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ダイレクトリクルーティングサービス「LinkedIn」を使ってみた

ダイレクトリクルーティングのサービスを実際に使ってみて、感じたことを書いていくコーナー。今回は第五弾として「LinkedIn」について書いていきます。

過去アップしたものはこちら。
第一弾:「doda Recruiters」
第二弾:「ビズリーチ」
第三弾:「Green」
第四弾:「AMBI」「ミドルの転職」

毎度のことでサービスはURLをご覧いただくとして、実際の機能や効果について運用してみた結果を書いていきます。*あくまでも個人的な見解です。


参考:ダイレクトソーシング社のブログ
大変参考になりますので、ご一読をお勧めします。

【強み】

SNSの特性を持つため、転職潜在層に対してもアプローチできる。候補者との中長期的な関わりを持つことができる。


登録者層が豊富
バイリンガルな優秀層が多い。また世界最大規模のビジネスネットワークであるため、日本だけでなく世界中の候補者が検索可能。

転職顕在層のみならず、潜在層にもアプローチ可能
転職サイトではなくビジネス用のSNSであるため。*一方で、転職意欲が全くない方も登録されている。

データ分析機能が優れている
スカウト送信からの返信率、辞退率などの数値データが見れる。
また、在籍企業ごと、出身大学ごと、在籍期間ごとなど送信した対象者ごとの返信率などが一覧で表示されるため、どの層に対してアプローチするのが効果的かが一目でわかる。

採用ブランディングができる
SNSの特性を使い、会社やキャリアページ・フィード投稿機能などを活用することができるため独自性を出しやすい。(wantedlyのように個人、企業のブランディングができる)

フォロワー機能がある
自社に興味を持っている候補者を確認できる。(wantedlyも同様)

高い反応率が期待できる候補者をピックする機能がある
自社や自社社員と関連性のある候補者を絞り込める。(返信する確率が高い人/転職に関心あり/会社のつながり)

実名検索が可能
他媒体や記事、セミナー登壇者などで検索してアプローチすることが可能。

候補者のビジネス上のつながりも見ることができる
候補者の周りとのつながりを見てスカウトメールを送ると返信率が高い。(共通のつながりなど)

費用が比較的安い
1アカウント約100万/年で月150通のスカウトメールが付与される。成功報酬はなし。
*金額についてはあくまでも他媒体との比較による所感です。
*費用が安い分、エージェントは多い。

足跡機能がある
自社の企業ページに候補者がアクセスしたかどうかがわかる。

他の媒体、エージェントとを併用している候補者が少ない印象
内定後の決定率が高い印象。*あくまでも所感です。

企業ページ、個人アカウント情報の運用が必要
メール送信者の個人アカウントや企業アカウントの情報やつながりが重要になる。

【弱み】

SNSの特性を持つため、一般的な転職サイトやダイレクトサービスと比較し、検索方法などが独特であり、慣れが必要。


契約形態が年間のみ

短期的にスポットでの採用をしたい場合は向かない。

検索方法が独特で難しい(ブーリアン検索)
*使いこなせれば一つの検索軸で複雑な検索が可能

例)iOS、アンドロイド向けアプリ開発経験者の検索方法
(“モバイルエンジニア” OR “Mobile engineer” OR “Mobile engr” OR “Mobile developer” OR “ゲームディベロッパー” OR “Game developer”)AND (iOS OR Android OR “アンドロイド”) NOT (Recruiting OR “リクルーティング”)
*ブーリアン用語は全て大文字、キーワード以外はすべて半角、日本語は全て引用符で囲む。

職種選択などができない
全て候補者が自由に入力したキーワードを検索するしかない。
例)アプリ開発のエンジニアの場合
「システムエンジニア」「Webアプリケーション開発」「ソフトウェアエンジニア」「アプリケーションエンジニア」「システム開発エンジニア」など人によって入力が違う。加えて日本語と英語を入力しなければいけない。

希望条件がわからない
あくまでSNSのため、候補者の現年収や転職の希望条件などはわからない。経歴の詳細もあまり書いていない人も多い。*在籍企業とそこでの役職は記載されている。

スカウトに対する開封率はわからない
候補者が送信したメールを見ているかどうかは確認できない。

プロフィールが英文が多い
日本語でのプロフィールのみ表示することもできるが、検索対象が圧倒的に少ない。外資系だけではなく、国内企業に興味を持っている候補者であっても英文で記載している候補者が多い。

求人特性が重要
グローバルな視点の対象者が多いため、ドメスティックな案件には向かない印象。*所感です。

【まとめ】

・転職サイトではなく、SNSのため個人・企業アカウント情報などの運用が必要。(つながりを持つ、フィードを書くなど)
・転職潜在層に対してもアプローチできるが、転職意欲が全くない候補者も登録しているため中長期的なフォローなどが必要。
・検索条件が独特で、英文が多いため社内での運用体制が必須。
・契約形態が年間契約となるため、短期的・スポットでの採用の場合は向かない。

そう言えば、あるスタートアップの人事責任者から聞いたのですが、LinkedInは話し言葉でのやり取りをすることで効果が高まると。参考にしていただければ。

『ダイレクトリクルーティングサービスを使ってみたシリーズ』第六弾以降はこちら☆


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