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縮尺とスケールとシルエット

こんにちは。こんばんは。吉田です。

杜の都、仙台で工務店と設計事務所を営んでいます。

Architect innovation株式会社という名前の会社です。

注文住宅の設計、インテリア、工事を行っております。

本日は“縮尺とスケールとシルエットと比率“について書かせていただきます。

弊社はご提案するもの、スケッチ、風景画など全てにおいて重要に考えていることがあります。

① 縮尺
② スケール感
③ シルエット
④比率です。

① 縮尺について
縮尺は主に図面に関係します。

1/1で図面を作成するのは、現実的に難しく
1/100・1/200・1/300・1/50などを利用して図面を描きます。

これは、何の図面をどの縮尺で描くなんてことは決められていません。
何が重要か。
“相手が見やすいかどうか“です。

1/100に文字を細かく書いても、相手には伝わりません。

どんな縮尺に設定して、図面を書き出すか。

お客様、職人さん、メーカーさん職人さんに年配の方がいらっしゃれば、通常よりも文
字を大きくする。そんなことが大切かなと思います。

②スケールについて

スケールとは、“物差し“を決めるということです。

スケッチを描くときに気をつけています。

スケッチを描くときに描き始めの一本の線があると思います。

その線を基準に描いていくということです。

最初に描いた一本の線が実際には、2400㍉の天井の高さを表す線とします。

これを基準にします。例えば、次に2000㍉の建具を描くとします。

最初に描いた線から400㍉短い線を描きます。

すると、2400㍉の基準の線と2000㍉の基準の線と400㍉の感覚のスケールができます。
次に1000㍉の腰壁を描きたいなら、2000㍉の半分くらいになります。

このスケール感を崩さないように気をつけています。

このスケール感を崩さない = お客様により伝わるスケッチが描けると思っています。

③シルエットについて
シルエットは家や内部のデザインだけではなく、洋服などでも同じくらい大切だと思っています。
人間が服を身につけた時のシルエット。
これが、変な感じだと高級な洋服でも似合わないです。

全体の雰囲気と形がチグハグだと気持ちが悪いということです。

これは、家でも同じです。

部屋全体のシルエット(雰囲気と形)があると思っています。

言葉で説明するのが、難しいのですが設計士は、完成した時だけではなく家具を入れて、お客様が生活している状況も想像して間取りやインテリア、照明、カーテンなどを決めます。

詰め込みすぎてもだめ。入れなさすぎてもだめ。

ある角度から見た時には素敵だけど、別な角度から見たら
木口が見えるとか。

全体の雰囲気と形が本当にとても大切だと思います。

④比率について

建物はほとんど、四角いものの集合体です。

その四角いものには、
・wide(ワイド)=幅
・height(ハイ)=高さ
・depth(デプス)=奥行きがあります。

これには、ニッチなんかの飾り棚も含まれます。

ニッチにも幅も高さも奥行きもあるからです。

これらをいかに美しく見えるかを考えてご提案させていただきます。

例えば、化粧の格子の間隔なんかもそうです。

これも四角いものの内に入ります。いかがでしょうか。

これら4つの内容はお客様によって異なります。

決め打ちされたものが当てはまることはありません。

どうぞ、なんでもお気軽にご相談してください。

本日は、“縮尺とスケールとシルエット“
について書かせていただきました。
 
宮城県全域、仙台市内で建築工事、建築設計、デザイン全般を
行わせていただいております。

家づくりで何か気になる部分がございましたら、
お気軽にご連絡いただけますと嬉しいです。

本日もありがとうございました。
 
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