ベゴニア賞-11/28(日)東京8R- 馬体見解と予想

こんにちは。先週の東スポ杯の記事ですが、たくさんの方々にお読み頂けたようで嬉しい限りです。ありがとうございました。楽しみにしてくださる方々がいらっしゃる限り、2歳馬3歳馬について発信していこうと思いました。2歳馬3歳馬についての発信にこだわる理由は前回の記事の通りで、古馬戦について執筆することはないと思います。
さて、今週のメインの2歳戦はG3京都2歳Sですが、こちらはトゥデイイズザデイから人気どころが強くあまり妙味がないと思っております。トゥデイイズザデイについてはダービーなどの世代トップ戦線でも十分に戦えるポテンシャルがあると思っているので、いずれ上級戦に出てくるでしょうし、その時にでも詳しく説明させて頂けたらと思います。
そのため、今週は書くことないかなと思っていたのですが、ベゴニア賞のオッズが某競馬媒体にて水曜日時点の想定で1~5番人気が単勝3.4~5.4倍とかなり割れており、割れていますが個人的には 狙いたい馬/狙いたくない馬 がわりと明白なので、記事にしてみようと思いました。
週中水曜日の昼頃から執筆に着手したのですが、同日夜Twitter見てたら「ベゴニア賞は8頭立てか」というTweetが...。当初想定の14頭全て出走すると勝手に思い込んでいた愚生は、「オワタ、解散」と思ってしまったんですけど、上位人気想定の5頭は出走するようなので執筆を続けさせて頂きました。
また、このタイミングで2歳1勝クラスに出走するお馬さんたちの馬体見解をガッツリ書くことについて自分の中では意味のあるものだと思っております。というのも、2歳1勝クラスの当レースについて馬体云々ガッツリ書いているのは多分私だけでしょう。
来月の阪神JF/朝日杯FSについては馬体云々の内容がさまざまなメディアで世に出て回ると思いますが、私がそれらレースの馬体見解を書くことになった場合には、前回の東スポ杯/本ベゴニア賞記事同様に、当然オリジナルです。
何よりご支持頂いている方々にオリジナルとしてお楽しみいただけるように、今後も研究して参りますので、どうぞ宜しくお願いします。

-出走各馬 馬体の特徴/評価-

リアグラシア(想定、1番人気)

この馬は新馬戦のみ実馬を見ておりまして、まず、全体的なシルエットとしては特に難点がなくバランスの良い馬体に見えました。飛節については脛の角度を見る限りどちらかといえば曲飛よりには見えますが、直飛と曲飛の間のちょうど良いくらいという見方で良いかと思います。
背中は短くも長くもなく、馬として本当にちょうど良い馬体をしており、馬体としては、短めよりかは1,800~2,000mあたりが適性距離となりそうです。しかし、本馬のパドックでの歩様を見ると、前肢後肢ともにまだ硬さのある脚捌きで、身体全体を大きく使うような歩様ではありません。理想は頸をグイグイと前に、背中のアウトラインは波打つような歩様と考えています。
そのため、馬体としては1,800~2,000mくらいが適性ではあるものの、現時点の脚捌きを見ると、捌きの硬さが若干走りの効率を悪くしてしまうと考えられるので距離適性は1,600~1,800mあたりとみるのが自然だと思っています。
新馬戦とサフラン賞でのパドック映像を見比べると、新馬戦の時よりかは後肢の捌きが柔らかくなっているのがわかると思います。新馬戦時は後肢の歩幅は大きくなく踏み込みの力強さ加減には少し頼りなさを感じますが、サフラン賞時は前より大きい歩幅で後肢の踏み込みも強くなっていることがわかるかと思います。場数をより多く持てる早期デビューのアドバンテージが出ているなと感じさせるパドックでの歩様でした。
筋肉量については多くもなく少なくもなく、筋肉の質感を見る限り筋肉の強度もそれなりにあり完成度はまあまあ高め。全体的に脂肪などの無駄肉も少なかったことから、早くから動ける馬だなという印象でした。3戦全てのパドック映像を見て、馬体重は484kg→480kg→478kgと減ってはいるものの、「絞れた」という印象はなく、馬体が大きく変化したわけではないかなと思っています。
レース内容ですが、新馬戦を見るとトップスピードに乗るまでは割と遅めで結構追ってからようやくギアが入ったような形、差し脚届かずの3着。続く2戦目では出遅れたものの直線一気の差し脚で勝利。走法的にはなかなかのピッチ走法で、内にいる2着だった大きくストライドを伸ばす走法のショウナンアメリアと比べると一目瞭然かなといったところです。稍重馬場での初勝利となりましたが、良でも稍重でも本馬の能力はしっかりと発揮できると思っています。
また、新馬戦では直線坂下でもたついたこととは違い、2戦目は新潟平坦コースでしっかりと直線差し切った内容を見ると、「平坦の方が得意なのでは?」と思いたくなります。しかし、個人的には、初戦叩いたことにより状態上昇しギアの入りも良くなったと考えておりますので、府中コースでも「力を発揮する」という意味では全く問題ないと思っています。今回の取捨については、サフラン賞での内容も踏まえ、予想欄にて記載できればと思います。

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