見出し画像

証言!『DREAM』(12)「世界最高峰は僕」

毎回、『DREAM』時代に起こった話を振り返っていく大好評企画。
今回はヨアキム・ハンセンの持つライト級王座に挑戦したタイトルマッチがあった『DREAM11』と、
初の金網での大会になった大阪での『DREAM12』を“バカサバイバー”が語る!(聞き手◉“Show”大谷泰顕)

以下、今回の記事の一部を紹介

▪︎「あの時はやさぐれていた」
▪︎「世界最高峰は僕」
▪︎「UFC脳」
▪︎“バカサバイバー”、北海道を走る

画像1

▪︎「あの時はやさぐれていた」

――“バカサバイバー”、今回は『DREAM11』(2009年10月6日、横浜アリーナ)です。
青木 『DREAM』のライト級タイトルマッチですよね。
――はい、王者のヨアキム・ハンセンに挑んだ試合ですけど、恒例の公開練習は10月2日に行なわれています。
青木 柔術の練習でしたっけ?
――そうですね。
青木 よくやってましたね、しかし。
――実際、「毎回やるのは俺だけ。下っ端だから」とボヤいていましたね(笑)。
青木 働かされていましたね。俺ばっかって思っていましたから。
――その際の動画がネット上にあったので観てみたんですけど、最後になぜかチェ・ホンマンとツーショット写真を撮る、という場面がありましたね。
青木 会見場(だった『DEEP』道場)にいたんでしょうね。
――覚えていますか?
青木 覚えてない(キッパリ)。
――あ、覚えてない。
青木 まったく。
――あんなインパクトのある人物との遭遇を忘れているってことは、それ以上のことが毎日あったんでしょうね。
青木 目まぐるしくてね。覚えていないですよ。
――それはわかりますね。
青木 でしょう?
――結局、ヨアキム戦は、いわゆる堅い試合になりました。
青木 抑え込み続けてましたからね。
――ほとんどそんな雰囲気でしたかね。
青木 あの時はやさぐれていて。
――やさぐれていた?(笑)
青木 判定でいいから勝ってやる、みたいな。
――『DREAM10』(2009年7月20日、さいたまスーパーアリーナ)でのビトー・“シャオリン”・ヒベイロ戦後の反響というか、批判みたいなものも影響していますか?
青木 いやー、それはほとんどないですよ。
――あ、それはまた別なんですね。
青木 別ですね。
――「やさぐれてはいた」けど、それでもラスト4秒で腕ひしぎ十字固めを極めるという。
青木 たまたまですけどね。ラッキーでした。
――狙ってできるもんじゃないですよね、それは。
青木 判定では勝っているなあと思ったから、残り30秒になってから勝負をかけに行った感じかな。
――もし失敗してもゴングが鳴りますもんね。
青木 そうそう。

ここから先は

2,793字
この記事のみ ¥ 300

サポートありがとうございます。選手活動、表現活動の活動費用に当てさせていただきます。更なる良いもの、面白いものを創作する原資に大事に大事に感謝を込めて使わせて頂きます。