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これが小売の現実です!ーSNSを使って、楽しく好きなお客さんだけと仕事する時代

売り込みをしないで、まずはお客さんと仲良くなろう

エクスペリエンスマーケティング(通称「エクスマ」)というマーケティングの塾でそう習ったわたしは、2年半ほど前からひたすら「お客さんと友だちのように仲良くなろう」ということに意識を向けて仕事してきました。

商品の紹介をするだけなら、どんな販売員でもいいはず。
でも「わたし」という個人を出して、わたし自身を気に入ってもらう。その結果、わたしが大好きで気に入っている商品を買いたいというお客さんが出てくる。

こんなこと、とても荒唐無稽に思えた(2年前の当時は)

それでも続けてきたのは、自分の商品が日本一!!っていう自信もあるし、このエクスマというマーケティングの考え方がすごく好きになったからというのもある。


バラエティの化粧品売り場は、メーカーが混在する。その中で、

売上で評価が決まる販売の世界

しかも毎日違う店舗に仕事に入るので、一度会ったお客さんとまた会える機会は皆無だと言われているバラエティの売り場に入る販売員

そんな中でも、SNSというツールがあるんだったら、やってみるしかない!
SNSを使って毎日続けてみよう。そう気持ちを掻き立てるものがあったんだ。


いま、この仕事を始めたときと自分の気持ちが劇的に変わったことがある。

「自分、つまり宮下藍という人間を好きになってもらう。その先に商品の流れを作ろう」

はじめた当初は、それはとても遠く長い道のりに思えた。

だって取り柄も趣味も特別、変わったものがないわたしを、どうやって好きになってもらうんだろう?

そんな葛藤が続くわけで、思考錯誤で販売をする毎日。
心がおれそうになり、それでも気持ちを持ち直して積み重ねる。

その結果が出たような気がする

安売りいっさいなしでも会いに来て買ってくれるお客さんが2日間でこんなにいる
「コスメ買いにきただけなのに、こんなに楽しいワクワクするのって藍ちゃんすごいね」って言ってくれる。


そうだ、小売の現場が少なくなっても、販売の仕事が激減してもわたしはひとりしかいない。だからいいんだ。

叩き上げのわたしが培った小売の現実です。楽しく好きなお客さんだけとお仕事する。そこを追い求めて生きてるんだ


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