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果実の愛

「陽の光をたくさん浴びて愛されて育った果実たち。
  実れ実れと願われて、愛で満ちた実のように、
   貴方の物語も愛で溢れた結末でありますように。」

今回の制作のテーマとして掲げた「果実」

私の思い描く物語の主人公は大抵、フィクションでもノンフィクションでも
誰からも愛されるような、果実をかじった時のほころぶ笑顔のような。
そんな雰囲気の子たちです。

いろんな形の「愛を受ける者」の対象として
掲げた果実をモチーフに制作した今回の「fruits pop」

その「愛情」が、
家族に感じる暖かい家族愛なのか
恋人に感じる愛しい恋愛感情なのか
友人に感じる終わることがない友情なのか

それは物語の主人公である貴方に委ねたいと思います。
いずれにせよ愛で満ち溢れた結末であることを、私は願いながら。

———

先日、無事に「の、もと。展」5日間の会期を終えました。

このご時世にも関わらず足を運んで下さった方々。
遠方だからいけないけど、と気にかけてくださった方々。
皆さま本当にありがとうございました。

今回初めてちゃんとお洋服とジュエリーを1から制作して展示することができました。

お洋服はテキスタイルデザインをするところから、
ジュエリーは粒の銀を買ってきて溶かすところから、

言葉通り1から全て自分の手で作り上げた最初の作品達です。


出来上がった作品を並べてたら幸福感が溢れて止まらないし、
それを誰かが素敵だと思ってくれるなら嬉しくて頬が緩んでしまうし、

決して安くはない値段でも手元に迎えてくださる方がいると、その人の人生の物語の一部に加われたような嬉しさで泣いてしまいそうになります。

経験も技術も知識も、勉強中の私ですが、ものづくりに対する心根は変わらず、学ぶことをやめずに一歩一歩前に進んで行けたらと思いますので、ぜひ暖かい目で見守っていただけたら嬉しいです。

作りたいものが作れるようになったら、今度はその中にどう素敵な要素を詰め込めるか、もっともっと良いものにできるかですね。

これからも素敵だなと思っていただけるような物を沢山作れるように頑張ります。


最後にはなりますが、
作品撮影のために忙しい中カメラマンを引き受けてくれたまいまい。
真冬の寒いスタジオの中でもくるくる変わる表情でお洋服を素敵に魅せてくれたさづちゃん。
なかなか自分から聞きに行けない私にも優しく声をかけてご指導下さる彫金研究室の先生方。
制作の相談に乗ってくださり、指導だけではなくアトリエまで貸してくださったHOW TO VENUSのあやなさん。

書き切れないけれど、今回のグループ展の開催、制作に関わってくださった全ての皆様、ご来場くださいましたお友達、お客様に、心からの感謝の気持ちを伝えたいです。

ありがとうございました‼︎
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。

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