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どのMLB球団から観始めたら良いですか?

note デビューです。サクサクやります。

はじめに

初回は、TLでよく見かける「どのMLB球団から観始めたら良いですか?」という悩みについて、私の考えを述べます。

この note ではセ/パの違いをア/ナに置き換え、さらに過去のデータからNPB球団と似ているMLB球団を算出し。。。などという事は行いません。

結論から言うと、素直にロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム (LAA) から観始める事をオススメします。理由、その他のオススメ球団を下記に述べます。

・前提

テレビで野球を観ている
NPBに好きな球団や選手がいる (なんとなくでOK)
MLBがなんか強くてカッコイイっぽいけど、ハマり方が分からない

理由① 放送回数

日本のテレビでは、主にNHK-BSとJ-SPORTSがMLBを放送していますが、LAAは去年、ほぼ毎試合このどちらかあるいは両方で放送されました。

NPBの球団を好きになった理由は、ともかくテレビで無料で見続けられたから、と思われます。MLBには.tvという全30球団の試合を観る素晴らしいサービスがありますが、好きかどうかを判断するために、無料でテレビで観られるというのは重要と考えます。

例えば私はコロラド・ロッキーズ(COL)が好きなのですが、.tvでCOLを、BSでLAAを、いう事もしばしばで、その結果シーズン中盤になると、LAA主力選手の放出に悲しみを覚えるようになりました。やはり視聴回数は重要と考えます。

理由② 放送時間

北米は大きく分けて三つのタイムゾーンがあり、おおよそそれに見合ったリーグ分けになっています。LAA はアメリカンリーグ西地区 (ア西) に属しますが、ホームゲームのデイゲームやナイター開催でも、前者は日本時間の朝、後者は日本時間の昼頃に開始しますので、比較的観やすいはずです。

理由③ 地区内での立ち位置

ア西は LAA を含む以下のチームで構成されますが、

ヒューストン・アストロズ (HOU)
オークランド・アスレチックス (OAK)
シアトル・マリナーズ (SEA)
テキサス・レンジャーズ (TEX)


このうち優勝候補は HOU でやや抜けているものの、LAA は二位争いには食い込む程度の補強は進めています。二位に入れば所謂ワイルドカード争いでポストシーズンに進むことも可能です。観ている球団が強いかどうかも、観続ける動機になると考えます。

理由④ スター選手の存在 ~大谷とトラウト~

LAAにはご存知大谷翔平の他に、マイク・トラウトというスーパースターがいます。彼は27歳ながら既にシーズンMVP2回、また、毎年のようにMVP級の数値を叩き出しています。

MLBのような、いつどのように選手が移動するか不明な世界で、大谷が野手に専念する今年、トラウトとフルに共演する姿を観られるのは、とても貴重では無いかと考えます。この先何年か後に「大谷とトラウトがいた打線を観ていた」というのは自慢できるのかもしれません。

以上が LAA をオススメする理由です。
他にもこの理由に近い球団をいくつかピックアップします。

他球団①: シアトル・マリナーズ (SEA)

イチローが所属し、菊池雄星が新たに加わった SEA も候補に入ります。LAAと同じア西ですし放送時間はクリア。ただ LAA と比較すると、雄星の登板時以外で放送されるのか、二位争いに食い込めるか、この二点が微妙と考えます。が、今年は日本で開幕戦をやりますので、その時に好きな選手を見つけるのも有効と思います。

他球団②: シカゴ・カブス (CHC)

ダルビッシュ有が所属し、彼の登板時には放送されます。昨年は最後の最後まで優勝争い、ポストシーズンにも出場したため強さは問題なし。スター選手も揃っています。ただ、CHC はナショナルリーグ中地区 に所属するので、放送時間はア西よりやや早まるイメージを持って下さい。また、ナ・リーグのためホーム開催では DH がありません。ので例えば、セリーグのファンは野球の仕組みとして入りやすいかも知れません。

他球団③: ロサンゼルス・ドジャーズ (LAD)

前田健太が所属し、ナショナルリーグ西地区 (ナ西) のため放送時間は問題なし。同リーグ六連覇中という異常な傑出度でスター選手や候補生も充実。ただ、放送頻度が比較的少なく、マエケンが投げる日でも必ず放送されるわけではないので LAA はもちろん CHC や後述の NYY より観続けるという点で困難です。ナリーグのため DH 無しの点は CHC と同様です。

他球団④: ニューヨーク・ヤンキース (NYY)

田中将大が所属する、最も有名な球団。アメリカンリーグ東地区 (ア東) にはMLBのトレンドが詰まっているとも言われており、昨年話題になったオープナーもこの地区のタンパ・ベイ・レイズ (TB) から始まりました。また昨年ワールドチャンピオンのボストン・レッドソックス (BOS) も健在で、ライバル関係にある NYY はこのオフに補強を重ね、万全の体制を整えようとしています。ですので出来るならこのリーグから観始めるのが理想です。しかし地区の都合上日本での放送時間がやや厳しく、マー君の登板以外では放送が無いので、観続けるという観点では辛いかもしれません。

 他にも平野が所属するアリゾナ・ダイヤモンドバックス (ARI)、牧田が所属するサンディエゴ・パドレス (SD) がありますが、登板が不定期なブルペンであるからか、ほとんど放送がありません。両球団ともナ西のため放送はしやすいはずなのですが。。また、両球団とも優勝または二位候補とは言い難いのも事実です。

参考:コロラド・ロッキーズ(COL)の場合
放送時間、地区内での立ち位置、スター選手に関しては LAA と同じです。ただし日本人がいませんので、原則として放送されません。この事から観始めには適さないと考えます。

最後に

要するに素直に日本人が所属する球団から「観始め」ましょうというご提案になります。その中で試合に出続ける期待値の野手大谷翔平2019バージョンのいる LAA が大本命ですよね、という直球を投げています。

個人的には、特にLIVEで試合を観ないでもSNSや動画で後から楽しむのも大いにアリだし、その状態でもファンを名乗って良いと思っているので、究極的には必ずしも日本人がいる球団である必要は無いと思います。MLBはコンテンツが充実してますし、これは現代のまっとうなスポーツ観戦のはずです。

ただ、その自分のツボを探すのに、片っ端から動画を見るよりLIVE中継の方が迫力があるでしょうし、MLBでは他リーグとの試合が年間試合に多く含まれますので、沢山の対戦相手を見ることが可能です。

大谷の話題性によって、勝手に情報が入ってくるLAAより通な球団を推したい気持ちも分かるのですが、まずは上記のチームを軸に観戦し、好みの球団や選手を見つけたら浮気してみればいいかなと。私自身もイチローをきっかけにSEAを観てましたが、松坂大輔松井稼頭央対決となった07年のワールドシリーズ以来、COLが好きになりました。ので、視聴機会に重きを置いた意見を述べています。

上記球団を観てそのまま留まるもよし、交流戦を通じて他球団に鞍変えするも良し、一つの考え方として、MLBにハマるきっかけとなれば幸いです。観始める敷居はそんなに高くないですよ。目の前に揃ってるはずです。難しい事は抜きにして、まずは一緒に観て楽しんじゃいましょう!!

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