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ITエンジニアの向き不向きって本当にある?に答えます。

ITサービス売上高日本一の会社で働いていた私が、ネットにあふれる「ITエンジニアの向き不向き」について答えたいと思います。

私自身、仕事ではASP.NETとJava、趣味でPHPをやって独立して、今はRubyを勉強中です。

私の同僚や先輩にもすごいやつはいて、GAFAMにプログラマーとして転職したり、セキュリティホールを見つけるのが趣味でJVNというセキュリティ報告サイトに何度も自分の手柄が載ったり、一番すごいのはLinuxのコミッターで会社の仕事を全然せずに給料もらっている人もいました。

そこまでいかなくても、トラブル発生時にふらっと打ち合わせに来て、原因指摘していく先輩や、3日間原因がわからない不具合を4時間くらいで調べた後輩など、頭の中どうなっているんだよ。というITエンジニア(立場はエンジニアだけど、コーディングで体が構成されている)ばかりでした。

そういう人を横目に見たり、飲み会で話したりした結果をご紹介します。

巷で言われる「向いていない人」の特徴と考察

まずは、ネットで「ITエンジニア 向いていない人」で出てくるサイトの上位20位くらいを引っ張ってきて、私が考察します。

##数学が苦手##

これめっちゃよく聞かれますが、数学苦手とか理系じゃないとか全然関係ないですからね。

私は、大学バリバリ文系で新卒で3ヶ月間研修でJavaやりましたが、3ヶ月後は情報系大学の同期よりコーディング早かったです。

そもそも文系と理系に分けるの日本だけですし、数学とプログラミングは全く関係ありません。

機械学習とかコンピュータサイエンスをやるなら必要ですが、仕事でやる分には算数が分かれば大丈夫です。

##ITが嫌い##

パソコンが嫌い、ITサービスを使うのが嫌だ、できるだけデジタルなものには触りたくない人にとって、ITエンジニアは苦行です。やめましょう。

使うのが嫌なのに、作る側に回れって言ったって無理ですよね。

##プログラミングが嫌い##

プログラミングは実際にしばらくやってみないとわからないので、20時間くらいやってみて嫌だったら、やはり苦行になりますね。

Progateのようなオンラインでコーディングして動きます。はここには当てはまらず、自分のPCで環境構築して、エラーがいっぱい出る中で試行錯誤して1つ機能を作ってみることが1つの基準です。これが約20時間。

ここまでして嫌いだったらやめましょう。

そうでなければ、まずはそこまでやりましょう。

##疑問や課題意識を持たない##

これはそもそもITエンジニアに限らず、優秀なビジネスパーソンには必須のスキルです。

いわゆる課題発見力と問題解決力ですね。

ITエンジニアの職業につくとこれは嫌でも身につきます。

本気で課題を発見して、問題解決に取り組まないと、全部自分に返ってきて、時間も精神も使うのは自分なので、めっちゃ頑張るようになります。

##地道な作業や調査が好きでない##

これもITエンジニアには必要ですが、それ以外の職業にも必要ですよね。

営業もマーケティングも販売も経営も、どの仕事も地道な作業や調査から成り立っていて、華やかに見えてもそれは一瞬のことが多いです。

##自分で試す好奇心や自発性がない##

好奇心はとても求められますね。IT業界は他業種よりも進化が速いので、情報のキャッチアップをしないと手持ちのスキルはすぐに使えなくなります。

私が採用をしていたときも、知的好奇心が旺盛かどうかはいろんな質問をぶつけて確認していました。学びたいモチベーションというのは給料でアップさせられないからですね。

あと自発性は、他業種とそんな変わりません

自発的であったほうがいいと思いますが、自発的じゃないから向いていない、とまでは言えません。

私が見たすごいエンジニアは、興味の強い範囲にはすこぶる自発的でしたが、それ以外は全くという方が多かったです。

##几帳面ではない##

細かいことを気にするタイプの人のほうが、よくできるというのは本当です。

私は几帳面じゃないタイプで、この点については結構悩みました。

システム開発していると、原因分析のためにバグを出した箇所の担当者をバグの多い順とかで出すんですが(ひどいよね)、私は結構凡ミスやらかすタイプで、何度も落ち込みました。

大きなやらかしも2度ほどあり、かなり辛かったですが、でもちゃんとコードレビューしてもらうなどのチェック機構を入れれば、対処できます。

逆に私は、ざっくりしている分、不具合を見つけるのは早いタイプでした。

ですので、強みを活かしましょう。

##集中力が続かない##

これも優秀なビジネスパーソンが持っている資質だと思います。エンジニアだから必要とかではないですね。

むしろITエンジニアのほうが、シングルタスクで取り組めることが多いので、マルチタスキングが嫌な人はおすすめです。

##論理的思考よりも感覚的思考を大切にしてしまう##

論理的思考は大切です。でもこれはプログラミングをすれば身についていくので、ないとITエンジニアになれないということはありません。

感覚的思考も私は必要だと思っています。

相手がコンピューターのとき(デバッグや障害調査など)は100%論理的思考でいかないと、相手は論理の鬼なのでだめですが、ITエンジニアの仕事は対人間の仕事が多いので、人の気持ちを読み取ったり、相手の感情に合わせて説明の仕方を変えたりする必要があります。

