若手は上手な試合しなくていいよねって話。仕事にも置き換えられますよ。

パンクラスの解説に行ってきました。
格闘技の解説は上手に伝えるように心掛けているし、技術解説に関しては上手に伝えることができているんじゃないかと思っています。ケージレスリングの攻防や戦略に関しては横に並ぶ人はいないよねって思っています。(自信過剰)ただ声がガラガラなので聞き取りが難しいのです。なので一長一短。でもこれも個性です。

メインの3試合を除いたアンダーカードを解説させて頂きました。
メインで外れることは、あらかじめ決まっていたことです。何かあって外されたわけではないのでご心配なく。まあいくつか小包爆弾は仕掛けておいたので、「青木!このやろう!」と観測した方もいるかと思いますがご愛嬌。

さて。見ていて感じたことがありあす。

今の選手は前座の第一試合から上手です。
選手によってはスイッチしたり、ポイントメイクの高度な技術を使っていたりします。本当に上手。僕が見ていても上手だなあと思います。

海外のトップ選手の映像を見たり、指導者がハイレベルなことを最初から教えているのだと思います。そりゃあこれだけウェブが発達してたら誰でも情報を得ることができますよね。ググレカス!です。僕はググレカス!の向こう側の話をします。

「上手だね」と言われて褒められていると思ったら大きな間違いです。
プロ選手は上手よりも圧倒的な魅力を要求されます。凄みを要求されるものだと理解しておいて欲しいです。選手も指導者もです。インディーがインディーを作る構図は見ていて苦しい。バカがバカを作るみたいな。東大生の親の年収はみたいな話。

はい。上手でなくていいのです。では何を目指せばいいのか。

遮二無二、闘う姿勢を前に出して闘えばいい。それ以外にないです。
その姿勢があれば勝ち負けは横においてもいいくらいだ。それがなきゃいつまでもダメとも言える。圧倒的な闘志に歪な技術でいい。極端なものであればあるほど魅力を増すとさえ思う。凄まじい打撃とか、関節技が強いとか。

なぜそれでいいのか。なぜ上手でなくていいのか。
技術論、イベント論の二つで語っていこうと思いますのでよろしく。

技術論はと言いますと。
まずは小さくまとまって欲しくないです。国内トップ戦線を超えるまでは、戦略も技術も粗削りで、それでも勝ってしまうほどの力量でないと格闘技を生業にできるレベルにはならないと思います。せいぜい自分のPV作り、思い出作りで終わりです。格闘技で飯食ってるレベルの選手は国内のタイトルくらいは粗削りのままで超えちゃうでしょう。僕で言えばプライドに出た時でさえ、ファイターとしての完成度は低かったと思います。圧倒的なサブミッションがあっただけで歪なこと極まりない。それでいいのだ。上手にやる必要は全くないです。

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若手は上手な試合しなくていいよねって話。仕事にも置き換えられますよ。

青木真也 shinya aoki

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