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【大学退学】大人のみなさんに伝えたい一言

人生が変わり始めたのがちょうど2年前。2年前とは大学を休学し始めたときです

そして2年後、つまり今年(2019年)の秋。大学卒業まであと半年を残した状態で大学を辞めることを決意しました

いや正確に言えば、決意自体は1年前からしてました

自分としては「やっと辞めれる。解放される。」という思いです

始めに言っておきますが、最初から「大学を辞めよう」だなんて1ミリも思っていなかったです

休学し始めた当初は「休学しても戻ってきて、卒業はしよう」と思ってました

そんな2年前とはまったく異なり、今では「辞めたい」としか思わないです

「100万あげるから大学卒業しておいで」と言っても行かないでしょう

では、なんでそんな風に心変わりしたのか。そして大学中退を決意した23歳の若者が大人のみなさんに伝えたいことがあります

最後まで読んでいただけたら幸いです

ー目次ー

1. 休学中にやっていたこと

2. なぜ、辞めるのか

3. 大人のみなさんに伝えたいこと(まとめ)



1. 休学中にやっていたこと

2017年秋に卒業まであと半年を残した状態で休学を決断しました

休学の理由はただ単純に「外の景色を見たかったから」

「自分探しの旅」や「世界一周」のようなカッコいい理由ではないです

自分が所属していた大学はとても小さく、学科の人数は50人ほど

なので出会える人数が限られてました

そのため、ほぼ毎日が同じ人との顔合わせ

大学外のつながりもほとんどなかったため、「授業・バイト・サークル」の繰り返しでした

それはそれで楽しかったのですが「どこか物足りないなぁ」と感じることはありました

そして大学3年の秋、一般的には「就活!就活!」と叫ばれてるときに「このままでは家と会社の往復の繰り返し。それはつまんないだろうな」・「どうせ会社で働くならそれ以外の楽しみを作っておきたい」と思い、就活せずに休学することを決意

ちなみにここで辞めずに休学という選択肢を取ったのは休学後に新卒で会社に入るためです

(未だに新卒が優先される日本社会ですのでそれをわざわざ捨てるのはもったいないという判断です)

また「周りから遅れることに不安ないの?」「就活しなくていいの?」などめちゃくちゃ言われましたが、「周りは周り。自分は自分。大学をストレートに卒業してすぐに社会人になる理由が特にない」と思ってたので特に不安とかはなかったです。最悪、就活に失敗しても健康体であれば、バイトするだけで生きていけますしね。健康体でなくても生活保護がある。日本はそういう国です


話が逸れたので、本題に戻します

「休学中に何していたか」

ふだん、私のSNSをフォローしてくださってる方ならご存知だと思いますが、簡単に言えば旅をしてました

旅に出た理由は説明すると長くなるのでカットします(気になる方は直接聞いてください)

旅に出て、ゲストハウスに出会い、そこから大学では出会ってこなかったような人たちと出逢い、人生は一変しました

ありがたいことに今もその縁が続いています

過去22年間と比較しても、おそらく休学してた2年間が最も人と出会った回数が多い年になるでしょう

しかも「こんな人に出会ってみたいな」と思ってた人とも会う機会があったので、最高に嬉しかったです

もちろん、ただゲストハウスを巡ったわけではなく、イベントやセミナーへの参加、SNSでつながった人・フォローした人にメッセージを送って会う日程を取り付けたりしてました

とにかく動いていたような気がします

なので、2年の休学中を簡単にまとめると

とにかく行動して、会いたい人に会いまくってた旅」となります


2. なぜ辞めるのか

大学を卒業せず、辞める理由は以下の4つです

① 都会に住めない

② 残り半年であっても大学に通う時間が無駄に思える

③ 休学してた大学に戻る理由がひとつもない

④ これ以上、大学についてアレコレ言われるのが面倒くさい

順に説明していきます

「興味ない」って人は3の大人のみなさんに伝えたいこと(まとめ)までスクロールしてください


① 都会に住めない

これは旅をしていろんなところに滞在したり住んだりして気づいたことです

私は静岡市出身で大学進学を機に関東に引っ越しました

関東といっても都会のほうでした

東京住みあるいは東京や大阪などの都会に行ったことがある人なら分かると思いますが、あの人の多さ・・・。あれが無理なんです。多すぎる

一方で静岡市と始めとした「発展してるけどそこまで人でごちゃごちゃしていない地域」は最高です。住み心地がいい

ほかにも休学中には広島や福岡、熊本など住みましたが、住み心地が本当に良かったです

したがって、これで分かったのは私は「都会すぎず、田舎すぎない環境に住むのが向いている」こと

なので、もう都会には住めないですね。実際に人の多さで体調や精神崩したこともあったので、一生住むことはないでしょう

② 残り半年であっても大学に通う時間が無駄に思える

一番の理由はこれだと思います。本当に無駄でしかない

ただひとつ言っておきますが、日本全国の大学がそうであるとは思ってません

私が3年半通った大学に限ってそう思っています

(ちなみに大学名を隠してこのように発言しているのは、これ以上大学に迷惑がいかないようにするためです)

