平成はミルクティーだった
あーさ(@a_sa4696)です
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noteでは、裏話にお付き合いくださいませ
なぜ、タピオカを着色するのでしょうか?
味も、形も、変わらない。
背景と比較した "色と透明度" が
主な理由ではないか、と推察しました。
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「平成が終わり、令和が始まる」
コメンテーターが雄弁に語る。
元号の話題ばかりが、耳につく。
軽い論調に、奥歯を噛み締めていた。
苛立ちを裏返せば、不安や劣等感が残る。
私は、未来に向けて、行動しているだろうか。
人は古から、象徴を祀り、
心の拠りどころとしてきた。
象徴は具現化され、
時に、哀しみを癒し、
時に、惨禍の元となり、
時に、無我の境地へ誘う。
元号、"与えられた言葉"だけを
時代の変革の象徴と、したくない。
自ら、象徴をつくろう。
料理庖丁を、買い替えた。
十年間、苦楽を共にした相棒よ。
平成と逝くがいい。感謝を込めて弔おう。
刃物は、用途により、形を選ぶ。
見目麗しい宝剣
血塗られた武器
磨き上げた庖丁
持ち主の望みこそが、転換点。
言葉も、立ち振舞いも、同様だろう。
ならば、時代を斬り開き、祝杯をあげよう。
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黒いタピオカを、日本酒に浸せば
見るに堪えない画、となるでしょう。
不透明なミルクティーでは
派手に主張しないと、外から見えない。
丸ごと苺を浮かべても、存在にすら気づけない。
新しい庖丁を、一週間早く使い始めました。
苺の真ん中に、真っ直ぐ、斬り込みを。
透明な日本酒に、添えた苺は
可愛さも、グロテスクさも、和らいで
次の時代の訪れを、慶んでいる気がしました。
あーさ
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2019/04/24 1st edition