っていう子とも美奈子はリンクする・似ているって感じなんですけど。まず、似てなかったらMOIWであのハンバーグの歌(恋のHamburg♪)多分歌ってないと思うんで。(歌唱者は)各ブランドを代表した家庭的な子っていうので選定されてて。恋鐘、美奈子、信玄さんが響子っていうデレマスの家庭的なアイドルの曲を歌っていました。そことあわせて、恋鐘も春香と似てるんだなって言うのを書いてくれてて、どんどん輪が繋がっていく感じがして嬉しくなりましたね。

——いやどうですかペチマさんは。

——そうですね、確かに僕もMOIWで一緒に歌っているところを見たとき、恋鐘と美奈子って意外と家庭的な面だったりとか仲間想いというところも含めて共通点の多い子だと思ったので、美奈子Pのパピオカさんにそうおっしゃって頂きますと、書いた私としても非常に嬉しいですね。

パピオカ:
あとですね、共通点・類似性という話があって一つ目はリボンであるって書かれてて「あっ、こっちもや!」と思って。あと恋鐘も実家が定食屋だったと思うんですけど。そこらへんも似てるなっていうのは思いましたね。

——確かに、面白いですね。結構美奈子と恋鐘でも繋がりがありますね。ありがとうございます。

パピオカ:
あとは、そにっぴーさんの作品はすごい読みごたえがあるなって思って。担当っていう言葉をすごく大事に、だけど結構重めにみてるじゃないですか。

——まあこれはそうですねはい。

パピオカ:
多分そにっぴーさんは「笑って!」ていう曲がすごい好きだと思うんですけど。そこをまずCleaskyが歌って、そこからエレナと美也に関して紐解いていって担当になっていく、という過程がロジカルといいますか感情もあるんでしょうけど、そにっぴーさんらしいなっていうのを読んでいて思いました。

——いやあありがとうございます。もしあればで大丈夫ですけど他はございますか。

パピオカ:
あとひーるさんの書かれているはるかれん(「はるかれん」を語る 〜Shiny Smiles! 〜)ですね。はるかれん描写多いよなと思ってはいて。だからそれをまとめてくださってすごい助かりましたね。3回も同じピックアップガシャで出されてるんだっていうのはすごい驚きでしたね。

——このひーるさんの文章が印象に残った方は今まで聞いても結構いらっしゃって。やっぱり自分は注目してるから当たり前に思っていても、意外と注目していなかった人からすると新鮮に思うってこともあるので、やっぱり"Haruka with…"みたいな企画というのは是非色々な人に発信していってほしいですね。

パピオカ:
いやそうなんですよね。それもやろうと思った理由なんですよ。やっぱ自分の中での当たり前って、人にとっての当たり前じゃないなっていうのをすごい感じてて。まず美奈子Pじゃない人が美奈子のことをそんな全部知ってるかっていわれるとそうじゃないと思うんですよ。その時点で自分が担当Pとして良さを伝えるっていうのは一つ仕事、仕事というほどではないかもしれないですけど、まあやりがいのあるところだなっていうのがあるんで。そういう意味でも担当にフォーカスしている人じゃないと書けないし、言葉を発せられないと思うんですよね。それをこういう機会で表現できるっていうか、もちろん日々のツイートとかでもすれば良いんですけども、やっぱりこうやって本にまとめてくださるとすごい助かるところですね。

——そうですね。そういった意図で参加してくださると、"Haruka with…"をやった意味が春香Pとしても、逆にその他のアイドルのことを知りたいっていう意味でも、すごくありがたいなと思います。

パピオカ:
あとこの環のカードの後ろにはるかれんいるんだと思って。これは見てないとわかんないなって。これは、はるかれんに注目していないとわかんないなって。背景とか普段あまり見ないじゃないですか。これは担当とかじゃないとわかんないところだなと思ってすごいグッときましたね。

——映り込みはなかなか担当じゃないと把握してないですよね。

パピオカ:
いやそうなんすよ。映り込みは本当にそうなんですよ。

——そういう細かいところをどんどんと、実はこういうのあるんだぜっ!ていうのを発信していく価値があるかなというのはありますね。

パピオカ:
もう細かいところ、ミリシタの運営さんが意図してないところでもこう良さっていうのは伝えていきたいところですね。

担当じゃないから見えるもの

——もし天海春香学会がVol.5ができたとして、どんな作品を書いてみたいですか。

パピオカ:
そうですね。やっぱりまあ僕がミリオンライブっていうコンテンツをメインでやっているので、ミリシタ関連で春香のコミュとかっていうのを、多分どっかありましたよね、この学会さんの方でも誰かがおすすめコミュとか紹介してると思うんですけど。

——れぽてんさんの作品ですね。

パピオカ:
そうですよね。なんかそれに近いことっていうのは僕でもできそうだなっていうのは思います。なのでそういうことはやってみたいですね。あとミリシタのゲーム内の曲を紐解いていくっていうのもやってみたいなって思います。

——さっきも話しましたけど担当以外のものはなかなか覚えてない、なかなかフォーカスできないということもあると思うので、すごく価値のあることだと思います。

アイドルの本質

——パピオカさんの方で言い忘れたことは何かありますか。

パピオカ:
言い忘れたことですか。まあそうですね、僕から言えるとしたら、あんまり関係ないですけどTeam1stのドラマパート聞いてくださいっていうところですね。

——本当に良いドラマパートなんで聞いていただきたいですよね。

パピオカ:
Team1stっていうのはアニメだと静香と志保とかの方に枠を割かれてたので、やっぱこの4人としての描写っていうのは、ドラマパートとイベントコミュで知って欲しいですね。これはアニメイベント全部に言えるんですけど、個人にフォーカスしていて完成度が高いなって思うんです。ゲーム内のミリシタのイベントコミュ、ドラマパート聞いてもらえると美奈子だけに限らずほかの子もそうだし、アイドルの初発的なところというか、一番メインに置かれている部分をちゃんと描写してくれてる感はありますね。

——短い中でも本質をついていると。

パピオカ:
いやそうなんですよね。まあ6年も7年も続いているゲームなんで、あらためて新規の人たちに見てもらいたいんだろうなって意図を感じながら思った次第です。

自分から走り続けている

——最後に、このインタビューではお決まりの質問です。あなたにとって天海春香とは。

パピオカ:
はい、天海春香とは。ちょっと被っちゃうところもあるんですけど、自分から走り続けている。ここですよね。描写として運営側も意識してると思うんですけど、そういう春香っていう子が走り続けているからこそのブランドであり、劇場内のアイドルも頑張ろうって思えてるんで、リーダーっていうわけではないんですけど、そうさせてくれるっていうか、ほかの子や僕とかプロデューサーもですね、なんか走らせてくれる。なんですかね旗みたいな存在っていう感じだと思っています。

―――

美奈子Pという新しい視点から天海春香について語っていただきました。

天海春香学会Vol.4はBOOTHにて頒布中です。また、既刊も一部ございますのでご興味のある方はお手に取っていただけますと幸いです。












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