見出し画像

バスケで全国優勝。その要因をHRで活かせないか?考えてみた。

手前味噌になるので普段はあまり話さないのですが、バスケの経験をもとにHRで活かせるであろうことについて書いてみます。

「関西弁のバスケやってたHR界隈の変な人がいたよね」と頭の片隅の片隅にでも置いていただければ幸いです。

==================
私は京都の洛南高校バスケットボール部に所属していました。
京都の観光スポットでも有名な五重塔。

洛南高校はこの五重塔がある東寺の中にある学校です。(私は由緒正しくありません、決して。)

で、バスケをされていた方はご存知かもしれませんが、この高校はバスケ業界の中ではそこそこ有名で。
毎年開催される夏のインターハイに35年連続?(だったと記憶していますが定かではありません)出場する高校でした。

京都で1位になって当たり前。
関西で1位になって当たり前。
全国でもせめてベスト8には入ってほしいよね。

みたいな高校で、「関西で負けるとか。何してんねんお前ら」と歴代の先輩から超絶プレッシャーを与えられる高校でした。(縦社会ガチガチではなかったので、パワハラとかは一切ありませんでした。)

そんな高校で、高校生活最後の全国大会で優勝したエピソードを交えて、人材や組織のあり方について私なりの見解を述べてみようと思います。(組織論などは浅学のため触れられませんし、新しい発見を提供できるか自信はありませんが。。。)

まず、私たちの代になったところまで遡りします。
当時の私たちは京都の中でも優勝が危ぶまれるようなチームでした。

インターハイ出場を決めるためのシード権を競う、新人戦というものが京都内であるのですが、決勝でボロ負け。
続く、関西大会に出場するもベスト4?か決勝でボロ負け。

その後、沖縄遠征に。
気持ちを切り替えて、挑んだ大会。
福岡の有名高校に80点差をつけられボロ負け。

スラムダンクの名言「あきらめたらそこで試合終了ですよ?」が頭をよぎりますが、内心「いやいや、無理やろ…ボコボコやん。安西先生ごめんなさい」という状態。


歴代の先輩からも「いよいよ36年目にして連続出場記録が途絶えるな、ははは(笑)」と。もうネタにされていました。

そんな私たちが36年連続インターハイ出場を果たし(無事)、なぜ高校最後の大会であるウィンターカップで優勝(正真正銘の奇跡)できたのか?

まさにこれです。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」by 野村監督

この体験を通じて、これらの要因を探求することが私の人生のテーマになりました。

・「負けに不思議の負けなし」→なぜあの時は負けていたのか?
・「勝ちに不思議の勝ちあり」→なぜあの時は勝てたのか?

高校を卒業して、あれから12年が経過。
バスケしかしてこなかった私がビジネスの世界でもまれ、その中でもHR業界に長く携わってきた中で、現時点での自分なりの答えを書きたいと思います。


「なぜあの時は負けていたのに、あの時は勝てたのか?」
その要因とは?(仮:2018年12月20日現在)

・厳しさの必要性を理解する
・当たり前レベルを上げる
・「チームワークは圧倒的な個力の上に成り立つ」
・個の力を組織に転化するために必要なこと
・「戦う」意味を理解する
・想像力の重要性

厳しさの必要性を理解する
月曜日を除く、6日間×3時間の練習時間しかしない中、練習内容=質(言い換えるとその中で得る最大化)にこだわった。
練習時間は決まっているので、その時間をどれだけ濃い質に転化させるか?という視点を持ったこと。

当たり前レベルを上げる

全国優勝するためには何が必要か?
単純に「優勝するようなチームの2倍の練習量と練習内容の質を上げること」です。この視点を持ったことで、どこのレベルを目指すのか?そのためには何をしないといけないか?が自ずと見えてきた。

チームワークは圧倒的な個力の上に成り立つ
ただ単に、チームワークやチームプレーという言葉に甘えるのではなく、圧倒的な個力を高めてこそ生まれる。
チームレベルが高い組織とは、ひとりひとりの個のレベルの高さがあってこそ生まれるものだと気づいた。

個の力を組織に転化するために必要なこと
個の力を最大限チームに昇華するために必要なものは戦略=自分達のルールを持つこと。私たちにあったルールはたったの1つだけでした。

「パスしたら走る(パス&ラン)」

*スラムダンクで言うと、大阪の豊玉高校がやっていたやつです。
ただし、あんなにガラ悪くはありませんし、チョンマゲもおりません。(!)

「戦う」意味を理解する
「勝つためにひとりひとりが何をするか?」を考えることは重要。
一方で「負けないために何をするか?」を考えることも重要だと気づく。
「勝つ」ことに執着せず、気づけば「勝っていた」状態を作るのは日々自分との戦いが必要。

想像力の重要性

練習ってなんのためにやるのか?
それは、脳内に「成功しているイメージを作ること」。
体が覚えたことを脳でも覚える時にブレークスルーは生まれる。

これら6つのことをHRに置き換えてみると…

・ひとりひとりの個力を上げるための研鑽と、その個力を生かすルール作りが必要。
・事業成長は結果であり、そのためには組織力とそれを支える個力は高めることが重要。
・想像力が個ひいては組織のレベルを高めるので、想像したものをまずやる姿勢が重要。

ひとりひとりの個力を上げるための研鑽と、その個力を生かすルール作りが必要。
組織とそれを形成する個力を上げるためには、ひとりひとりが役割と達成すべきことと(=what)、具体的に何をするのか?(=How)を理解しておくことが必要だと思います。
また、それらの個力を最大限組織として生かすためのルール=戦略を決めることが求められるのではないかと思います。

事業成長は結果であり、そのためには組織力とそれを支える個力は高めることが重要。
自社にとっての組織力とは?という定義と、その要素を洗い出していくことが求められるのではないでしょうか?
事業を組織や個という観点から見つめ、その中での優位性と可能性を考えること、事業を加速させていく上で、組織と人がどのように作用すると最大限の成果が出るのか?を考えることが大切な気がします。

想像力が個ひいては組織のレベルを高めるので、想像したものをまずやる姿勢が重要。
これは文化の話になるかもしれませんが、非常識を取り入れる文化、土壌があるかどうか?かなと思います。突拍子もないこと、例え新卒社員が想像したアイデアであっても、それを言える環境であるか否か。
そのアイデアを育てようとする文化があるかどうかが重要なのではないかと思います。

最後に。


まだまだ、大層なことは言えませんが中間レポートのような立ち位置でお読みいただければと思います。

「個や組織の可能性は無限大だ!」

これが私がHRに関わっている理由です。
(青臭いですが。)
ひとりひとりの個人が輝き、組織が生き生きしている状態にした結果、成果を勝ち取れる(=目標達成ができる。)
そのようなことに関わりたい、そのためのきっかけを作りたいと思っています。


@hamadaysk


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?