普通の社会人

社会人2ヶ月目、GWなんて光の速さで過ぎ去って行った。

毎日毎日上司に挨拶して、他愛のない会話でその場をしのいで、気の合わない同期ともそれなりに付き合っていなければならない。なんて普通の社会人なんだろう。

大学時代、終電後の横浜駅西口叙々苑前で「俺は普通になりたくない」と叫んでいた若者はどこへ行ってしまったのか。

結局自分は1億2000万人いる人達の大多数を占める側になってしまって、思い描いていた周りの人とは違う大人にはなれなかった。でもこれでいいんだ。周りと違うことだって出来たはずなのにそうしなかったのはそれが茨の道になることが分かっていたから。

自分にそこを突き進む根性なんて無いのは中学の時から自覚していた。だからみんなと同じ、普通の社会人としてこれからも生きていくんだろうな。

何事も普通が1番。人より目立つことなく、そつなくこなしてそれなりに生きていく。常に60点で生きていれば楽しいことは少ないかもしれないけれど、気が狂う程辛いことだって少ない。つまらない人生だったとしても、昔も今もこの先もそうやって生きていく。

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