試合に向かいます。

無事に計量を終えて試合をします。
今回も懸命に向き合ってきたし、今も試合をすることが怖いし、できるのならばやりたくないし、でもやらなければ存在することもできないし、生きてる意味を見出せないし、境界線で闘っていない人間に価値はないので闘います。

格闘技選手、ファイターは特別な人間のように捉えられるけども、そんなことはなく普通の人間です。今、スマホでこれを読んでいるあなたと変わらないです。将来は不安だし、仕事は辛く楽しいものだし、恋もするし、エロもするし、食事も好きなものが食べたいし、嫌なことは極力したくないし、面倒なことはしたくないです。

僕、個人で言えば一般的な人よりもある一面ではだらしなく、ある一面では異常に熱中して、自分で厳格なルールを敷いてるのだと思います。このアンバランスさは自分でも呆れるときが多々あるくらいです。僕の認識では僕は真面目で正常だけども、社会の常識に当てはめたら異常な部分も多々あるのでしょう。だからなんだと思うだけですけども。誰もが自己都合で個々の世界があるわけで、統一された世界ではなく、個々の世界の集合体が世の中だと思っています。

多くの人が感じるように漠然とした不安があります。
とにかく怖い。対戦相手もだし、結果に対してもだし、世の中に対してもだし、人に対してもだし、将来に対しても怖い。本当に怖いんだ。ビジネスパーソンが急に怖くなるのと同じだと思います。月末の支払いが無事にできるか、仕事がちゃんとくるか。怖いじゃないですか。

じゃあ試合なんてしなくていいし、生きてるのが辛かったらこの世の中から、一足先においとますればいいだけです。でも試合するわけだし、一歩踏み出します。

なんで?試合しなくても、それなりに食っていけるし、腕も仕事もあるし、金もそれなりにあるし、繋がりもあるし、生活コストも大してかからないです。下品に言えば金が必要で試合をしているわけではないです。腐るほどはないけども、生きていくくらいには必要な、中途半端なカネくらいはあります。

青木真也が青木真也であるために闘います。

これに尽きる。もう自分が自分でいるために闘います。35年も青木真也をやってるとそれなりに青木真也に愛着もあるし、ファンにもなるし、青木真也が好きです。

死にたくなるほど辛いけど、死んでもいいくらいの快楽を味わえるのが、僕にとっての格闘技だから。踏み出そう。

今回もタイまで応援に来てくれる仲間がいる。僕は仲間って言葉が嫌いな方だったけども最近はよく使います。適当な言葉がないのもあるんだけどもね。

GOの三浦さんが僕に「青木真也にもらった勇気を人生をかけてこれから返していこうと思ってるんです。」と言ってくれたことがあった。これがすごく嬉しくて、いまも頑張る理由になっています。三浦さんも幻冬舎の箕輪さんも毎回、助けてくれるし、刺激もくれるし、僕を奈落の底にまで落としてくれる。彼らの活躍が悔しくて、どうしようもないことも多々あるんだから。

三浦さんは来てくれるし、オトバンクの久保田さんも来てくれるし、鈴木涼美さんもきてくれる。広島の白銀さんも打撃の飯村さんも来てくれる。格闘代理戦争の撮影チームも来てくれる。日本では応援してくれる人がたくさんいる。

これを燃料に明日リングに向かいます。恥ずかしいことに自分の燃料だけではリングまでは届かないんだ。皆のおかげで頑張れます。本当にここまでありがとう。愛してるから。

それでは闘ってきます。やれることはやりました。
あとは頼みます。

青木真也

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