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ひとり旅の記憶と、その為の準備の思い出を振り返ると。

最初のひとり外国旅は、確か10年前。その頃から多分基本の性格は変わっていないはず、失いたくないものが出来て少し怖がりになった位。
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どこの国へ行く時も下調べは程々。当時ネット環境なんて整ってなかったからWi-FiとかGoogle MAPとか 現地で日本語サイトを調べるとか一切出来なかったけど勢いでどうにかなった。
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歩いていれば現地の人がいるし、言葉出来なくても地図見せてここ行きたい!って意思を伝えたら教えてもらえたし、教えてもらった記憶で進めば どんなに迷って遠回りしても行きたい場所につけた。
旅はロールプレイング、ツアー旅行や誰かと行く旅行も勿論すごく楽しかったけど、ひとりで手探りで進んだ異国の地での記憶は いつまでも消えない。

元々苦手だったのは薄々感づいていたけど、それ以来 自分の思考は基本単独行動基準なのかもな と気づいた。誰かに頼るのは苦手で、一緒にひとつを作り上げていくとかも苦手で、そういうのに憧れたけど どう考えても性に合わなかった。


旅に出ようと決めた時。
①日程を考えて、1番安い航空券を取る。
②心惹かれる宿を探して、宿の予約をする(時によっては宿を取らず現地で歩いて探す、または空港泊をしたり)
③行く土地の これは見てみたい!と思うスポットを探して住所と最寄駅をメモ。地球の歩き方の地図で、その場所に印づけ。
④リュックにノートと色鉛筆と、刺繍とか毛糸とか持って空港へ。死んでも平気な様に部屋を思いっきり片付けてゆく。

あとは行ってみないとわからない。その土地の空気がどんな感じか、自分がどんな風にはまっていくのか。
実際イギリス一人旅の時の自分と、タイ一人旅の時の自分は纏う空気が全然違ったと思う。期間や季節も全然違ったけど、伸びやかなタイのあの感じ、今でも心地いい。ネットがこんなに整った時代じゃない頃に 経験しておいて良かったな。道に迷ってただ2〜3時間歩くなんて、今じゃ夢みたいだもんね。

1人で行くことを決めた瞬間、高揚2割/不安が8割。でもどんなに不安でも惹かれる。見たいと思うし、どーにかなるはずと思う。事件に巻き込まれようが 死んでしまおうが やりたい事やってそうなるなら何の後悔もないし成仏出来る と身勝手に考えてた。


何でも始まる前はどんな世界かわからなくて 怖くて、ドキドキして、でもワクワクもしてて。色々調べた方がいいのかなーと思いながらも、調べはじめると 嫌知らん!実際体験してみないと何もわからん!となって。もーいーや、どーにかなるし、どーにもならなかったら ならない方向でどーにか考えればいーやーーとなる。

新しい事はいつもそうだ。でも、新学期が始まる時の 集団行動に怯えてる時よりずっと楽しみだ。子育ても一緒だな、きっと。
旅の工程を組み立てるみたいに、ガラッとかわる生活の 時間のシュミレーションをしてみたりするけど 結局やってみないと全然わかんない。目的地にたどり着けるだけの、情報をある程度準備しておけば あとは実践あるのみ。
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まーどーにかなるでしょー
旅と違って事件に巻き込まれたり死んだり出来ないから、それだけは避けてなんとか守り抜きたいから、
どーーにもならなかったら泣きつける人に泣きつこう。

いーね、どっか行きたい。
1歩進んでみるとかならずどこかの外に繋がる。
身軽だったんだな。いや、きっと今も進めば繋がるのは変わらないはず、形は違えど