試合後の練習の仕方。格闘技者としての教養を身につける時期なんだ。
試合敗戦後からの鬱屈した時間。
練習を開始して気分は上向きに。いつだってここからだし、何度だってここから。また前に進むことができています。まだまだ足掻き続けるよ。
試合後の練習で大切にしていることは自分の幅作りです。
試合が続いたこともあって、試合に向けた技術体系を練りこんでいたので、リスクを排除する堅実な技術体系を作り込んでいました。グランドは上から攻めることを前提とした攻めだし、スタンドはクリンチとテイクダウン。ひたすら効率を考えて余白を極力無くして考えるので、やっていての面白みは無くなります。
試合後の練習は下からの攻めや、試合ではなかなかトライしない足関節を仕掛けたりと自分が楽しめる技術を取り入れています。テクニックを伸ばす練習の方法はいくつあるのですが、僕が取り入れている方法をざっくりと説明します。
階級下の相手や自分よりも実力が劣る相手との練習
これはやっつける練習と似ていますが、少し違うのです。階級下や力の劣る相手に対して、パワーで攻めるのではなくテクニックで会話をするように練習をする方法です。僕はバンタムやフライの選手とでもテクニックでキャッチボールをするようなスパーリングをしますし、実力下との相手でもテクニックで会話します。ここで新しいテクニックや自分が普段使わないテクニックが養われます。
猛者とテクニックありきで練習する。
日本の組技界の猛者である山田選手との今週の練習ではお互い試合後ということもあって、お互いにテクニックで重視の練習で展開はあるけれども、テクニックメインでお互いに譲るところは譲る練習でいい練習ができました。これは相手がいいリアクションをすることが大前提ですが大事な練習です。
大まかに分けると上二つの方法で幅を広げる練習をしています。
では何故、幅を広げる練習をするのか。
試合だけの練習をしていれば強くなると安易に考えてしまうものです。それ自体は間違ってはいないと思うし、試合に向けた練習だけでも一定の効果は出ると考えています。昔、川尻達也さんが「試合に勝つには試合に極力近い練習をすることだ」と仰っていて、ガチンコのスパーを腹一杯されていました。それ自体は彼が上げてきた成績を見れば一定の成果を上げることはわかるし、代償としてのダメージを抜きにして考えたら間違いなく正解だと思います。ただ、川尻達也さんは実はテクニシャンだけど。
幅を広げる練習をする理由は大きく分けて2つあります。
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