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NEW CROWNのCM ブラックエフェクツ

コマーシャルの王道といえば、自動車のコマーシャルもその一つです。
メーカーや車種によって、何を訴求したいか明確。さらに何より商品が明確。
今回はトヨタ自動車の新型クラウンのコマーシャルCROWN TVCM 「世界へ」篇30秒を考えてみます。

カット01

白地に描いていますが、本来は真っ暗なガレージです。4台の車のフロントライトが点灯します。車のボディラインは暗いので不明確。画面中央には「Ready?」の文字です。


カット02

中央の文字はそのまま、カメラは車の後ろに移動し、ガレージのシャッターが開き何かが始まる予感を感じます。このカットでもガレージ内は暗くボディラインはまだ不明確、うまく描けていませんが後ろから見たクラウンです。

カット03

NA「日本がまた世界を驚かせる時が来た」
画面は急激に開けて、どこかヨーロッパっぽい都市の交差点の空撮

カット04

まだ暗いガレージ内の車、少しずつシルエットが見えてきます。ここでは左後方からのカットです。

カット05

そしてまたどこか外国のロータリー交差点の空撮、真俯瞰の構図

カット06

車の半分くらいが暗闇から浮き上がり、ディテールがだんだん明確になります。車体の色が赤なので、SPORTタイプだと思います。フロント中央部のクラウンのマークが見えます。多分、スポット照明を当てています。

カット07

またどこかの大きな交差点の空撮、少し斜めのカット

カット08

また車に戻りより具体的なディテール、正面からのカットでフロントグリルが見えます。

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