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試合で決まったダースチョークを解説します。

試合の決まり手「ダースチョーク」が日本のファンの中で馴染みがない技だったのでnoteで説明記事を展開していきます。似たような技があったり、呼び名がいくつかあるので混乱を招いているようです。今日も格闘技記者の高島さんとダース、アナコンダで混乱していました。

ちなみにテレビ東京の解説を務めていた大御所格闘技ライターの布施鋼治さんはダースチョークともアナコンダチョークとも言わずに当たり障りのないことを言っていました。変形の肩固めってなんだよ。解説者は格闘技を翻訳して伝える仕事なのだから、「適当な仕事をするなよ」と思わなくもないのですが、そのくらい難しい技であったのでしょう。そんなわけねえだろ。

ちなみにabemaの解説の大沢ケンジさんはダースチョーク的確に解説されていて、さすが選手出身であるし、勉強されているんだなと感じました。さすがです。と言うか解説するなら当たり前なんだけどさ。当たり前のことを当たり前にできる人がいないってそれはそれで問題なんですけどね。

まあそれはそれとして。

ダースチョークはずっとあった技ではなくて、日本に出回ったのは2005年からです。僕が広めたんだと言うわけではないですが、僕が使い始めて世に出た技です。

2005年に練習でたまたま見つかった技。

2005年、22歳の時に練習中にこの技を極めます。
狙ったわけではなく偶然、極まったし、小手を巻いて内股で投げた後に脇を指して返されるカウンターとしてできた技です。実際に2005年8月の桜井マッハ戦で出しているし、そのあとのグラップリングマッチや、DVDで技術解説しています。

実際はそれよりも前にシャオリンが使っていた。

実際は2003年くらいのグレイシーマガジンでシャオリンが技術解説していたし、アメリカやブラジルのグラップリングシーンではよく見かける技だったのだと思います。

その当時の時代背景として、Youtubeがなかったし、技術DVDや技術書に頼るような状態であったし、市場もそこまで大きくなかったこともあって技術の伝播スピードは緩やかだったと思います。

同じ人間が同じルールで競い合えば同じような発想が出てくるわけです。結果的に自分で見つけたように思った技術が人が先にやっていたケースはよくあって、それはそれで良いし、自分で見つけた技術は教えられるよりも理解度は深いので、結果としてよかったと思っています。

面白いように掛かった2005年。

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