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小説を書こう⑤

さて、今回は実際に1話分書いてみます。

ポイントを押さえると、
わりと簡単に書けるので、
作家志望のそこのあなたは、
是非真似してみてね✨

さて、はじめましょう。

登場人物は『小説を書こう④』を、
そのまま使います。
キャラが気になる人は『小説を書こう④』を是非ご覧下さい✨

流れはこうです。

①前に見た話をパクる
②オチを考える
③オチの絵を想像
④オチに向かってキャラを動かしていく
⑤キャラの改変をする

では実際に原型を作ります。

①前に見た話をパクる⇒
米澤穂信さんの『美味しいココアの作り方』を
パク…参考にさせて頂きます。
②オチを考える⇒
あららぎが、妹に怒られながら、
ホットサンドを咥えながら、家を飛び出る。
③オチの絵を想像⇒
絵を書いたり、
想像に近い絵を検索したりして、
出来るだけ鮮明にします。
④オチに向かってキャラを動かしていく⇒
想像した絵に向かって、
話とキャラを動かしていきます。
⑤キャラを改変する⇒
不自然にならない程度に改変します
(自分の経験的に、
このへんの作業で、
『名作』か『駄作』かが決まります)

これを作るのと作らないのでは、
作業時間が3倍くらいかかったのに、
なんか面白くない現象が起こります…
ご注意を…

はい、では本編です。
(今回は『場所』『声』『最低限の効果音』くらい です。あくまで参考ですので…)

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

○朝7時30分○
○あららぎの部屋○

△△△△△△△△△△△△△△△

あららぎ『💤』

妹『おにーちゃーん!起きろー!』

●ドア『ドンドン!!』●

あららぎ『うわあ!なんだなんだ!?』

妹『入るよー』

●ドア『ガチャ…バタン』●

あららぎ『妹よ、おはよう』

妹『おはよう…じゃないわよ、お兄ちゃん!今何時だと思ってるの?あと、30分ででないと遅刻するんじゃないの!?』

あららぎ『えっ?もうそんな時間?…あっ!やべぇ!』

妹『ちょっ…いきなり脱ぎださないでよ!デリカシー無さすぎ!』

あららぎ『うるせぇ!見たくないんだったら、早く出ていけよ!』

妹『へー…いいのかな?そんな態度をとっても?いつも朝起こしてあげて、朝ごはんまで用意してあげてる私に?』

あららぎ『…すみません。今から着替えるから、部屋から出て頂けると助かります。妹様。』

妹『ふふっ♥️仕方ないなぁ。では、出ていってやるか…あっ、朝ごはんは用意してるけど、今日のココアはお兄ちゃんがいれてね、もちろん2人分』

あららぎ『なっ!?妹のココアが我が人生のメインイベントなのに?』

妹『どんだけショボいのよ…お兄ちゃんの人生。いーでしょ?たまには…あたしだって、お兄ちゃんのいれてくれたココアが飲みたくなる時があるのよ』

あららぎ『…はい、わかりました。ご用意させて頂きます』

妹『ふふ♥️じゃお願いね。あたしお風呂に入ってくるから、上がってくるまでに、ココア淹れといてね』

あららぎ『はいはい、了解』

妹『では!』

●ドア『ガチャ…バタン』●

あららぎ『さて、着替えるか…』

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

○朝7時45分○
○キッチン○
○冷蔵庫の横に電子レンジが置いてある○
○シンクの中には洗ってないスプーンが一本○

△△△△△△△△△△△△△△△

妹『はぁーサッパリサッパリ』

あららぎ『お、おう…良かったな…』

妹『ん?どうした?妹の浴場上がりに欲情したか?』

あららぎ『いや、欲情しないし、上手くもねえよ…』

妹『ん?ほんとにどうした?ツッコミにいつものキレがない…ということは…なんか隠してるな!?お兄ちゃん!?』

あららぎ『いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや、なななななななななな何もかかかかかかかかかかかかかか隠してないし、かかかかかかかかかかかか勘違いするなよぉ』

妹『…あのさ?隠す気があるなら、もう少し上手くやってくれる?さすがにフォローできないんですけど…』

あららぎ『い、いや別に。あっ…それより、これ飲めよ、ココア』

妹『…なんか嫌な予感しかしないけど…あっ、美味しい♥️』

あららぎ『だろ?特別な作り方してるからな』

妹『悔しいけど、私が淹れるココアより美味しい…どうやって作るの?』

あららぎ『何?知りたい?』

妹『うん。教えて!』

あららぎ『しょーがないな。まず…』

妹『うんうん✨』

あららぎ『ココアの粉を入れて、これに温めたミルクを少し入れる。』

妹『えっ?途中まで?』

あららぎ『ああ、カップの1/5くらい…そして、混ぜる』

妹『えっ?溶かすってこと?』

あららぎ『そう!でも、溶かすだけじゃなくて、粘りが出るまで練るんだ!』

妹『練る?ココアの粉を?』

あららぎ『ああ。そして、練って香りが良くなったら、残りの温めたミルクをいれて、溶かして、完成』

妹『へー知らなかった。特別な材料使ってる訳じゃないのに、こんなに美味しくなるんだね』

あららぎ『どう?美味しいだろ?』

妹『うん!美味しい!』

あららぎ『じゃあ、俺はそろそろ…』

妹『うん!いってらっしゃい!お兄ちゃん!』

あららぎ『おう!いってきます!妹!このホットサンド貰ってくな!』

妹『ん?あれ、そういえば…ちょっと待ってお兄ちゃん!』

あららぎ『な、何かな?』

妹『シンクの中には、スプーンが一本しかなかった…お兄ちゃん?ミルクはどうやって温めたの??

あららぎ『え?…あーその飲んでるコップを使ったんだよ。温めたのは電子レンジでね…』

妹『いやいやお兄ちゃん…お兄ちゃんの作り方だと、ココアの粉を練るコップミルクを温めるコップが必要になるでしょ?』

あららぎ『あーそれはな…』

妹『つまりね、ミルクを温めたコップがもう一つシンクにないとおかしいのよ。なのに、シンクにミルクを温めたコップは無い

あららぎ『お、俺はそろそろ…』

妹『お兄ちゃん、もしかして…』

●冷蔵庫『ガチャ…バタン』●

妹『…っ!やっぱり!!…お兄ちゃん💢』

あららぎ『はははっ…じゃあ!いってきまーす!』

妹『帰りに変わりのミルク買ってきてよね!!お兄ちゃん!!』

あららぎ『はいはーい!』

●玄関『ガチャ…バタン』●

妹『まったく…ミルクの紙パックをレンジで温めるなんて…信じらんない!!お兄ちゃんのバカー!!』

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

エンディング曲~♪と
③で想像した絵を流して、終了

△△△△△△△△△△△△△△△

以上です。

執筆時間は2時間弱です。

やろうと思えば、
もっと早く作れますが、
どうしても勢い重視になるので、
あまりオススメはしてません。

あくまで、
キャラを改変することが前提なので、
はじめの方は、できるだけ慎重に、
話を作ることをオススメします。

さて、今回の話で、
キャラの改変はなさそうですね。
化物語のキャラ設定が優秀。
ということなんでしょうね✨

次回は、見せ場の話の作り方を説明して行こうかと思います。
アニメ、マンガでいうところの一番数字がとれる話ですね。

ではまたね🙋






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