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絶賛か毒舌か。“バカサバイバー”、『RIZIN』2018大晦日の見所を語る!

絶賛か毒舌か。“バカサバイバー”、『RIZIN』2018大晦日の見所を語る!

 フロイド・メイウェザーJr.×那須川天心戦によるスーパーファイト実現が公になって以降、各方面で物議と賛否の声が巻き起こっている昨今の『RIZIN』。
 去る11月29日、その『RIZIN』で大晦日に行なわれる、その他のカードが発表された。
 場所は今年もさいたまスーパーアリーナ。
 『RIZIN』にとっては4度目の大晦日になる。
 これまで何度か書いてきた通り、2015年12月29日に開催された『RIZIN』旗揚げ戦のトリを取ったのが“バカサバイバー”青木真也である。
 そしてこれもこれまで何度か書いてきた通り、いま現在は直接的に『RIZIN』との接点こそ持っていない青木真也だからこそ、実はその動向を注視し、思わぬところからズバリと本質を見抜く回答を弾き出す男でもある。
 もちろん今回も、わずかひと月後に行なわれる『RIZIN』の見所をズバッと斬ってもらったが、今回は意外や意外、「絶賛」と「毒舌」の双方を併せ持つ意外な内容に。
 なにはともあれ、まずは読んでもらいたい。読めばわかるさ!(聞き手◉“Show”大谷泰顕)

以下、今回の記事の一部を紹介

▪︎頑張ったバラさん
▪︎節操のなさが出たファイター
▪︎なぜ矢地の相手は初ものなのか
▪︎北岡悟×川尻達也はあるか?
▪︎RENAが帰って来る!
▪︎「RENAと心中しろ!」
▪︎モヤモヤ感の理由

▪︎頑張ったバラさん

――“バカサバイバー”! ついに今年も『RIZIN』大晦日の主要カードが発表されましたよ!
青木 みたいですね。
――あ、あんまりピンと来てない感じですか?
青木 そうですね。
――あら。確かに「格闘技内格闘技」の試合が多いですよね、今回は。
青木 それでも、堀口恭司のカード(対戦相手は『ベラトール』の現バンタム級王者、ダリオン・コードウェル)は面白そうですよね。
――『ベラトール』とのバンタム級王者対決ですもんね!
青木 向こうの現役チャンピオンを連れて来れるのは凄いことですよ。
――お! 今回は最初から気持ちのいい言葉だ(笑)。
青木 そこはバラさん(『RIZIN』の榊原信行実行委員長)頑張りましたね。
――やったー!
青木 というか、今回はその努力に尽きる。
――尽きますか。
青木 ええ。それ以外はないですよ。
――それ以外はない(笑)。
青木 この試合は勝負論もあるし、凄く面白い。
――来年は堀口が『ベラトール』で試合をすることもあるらしいですね。
青木 堀口にはもう、日本だと相手がいないですよね、現状。
――そうなんですよね。
青木 だから堀口をつなぎとめておくには、そうやって他にも出して行くしかないんじゃないかな。
――ダリオン・コードウェルってどんな選手なんですか?
青木 ど・レスラーですよ。
――ど・レスラー!
青木 だけど、これは面白い(嬉しそうに)。
――そこは絶賛すると。
青木 そうですね。あとは、なぜ組んだかわからないカードが多いでしょう?
――具体的にいうと?
青木 (対戦カード表を見ながら)この辺りとか。
――ダロン・クルックシャンク×ダミアン・ブラウン、イリー・プロハースカ×エマニュエル・ニュートン、大尊伸光×トフィック・ムサエフ、元谷友貴×ジャスティン・スコッギンス……。
青木 まったく引きがないと思いますけどね。エマニュエル・ニュートンなんていい選手なんだけどなー。
――あんまりネガティブな話はしたくないけど、会見を観た雰囲気だと、とくに大尊伸光という選手にはちょっと驚きましたね。
青木 どういう意味?
――言い方は悪いけど、非常に場違いというか。
青木 だってインディーだもん。

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