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ONE97マニラ大会の見どころを!

金曜日にONEフィリピン大会が開催される。

日本人選手が6人出場で盛り上がるはず。はずだ。
僕は楽観視していないのは、日本においてはいいカードを組めば見られるわけではないし、強ければ見られるわけではないのを知っているから。その点で言えばロスに行って、ちょっと動いただけのyoutube動画で10万回近く再生されてしまうK−1の武尊さんの凄さが際立ってしまうのだ。長州のサイパン合宿を思い出させるものがある。

和田選手の動画もパンチラインは出ないけれども、仕上がりはいいし、本人の力もそれなりにあるので、格闘技が好きな人は十分に楽しめるはず。僕は彼の技術体系は好きだし、賢人だと思っている。

前置きが長くなってしまったのだけれども、試合に向けた見所を書いていくとします。マスコミではないので、忖度なしで書けるし、現場のプレイヤーでしか感じられないことを書いていきます。

岡見勇信対ジェームスナカシマ

岡見選手を語る前にジェームスナカシマ選手を語ることがこの試合の価値を上げるものだと思っています。ナカシマ選手はレコードが11勝。無敗の選手で、前戦のサッポ戦前までは全ての試合が判定勝。これぞレスラーな試合をする選手です。このレコードで、アメリカ人で、LFAやRFAで活躍して、UFCに行かないとなると試合のスタイルが問題になったとしか思えないのです。とにかく地味で強い選手だと思って頂いてよしです。

対する岡見選手は日本人でUFC王座に一番近づいた日本人。ここに関しては堀口選手ではないかとの声もあるのは承知で敢えて言います。階級もミドルでの挑戦だったし、アジア人で重たい階級でここまで活躍する選手は今後出て来ないのではないだろうか。個人的には僕が歩いてきた道の裏を必ず歩いていた選手なので、その意味で意識することは多かったように思います。今は同じ舞台だけれども、負けてほしくない。

岡見選手の強さは組みの強さだと思っています。その意味では打撃中心の選手と違って、寿命は長いと思うし、まだまだいけると見ています。組んでからの展開は対戦相手からすると脅威だ。

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