【週刊アラマン!】私たち、ボロボロです
こんにちは!
革小物ブランド・アラマンのあきこです☺︎
はじめましての方はこちらをお読みください。
今週のアラマンはトラブル続き
さっそくですが、今週のアラマンはボロボロでした。
私たちは工房や店舗を構えておらず自宅を作業場として使用しているのですが、マンション住まいだから近隣住民との騒音トラブルは避けたい。
いつからか私たち夫婦の間で
「どの程度音に気をつけて、近隣住民に気を使うか?」という点にズレが生まれていました。
夫の革仕事を心から応援しているのに、作業音の苦情がこないか過剰に心配してしまう。(それが小さな音であっても)
わたしが心配性を発揮しすぎて、夫の仕事をセーブしようとしたりする。
「音」という問題について口論になったり、自宅を飛び出しちゃったり。
ふたりで頑張っていきたい気持ちがあるのに、どんどんふたりの間に距離ができていました。
まさかの連続トラブル
「音」に関する捉え方のすれ違いから疲れ切っていた私たち。
気持ちを切り替えようと運動をしていたところ・・・
ぐねっと、やっちまいました。
集中できていなかったのか、膝を変な方向に曲げてしまい、痛めちゃいました。
まっすぐ伸ばせなくて歩くことはおろか寝ることも難しい。
「音」のことで散々ケンカした後、続けて起こったトラブルにもう心がボロボロでした。
私たちには癒しスポットがあります。
心が落ち込んだときに行くのが、海!
車を少し走らせたところにあるとっても広い海岸。
先が見えないような杉林を通り過ぎ、高い階段を上ると、一面に海が広がります。
なんとなく非現実感があって、強く吹く風が煩悩を吹き飛ばしてくれる。
ふたりで「どうしよっか」ってポツポツと話をしました。
ここでぼーっとすると、なんとなく心が軽くなるんだなあ
ふと思い出す「はじめてのお客様」
海でぼーっとしていたときふと、はじめてのお客様を思い出しました。
ほんっっとうに駆け出しの頃、革小物を販売する機会をいただいて1日だけ出店をしたことがあります。
そのお客様はたまたまいらっしゃっただけで、もちろん私たちのことは知りませんでした。
それなのに、見ず知らずの私たちにお気に入りの手帳につけるチャームを頼んでくれたんです。
こんなデザインが良い、こんな風にしてほしいというお話を伺って、その場で作ってお渡ししました。
目の前で喜ぶお客様の顔を見て、喜びでいっっっぱいになったことを鮮明に覚えています。
「ああ、疲れた」「もう、やめちゃおうかな」なんてネガティブな言葉がよぎった今週。
初めてのお客様だけでなく、これまで製品を喜んでくれたお客様、一緒にワークショップを運営してくれるチーム、応援してくれる方々のためにも、こんな駆け出しで折れていられないと思いました。
「ふたりで頑張る」ということ
「ふたりで仕事を頑張る」というのは、時々無理があります。
どちらかが無理をしていたり、ふたりとも頑張れなくて足を引っ張り合ったり。
だからこそふたりの考えをすり合わせて、ふたりで決断することが必要になってきます。
今回の「作業音」という問題は、工具を変えるという案で落ち着きそう。
音を過剰に気にする心配性のわたしのために、これまでの相棒(工具)を手放してくれる夫の決断には感謝しかありません。
勇気ある決断をしてくれたからこそ、夫が充実した革仕事をできるように、精一杯支えていこうと思います。
さ、がんばろ!と気持ちが晴れたとき、お財布のオーダーが飛び込んできました。
うん、やっぱり、こんなところで折れるわけにはいかないね!
ひとつひとつの仕事を大切に、誠実に、
来週もふたりで頑張ります!^^
それでは、また来週!
アラマン・あきこ
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