さらに今の時代は昔より「大卒ブランド」は重視されてきてません

資本主義である現代では、何歳であろうと資本を生み出して、結果を出した者勝ちです

そのなかで「時間」というのは誰もが平等に持ってる資本です

それをどのように活かすかはあなた次第

私の場合は「大卒ブランドを手に入れるために半年我慢するか」

あるいは「今の夢ややりたいことに向けて時間を使っていくか」

この2択ですが、悩みに悩んだ末に後者を選びました


③ 休学してた大学に戻る理由がひとつもない

これも②とほぼ同じですね

どうしても受けたい授業があるわけでもない

一緒に卒業したいメンバーがいるわけでもない

「この教授の元で研究を続けたい」という人がいるわけでもない

「それなら今やりたいことに専念した方がいい」という考えです


ちなみに去年(2018年)の秋、一度復学したことがあります

でもすぐにまた休学し始めました

一緒に授業を受ける人たちと教師の民度の低さを感じ、人混みに疲れ、成長する前の環境に戻るのが怖かったから

その結果、精神的に崩れ、自分を見失い、そのまま年明けまで引きこもりました

④ これ以上、大学についてアレコレ言われるのが面倒くさい

時折、SNSや知り合いや友人に「大学辞めようかなと思ってるんだよね」と

言うとほとんどの確率で「もったいない」「親はどう思ってるの?」など言われました

このnoteを読んだ方もそう思ってる人もいるかと思います

そのようなことを言う人たちに一言、申し上げます


「俺のなにを知ってそんな傷つける発言してるの?」


私の退学関連の話に興味ないのは知ってます(第一声に「もったいない」とか言う時点で興味ないですしね)

興味ないならそのまま「あ、そうなんだ」って流せばいいんです

「もったいない」

あなたにとってはそうかもしれないけど、

相手の気持ちを考えて、その発言をしたことはありますか?


また、こんな人もいました

「いや、大学は卒業した方がいい!それで資格を取った方がいい!その経験が今の仕事に生きてるから君もそうした方がいい!」

・・・

こんなクソ意見もいただきました

聞くだけ時間の無駄でした

私はあなたではないし、やりたいことも生き方も働き方も違う

自分の成功体験だけを信じて他人にその価値観のみを押し付けるのは

あなたはその発言で満足するかもしれないけど、私にとってはストレス

正直言ってこれ以上ストレスをぶつけられたり、考えたりするのもしんどいんです

だから辞める


唯一、私の話を聞いてくれたのは大好きだったあの人だけでした


3. 大人のみなさんに伝えたいこと(まとめ)

以上、休学のことを大学退学の理由4つについて書きました

これらを踏まえた上で、これを最後まで読んでくれてるあなたに伝えたいことがあります

それは・・・

「自分の話をする前に相手の話を聞く姿勢を持て」

です

2.④で伝えたことの続きにもなりますが、

「大学辞めようかどうか悩んでるんです」

この一言だけで、なんで人は私のことを決めつけるんでしょうね

それを聞いて「なんで?」「話聞くよ?」とはならないのが不思議で仕方ない


人間は常に自分に注目を集めたい生き物です

だから相手の話を聞くより自分の話をしたくなってしまう

その気持ちはよくわかります

ただ一歩立ち止まって考えてほしい

あなたが話してるとき、聞いてる相手はどうしてますか?

あなたの話をさえぎって話してきたら、どう思いますか?

「なんだこいつ!」ってなりませんか?

それと同じことを私は何人にも何回もされました

でもそれをした人は覚えてないでしょう。いじめと同じ現象ですね


だから私はだれかと話してるとき、必ず相手の話をさえぎりません

相談や聞いてほしいことを言われたら、そのすべてを受け止めます

その上で、相手の気持ちも受け取った上で、自分の考えを伝えてます


「同じようにしろ」とは言いません


「就活で悩んでる」「やりたいことが分からない」

このようなことで悩んでる人が多くいます。特に学生。

そのようなことを言われたら自称・大人のみなさんは、

とりあえずその人の話を聞いてください

なにも聞かずに自分の価値観だけを押し付けないでください

なにも知らないのにその人を否定しないでください


卒業まであと半年を残して、2年間休学した23歳の若者が大学中退を通じて

伝えたいことは以上です

最後まで読んでいただき、ありがとうございました




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