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「すべては、気の持ちよう」だいすきなおばあちゃんと会えた日♡


家族で、おばあちゃんに会いにいった日。
おばあちゃん今年で90歳。
90年も生きているって本当にすごい。


そんなおばあちゃんは、
身体がしんどいときもあるみたいだけど
わたしたちがいくと、いつも
「うれしくて喋りすぎてしまう」と言って
おもしろい話をたくさんしてくれる。

わたしも嬉しいし、楽しいよ。💐
だからそれを残したくてnoteを書く。


おじいちゃんは生前、寡黙な人だったらしい。
確かにいつもニコニコして
わたしたちの話をよく聞いてくれていた。
そんなに自分からぐいぐいと喋る人では
なかったな。穏やかな印象があった。


お酒がだいすきなおじいちゃんは
カラオケも大好きだったのかも、と知った日。


父が20代の時に、
家族で伊勢に旅行をしたと聞いた。

その日の夜に
父と、父の兄、そして父の父
つまりわたしからみておじいちゃんの
3人でバーかカラオケに行ったらしい。
そこらへんはあまり覚えていないと。
だって30年以上も前のことだもんね!

そこでおじいちゃんは
今までに見たことがないくらい
熱唱していて、びっくりしたと。


きっと、仕事で忙しく
家では愚痴や不満も吐かない
強いおじいちゃんは
大好きなお酒と、歌を熱唱することで
ストレスを発散していたんだろうな。


それで少しでもスッキリできてたらいいな
と、孫のわたしは思った。


おばあちゃんの家には大きな食器棚がある。

おじいちゃんが家具の仕事(詳しく分からないのでこう書いている)をしているのだが

その大きな食器棚を
仕事で別の家へ運ばれる時に傷あったのか、
取り替えになり、
その家には新しい食器棚が運ばれた。


その傷のついた食器棚は、
おばあちゃんの家にあった。


「っていうことは、おじいちゃんが買い取ったっていうこと?」
と、聞くと
「傷があるからお買い得やったわ〜」
と、笑いながら言った。


おじいちゃんはその当時
「この食器棚のお金は、給料から引かれる」
と言って、食器棚を持って帰ってきたそう。


(え、その食器棚の傷っておじいちゃんのせいなの?それで買い取らないとあかんの?)
と、わたしは思ったのだけど


「お買い得やったわ〜」
と、昔を懐かしむように微笑むおばあちゃんを見て

父は、
「気の持ちようやなぁ」
と、言った。


たしかに。
すべては、気の持ちようである。

誰かから見たら
心配に思ってしまうことも
本人からしたら幸せなことだったり

苦しそうに見えて
それがやりがいになっていたり


ある一側面を見ただけで
全てを分かった気になるのは違う。
それは間違っている。


おばあちゃんがしあわせそうだった。
おじいちゃんが生きていた頃の話を
いつもより聞くことができて嬉しかった。


なにより直接会うことが大切で
顔を合わせて話すだけで
人はこんなにも元気をもらえるんだな
と、改めて思った日だった。

すべては、気の持ちよう。
どんなことも捉え方次第で物事は大きく変わる。
ならば、自分のいいように、
ハッピーになるように変換したい。

そんなだいすきなおばあちゃんに
また早く会いに行くと決めた。

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