2000年代初頭の『少年倶楽部』を語りたいよ〜vol.1 ひまわりのメロディ

snowmanのデビューを見て、私と同じく、ふっか!エモい!J.J.Express!!って思ったアラサー世代の方ってきっといっぱいいるのでは。

あの頃少年倶楽部でJr.が歌ってた、もう音源化できないであろう名曲の数々を語りたいよ…という想いが溢れて思わずnoteをしたためてみました。同世代の方が懐かしんでくれたら幸いです…。それにしても、最近は苦労を重ねてデビューするグループが多いので、そのたびに自分の中の懐かしエモポイントがどんどん積まれていきますね………

私悲恋ソングがすごく好きで、懐メロですが『喝采』『会いたい』『異邦人』あたりカラオケの鉄板ソングなのですが、なかでも「遠恋故に分かれることになる恋人たちの歌」がめっちゃ好きなんです。特にアイドルの遠距離悲恋ソングは格別中の格別、超絶大好物です。嵐の『台風ジェネレーション』とか好きすぎて、今でも聴くとちょっとうるっとしてしまう。

「会えない時間にも、距離にも勝てない、僕らがいた」

ここね!
最近の恋愛ドラマとか漫画とか歌って、時間にも距離にも勝てちゃうんですよね。でも平成前半の若者の恋愛って、負けちゃうんですよ。上京したり引っ越したり、大人になる過程でさよならしてしまうんですよ。
それがなんか青春味があってすごくエモい。

で、当時の少クラでこの代表格だったのが、
ya-ya-yahの『ひまわりのメロディ』!
これはみんな大好きでしたよね〜…。
いろんな解釈ができるかなとも思いますが、私のなかではこれは、「幼馴染の女の子と男の子が中学生らしい淡いお付き合いしてるんだけど、女の子が2学期から別の学校に転校してしまう。その直前の夏の風景」の曲です(長い)。

「自転車の後ろが急に軽くなって振り向いたんだ」っていう、二人乗り描写。「よく見たね、河原の花火」、花火って長い年月一緒にいないと、よく見たね、とはならないじゃないですか。ワンシーズンでそんなに同じ河原の花火は上がらないから。つまりこの二人はそこそこ長めの年月を一緒に過ごしてきている=幼馴染なんだな、とか。説明しすぎず隙を残した、それでいて丁寧な描写の良曲です。

この頃のya-ya-yahって、特に薮くんと八乙女くんが少年からすこーしだけ大人になりつつある片鱗が見えてる時なんですよね。なんか本当にこんな恋してて欲しいなぁ、みたいな。
それを後ろ支えする二人の顔面偏差値とパフォーマンスの安定感も素晴らしい。あの青いヒラヒラした衣装なつかしいなぁ。白とチェックのスウェット生地みたいな衣装も好きだったなぁ。今も誰か着てたりするのかなぁ。

そしてこの頃の子犬薮くんが歌う、
「心だけで好きになれた、最後の夏が終わる〜♪」
は、本当に尊すぎるし切なすぎる。
「でもその時は、もう今とは違う」
の高音薮くん好きすぎてつらかった…。
今のジュニアで誰か歌ってくれないかな…。
まじでジャニーズの中でもトップクラスのエモい曲だと思ってますほんと。

「またどこかで会えると言うだろう
涙も流さずに僕らは
でもその時はもう今とは違う
それを二人知ってるのに」

歌詞全部いいんですけど、この辺特にほんとにいい。
この2人は子供だけど知ってるんですよね。自分たちの恋の儚さというか、子供である故の今の刹那的なかんじとか。もうエモさの塊ですよ。エモすぎてエモに撃たれて死ぬ。私みたいなアラサーは死ぬ。大人になって変わってっちゃうんだろうなっていう自分への諦念みたいな、聡いけど子供らしい感覚がもう本当に良い。

ネットに全文転がってるので、見たことない人は是非一度見てみてください〜。
いや〜エモいですね。
また思いついたら記録としても残していきたいと思います!


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