1. Run

できた瞬間に、やったなって思えた曲。誰もいない場所に辿り着きたくて、バンドを始めた。その気持ちは今も変わってない。これはレースじゃないし、短距離走でもない。何をしたって埒があかない夜、誰もいない路地を走り続けるのさ。黙々と日々を送る全てのランナーへ。#DanceforSorrow

— 岩渕 想太 (@perrrrbuwa) July 6, 2023

2. King's Eyes

ジョージ・オーウェルの『1984』には目が監視カメラになってるポスターが出てくる。監視社会について歌った曲。誰か一人の王様の判断をみて、オセロがひっくり返るようにいいとか悪いとか言い出す連中が苦手。行進のような均一なリズムからズレる瞬間を探るのだ。#DanceforSorrow

— 岩渕 想太 (@perrrrbuwa) July 7, 2023

3. Rodeo

ポリープ手術直前の2019冬、遺書みたいに作ったデモの中の一曲。再始動後は、バンドで鳴らしてとにかく気持ちいい曲をという思いで、ギターリフと性急なビートっていう組み合わせをバタバタ曲にしていった。演奏は明らかにリズム隊の方が大変な曲。いつもありがとう。#DanceforSorrow

— 岩渕 想太 (@perrrrbuwa) July 8, 2023

4. Black Chocolate

メロディと歌詞が珍しく同時にできた曲。こういうポロッとできた曲を、素直に愛せるようになろうと思う。買ったばかりの時計がピカピカ輝いてたのに、ある朝ただの風景になってたこと。なのにとだから。皆は、黒いチョコレートと白いチョコレートどっちが好き？#DanceforSorrow

— 岩渕 想太 (@perrrrbuwa) July 9, 2023

5. SO YOUNG

"夕暮れの街のサリンジャー"って歌詞を削ろうか悩んでるって話を蕎麦屋ですると 父親に「そこがいいのに」と言われる。うだうだ話しながら、海老天の尻尾を残して店を出ようとすると「そこが一番美味いのにから、尻尾が"夕暮れの街のサリンジャー"や、お前は何もわかってない」と笑う父。

— 岩渕 想太 (@perrrrbuwa) July 10, 2023

6. Cranberry, 1984

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマーティがチャック・ベリーを弾くシーンに心から興奮する。自分の演奏をまだ出会う前の両親が聴いていることに。その曲がまだその年には生まれてないことに。でも、SFじゃなくたって音楽は時を越える。両親が出会った1984に向けて書いた曲。

— 岩渕 想太 (@perrrrbuwa) July 11, 2023

7. Melody Lane

「音を繋ぐ」って最初ドラマ『ギヴン』のために書いた曲のテーマが、ここ最近どんどん重みを増して捉えられるようになってきた。今やからこそ聴いて欲しい、これからもずっと。パノパナ演奏のドラマ版も聴き比べてね。https://t.co/95rBK1J6h4#DanceforSorrow

— 岩渕 想太 (@perrrrbuwa) July 12, 2023

8. Bad Night

ギャスパー・ノエの『CLIMAX』をイメージしながら書いた曲。皆が「今日最悪だったな」と笑いながら帰る夜が、大嫌いだけど愛おしい。最後の歌詞8行くらいはREC前日の一夜で、ざーっと書き足した。最悪な夜を求める自分なりの理由が詰まってる。#DanceforSorrow

— 岩渕 想太 (@perrrrbuwa) July 13, 2023

9. Faceless

最初はリリースするつもりもないデモだったものを、掘り返して何度もアレンジ続けて今の形になった。ポストパンクと宙に浮くフロウ。言葉遊びってどこまでも飛べる。思考を超えて、議論を超えて、言葉の瓦礫の中で、シェイプされる前の魂で、生で繋がりたいだけ。#DanceforSorrow

— 岩渕 想太 (@perrrrbuwa) July 16, 2023

10. Sad Good Night

サッドグッドナイトと書いて「サグナイ」と歌うのは、北九州弁ぽいと福岡のラジオに出た時に言われた。悲しみに暮れ、どうしようもない程飲んで、帰った朝に見えた薄い月が"ガソリンブルー"に見えた。それが何だか分からんけど、俺にはそう見えた。#DanceforSorrow

— 岩渕 想太 (@perrrrbuwa) July 17, 2023

11. Strange Days

初めてバンドで音を鳴らした時、俺は大学一年で、使っていたギターはレスポールだった。かけがえのないあの変な気持ちを、「初期衝動」なんて呼んでくれるな。分かんないやつなんか全部ほっといてっていつまでも歌う。「ほっといてくれ」で始めたバンドだし。#DanceforSorrow

— 岩渕 想太 (@perrrrbuwa) July 18, 2023

12. Knock!!!

今ここにある物や場所から、かつてそこにあった物や場所に思いを馳せる歌。沢山の出会いがあり、数えきれないほどのドアを通って今ここにいる。憎しみもあれば感謝もある。けどその選択全てに誇りを持ちたい。新宿駅東口にローソンなんかない。心の風景を巡る旅。#DanceforSorrow

— 岩渕 想太 (@perrrrbuwa) July 19, 2023