ですので、両方バランス良く、が大事ですね。

##目標が曖昧##

ITエンジニア全員が明確な目標を持っているかというと、全然そんなことはありません。

短期的にも中長期的にも、目標に向かって走っている方がいいのは確かです。

##コミュニケーションが苦手##

ITエンジニア(プログラマーも)はコミュニケーションしなくていいみたいな風潮がありますが、全く逆です。

コンピューターと人間の仲を取り持つのが、ITエンジニアの仕事ですので、コミュニケーションがきらいだと苦行です。

よほどリモートワークで小さいタスクが勝手に降ってきて、それを機械的にやっていくみたいな仕事ではない限りは必要です。

私が思う「向いている人」の特徴

冒頭にあるとおり、私の回りですごかったITエンジニアたちに共通する特徴をご紹介します。

##ITが3度の飯より好き##

当たり前ですが、絶対的な投下時間が違います。

恋人よりも、ご飯よりも、服よりも、音楽よりも、ITが好き。

仕事で散々プログラミングしといて、帰宅後プログラミングをテーマにしたブログを書き、ブログを書くために新しい技術を検証してました。

もちろん必要なソフトやサービスは自費で購入し、週末も技術イベントに行きまくり、いやむしろ会社名隠して登壇してました。

そんな人に、私はなりたくない。

##トラブルを楽しめる##

旅行に行って工程表通りに行かないとイラッとする人いますよね。あれの真逆です。

トラブルが起きたら、真っ先に駆けつけ、調査を始め、自分の仮説をぶつけてくる。

お願いしてもいないのに一緒に残業してくれて、ウキウキしながら上司に怒られ、お客様に怒られる

横で見ていると、こういう人が「M」なんだな。天才と変態って紙一重だな。と思いました。

でもトラブル中は精神的にすり減るので、横で目をキラキラさせながら仕事している先輩を見て、とても勇気づけられるのは確かです。

##面倒くさがり##

これはほぼ全ての人に共通する資質です。

エンジニア職以外の仕事をやってたら絶対やばかっただろうなと思うくらい面倒くさがりが多かったです。

まず交通費などの各種申請やらない。客先での残業申請しない。これお金に関わるんですよ!でも面倒だからしない人がいました。

あと会社の方針などでやらないといけない事務作業とかを上司やその上の上司に噛み付いて、徹底抗戦する人もいました。

たぶんやったほうが時間短くなるよね。って思いながら見てました。

でも面倒くさいってめちゃめちゃ大事です。

面倒くさがりだから繰り返す作業は、ツール作ってプロジェクト内に配布したり、開発するシステムの要件とかももれなくダブりなくなんですよ。

基本、何度も同じことを本人がやりたくないから、っていう動機づけなのですが結果的にめちゃめちゃ助かるということが多いです。

##曖昧なまま突き進む##

ITエンジニアは常に論理的思考が必要な仕事ではあるんですが、ここ10年で新しい技術がどんどんでてきて、その一つ一つはもはや自社開発でないことがほとんどなので、わからないこともたくさんあるんですね。

実際にそれを使ってシステムやサービスを作っているけど、使っているエンジニアたちもどう動いているかプログラムベースで分かっていないことが多いんです。

そうするとトラブルがあったときに原因を分析していても論理的に息詰まるんです。だってわからないから。

その場合、結局最終的にはこれまでの経験と直感を信じて、対策を打つんですね。

その曖昧さを見極めて、これでいこう!ってなるときがすごいです。

そしてたいていうまくいく。

もはや魔法使いなのかな?って思いました。

あと新しい技術が出てきたときも、これなにに使えるんだっけ?そもそもどうやってできてるんだっけ?な状態でも、ガンガン勉強して、社内で勉強会とかも開いてくれます。

プログラミングはきっちりやらないといけない反面、こういう曖昧さを抱え込むことも重要な要素です。

##自分が全て正しいと思っている##

これ仕事だととても頼りになります。

自分が正しいと思うまで情報をあつめて、頭の中でシミュレーションして、絶対大丈夫!だと思っていることなので、大体合っているし、それが仕事をすすめる上で大きな助けになります。

ただプライベートで付き合うとなると、絶対に付き合いたくないです。

めっちゃ自信家で他人の意見を聞かず、自分の意見を押しとおし、それを悪いと微塵も思っていない。

でも仕事はすごいんです。

最後に

ここ数年、プログラミングを始めるハードルがますます下がっていているので、まずはProgateなんかを触ってみて、好きかな?嫌いかな?ってやってみるのがいいと思います。

間違ってもいきなりスクールに入ったり、転職をしてしまったりしないようにしてください。

小さくスタートして、徐々に学んで、いけるなと思ったら、スクールや転職をするような心構えでいきましょう。

もしこの記事を見て、お悩みに方はぜひあんどうまでTwitterDMをくだされば、ご相談にのりますので、気軽に声をかけてください。







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あんどう|しなやかエンジニアラボ

プログラミングと生活に溶け込むテクノロジーを分かりやすく紹介しています。 大手メーカーでシステムエンジニア→副業でIT開発→独立してIT会社経営。マーケも経営もセールスもやるWebエンジニア。社会をよくするテクノロジーが好き。

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