妊娠34週 切迫早産で入院…

2022.10.22記載

10月16日、切迫早産で自宅安静中の夜、涙が出るくらいひどい腹痛に襲われた。横になっても治るどころかどんどんひどくなる。これはマズイ…と素人でも分かるレベル。陣痛かとも思ったけど、それにしては急すぎるし、痛みの間隔はなくずっと痛い。

耐えきれなくて、産科の夜間外来に電話をしたら診察をするので入院の準備をして来てくださいとのことだった。この時点で、今回ばかりは入院かもって思った。

夫にタクシーを呼んでもらい、荷物を準備してもらい(入院準備は9割していたけど、最後に入れたいものなどを入れてもらった)何とか病院に着いた。夫に感謝しかない。これが平日の昼間で一人だったらベッドで泣いてるしかなかった……。

診察の結果、痛みはお腹の張りと共に強くなるということ、家に帰せないぐらいにはお腹が張っているということだった。そのまま人生初の入院。診断名は切迫早産。24時間点滴生活の始まりである。

10月17日、深夜まで点滴の量を調節(すごく増えた)してもらったおかげで昨日の激痛はかなり和らいだ。しかしまだ波がある。動いたり食べたり、胎動があるとウッ…と痛くなる。

夕方にシャワーを浴びることができた。点滴をしたままどうやって入るのだろうと思っていたが、針部分と機械はタオルとビニールで保護、服は看護師さんに手伝ってもらい着脱して、シャワーを浴びる。なかなか気力がいるので3日に1回でいいやって思った。

ちなみに先生も看護師さんもみんな親切で優しい。超優しい。


10月18日、お腹の張りも痛みもかなり落ち着いているので減薬してもらった。副作用で手が震えたり、頻脈になってしまったこと、「はやく帰りたい」という希望を聞いてもらってのことである。

毎日NST(ノンストレステスト:お腹に吸盤みたいなのをつけて赤ちゃんの心拍とお腹の張りを調べる)という検査をするのだが、吸盤を貼ろうとするといつも我が子が暴れ出す。今日も赤ちゃんの心臓の上あたりに貼ったところで、ボコボコボコと動きだした。看護師さんに「赤ちゃん逃げちゃいました!(笑)」と言われ、貼り直した。我が子よ、わざとやってるのか…?

お腹とは関係ないが、顔面と頭が痛い。夜中に歯軋りしてるのかな?隣の人、ごめんなさい……。

10月19日、お腹はほぼ痛くなくなり、張りも弱くなり、さらに減薬してもらった。早く帰りたいなあ、お金いくらかかるかなあ、とばかり考えている。
ぐるぐる考えすぎると気が滅入るので、U-NEXTでローゼンメイデントロイメントを観た。昔から雛苺が好きです。

10月20日、経過は順調で、ついに点滴を外してもらった。内服に変更して、問題がなければ明日か明後日には退院できるそうだ。好きに寝返りもうてるし、トイレにわざわざ機械を持っていかなくてもいいし、点滴のない生活最高!
点滴がないので一人でシャワーにも入れた。すっきり。この辺りから顔面の痛さが和らぐ。やっぱりストレスのせいだったのかな?

夕飯はビビンバと聞いて久しぶりのピリ辛が楽しめるかと思っていたが、想像とは違った(笑)薄味のビビンバだった。
大学病院なので、ご飯は学校給食のやや上位互換という感じである。テンションが上がるものではないが、手作りで栄養のある温かいご飯を病室まで運んでくれるのだからありがたい。これで460円。好き。

10月21日、午前中にNSTをした結果、問題がなかったので退院できることになった。お家に帰れる!めちゃくちゃ嬉しい!
たった6日間だったが、とてつもなく長く感じた。何ヶ月も入院している方は大変だと心の底から思った。病室にいると外の天気も季節も分からなくなってしまう。コロナで面会も完全禁止だし、身体がよくなっても心が死にそう。

家には帰れるが、正期産の37週までは自宅安静が続く。また家でまったりさせてもらう……。夫よ、ありがとう。

ちなみに私が恐れていた入院費は約14万円だった。これに借りた病衣など自費分を足すと14.5万円くらいかな?うーん、高い!

だがしかし、日本の医療制度はありがたい。後に高額医療費請求で数万は戻ってくる予定だ。また、民間の安めの保険にも入っているので、診断書代などを考えても持ち出しは7〜8万円くらいだと思われる。

このままどうか母子共に健康に産みたいな……。

#出産レポ
#切迫早産

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