地方から夢見て出てくる選手志望の若者。

東京は地方出身者で構成されている。
確かに東京生まれ 東京育ちは聞かない。数人はいるけども優秀な人が多い。

格闘技選手になるとほとんどが地方出身者だ。
僕のように大学進学で上京してそのまま居ついたパターンもあれば、夢を追い求めて上京してくるパターンもある。格闘技の練習環境、試合チャンスと地方に比べたら東京は段違いであろうから、いい環境で勝負してみたいと思うのは何ら不思議ない発想だと思います。

僕がメインの練習場所にしているTRIBE TOKYO MMAにも地方から格闘技のために上京してきた若者が数名いる。新潟から来た笹選手は可愛くてたまらないし、何かあったら力になってあげたいなって考えている。とりあえず練習時の叱咤と練習後の下ネタくらいなのが僕の甲斐性なしなところだが。

そしてまたきた。今度は鹿児島から。
夜汽車に揺られてきたそうだ。仲間からの餞別で風呂なしアパートを借りたとこまで行けば、ドラマになるのだけどもそうはいかない。そこらへんの物語を作れないだけでプロ選手として一歩後退だ。

地元では腕に自信があったのだろうことは容易に想像がつく。そういえば一度、出稽古でプロ練習に参加してこっ酷くやられていたなあ。僕がやったことにされているけども、やったのは佐藤天選手であって僕ではない。やってないものはやってない。やったのは佐藤選手です。彼はヤってます。

早速、練習に混ざって気合い入れられて頑張ってた。

TRIBEのいいなあと思うのは練習を一生懸命やる選手に対しては選手のレベルに関係なく暖かい。優しいのではなく暖かい。家族みたいな言い方をすると反社会的に聞こえるし、マイルドヤンキーのようなので絶対にしたくない。とかく暖かいのだ。

オレは何もできないのでいい練習と上質な下ネタを提供しよう。

格闘技を選手として真剣にやる。
情熱先行で思うことは何度もあるだろう。ただ実行するものはそこまでいない。

冷静に考えたらリスクとリターンが見合わない。身体にも良くないだろうし、金も大して稼げない。現役10年やって一生分稼ごうなんて今の業界じゃあ思いもつかないだろう。(10年ちょっと前は思えた)

銭金の問題じゃないのだと思う。
そりゃあ銭は欲しい。でもナンボ積んでもこれだけは譲れない。そう思うものが誰もが一つはあるでしょう。それが格闘技だったんだと思う。

金があっても燻って生きるのは辛い。
僕は警察官やってた時に安定するけどもこれで生きてくのは地獄だなと思った。
やりたいことがあるのならば一生懸命やればいい。やりたいことが見つかっただけで人生は勝ち組だとも思う。銭金の問題でなく人生を豊かにしてくれるのじゃなかろうか。

いろんな生き方があっていいし、ほかの生き方を否定しない。

ただ好きなことを一生懸命にやる人生は本当に幸せだ。
オレは格闘技やってよかったぜ。そしてまだまだ闘っていくぜ。





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青木真也 shinya aoki

格闘技選手をしています。青木真也です。

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