周りの人の思いやりが伝わってくる!

人生に1回くらいはどうにもならないくらい辛い出来事っておこると思う。
自分の努力とか根性では乗り越えられない、逃げることもできない、いつ解決するか検討もつかない、気持ちの問題ではない、そんな状況に陥ることってあると思う。
そういう時ってどうすればいいでしょう?

詳細は省くけど、私の場合はそれが2016年の夏にやってきました。
幸いなことに当時の職場の方々は優しかった。仕事はいいから自分のことを優先しろ、と言ってくれた。その言葉に甘えることにした。
それでも辛かったです。やらなきゃいけないことが次々と襲ってくる感覚。私は常に物事の優先順位を考えて行動することを心がけている(それでたまに冷めている人間だと思われる)のだが、そんな冷静な判断ができなくなってくる。思いついたことをまずは片づけることにする。食欲はない、眠れない。とは言ってもある程度まで来ると少し食べたり少し寝たりする。不思議ですよね、人間の身体って。疲れの限界が来ると2時間くらい寝るんだけど最低限まで回復すると起きて再び寝ることができないんです。
少し諦めることにしました。自分が聖人ではないんだ、完璧にはできないんだ。やれることだけやろう。無理だもん。ということで、体力的にも精神的にも、自分が壊れないようにすることを第一優先にしました。

さて、少し落ち着くと、事は自分のことだけではなくなってきます。職場、親戚、大切な友人には自分の状況を伝えなければなりません。
私は、いい人偏差値で言えばごく平均だと思っています。特別他人に親切にすることはあまりありません。悪意をもって人に接することはあまりありません。
みんなびっくりするくらい私を思いやってくれました。普段はそういう感覚ってあまりないのですが、その時はその思いやりががっつり伝わってきました。思いやりの表し方は千差万別です。例をあげます。

・すぐに飛んできてくれた
・一緒に半泣きになってくれた
・半ば無理矢理家にあげて酒を飲ませてくれて、3時間話を聞いてくれた
・あくまでも普段通り接してくれた
・仕方ないから頑張るしかない、と励ましてくれた
・自分の経験を話してくれた
・わざとふざけたことを言ってきてはしゃいでくれた
・あえて何も言わない

全部、その人の思いやりを感じました。

本気で誰かのことを思いやっていたら、それはどんな形をとっていても相手には伝わりますよ。どれだけ助けられたことか。

今、2018年5月、2年弱が経過しています。根本的な事情は変わってないのですが、周辺状況を変えることで平穏な日々を過ごすことができています。その作業自体は私が1人でやりました。それは間違いないです。辛い出来事を乗り越える作業自体は、多くの場合、他の人の力を借りることはできないと思います。自分でやるしかない。でも、周りにいる大事な人たちが自分のことを思いやってくれているという事実はすごく助けになります。本当に。だって、話を聞いてくれるんですよ、真剣に。悩み事とか辛い事って話すことで吐き出すことでかなり軽減できます。

辛い出来事がおきたら、周りにいる大事な人になるべく早く話すことをおススメします。
その方が早くその出来事を乗り越えることができると思います。
いい人偏差値平均前後をキープしていれば、周りの人はあなたを思いやってくれるはずです。そして、その思いやりをあなたは全部受け取ることができるはずです。


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