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Osenロゴに込めた理想の姿と制作の裏側

こんにちは!株式会社Osenのちゃんあか (@akairo1996)です。

今年7月にスタートアップの創業メンバーのデザイナーとして入社し、3ヶ月が経ちました。やっとこのスピーディな毎日に慣れてきて、ずっと書かず書けずにいたロゴのお話。

入社して最初に制作したコーポレートロゴを制作していく中で、ロゴに込めた想いや裏側などを少しnoteにつづってみようと思います。

目次
1. Osenとは
2. 名前の由来
3. 今回重視したこと
4. イメージキーワード
5. シンボルのラフスケッチ
6. フォントの選定
7. カラーの選定
8. ブラシュアップと完成
9. おわりに



1.Osen(オーセン)とは

まずどんな会社なのか少しご紹介したいと思います。
弊社は、デジタルマーケティング事業を軸に、Webサイト改善、デザイン・Web制作、リスティング広告、アクセス解析などのサービスを提供している会社です。

私たちが目指すこと、それは「オドロキ!を生み出し続ける」ということです。単にサービスを提供するのではなく、「オドロキ!」という体験を提供し、生み出し続けることで、お客様と一緒に感動体験を味わっていくことが我々のミッションです。


2.名前の由来

オーセンティックとキングダムに登場するキャラクターの王翦から、Osen(オーセン)という名前が生まれました。

オーセンティック = 正真正銘・信頼できるさま
王翦(おうせん) = 「私は絶対に勝つ戦しか興味はない」勝ち戦しかしない


3.今回重視したこと

何よりも創業したてで、メンバーも私と創業者の社長の2名しかおらず、これからやっていくべきタスク量もたくさんありました。

名刺...コーポレートサイト...サービスLP...営業資料.....どの場面に置いてもロゴは必要です。そこで今回の制作において重要視していこうと決めたこと、

① 短い期間の中で思想やコンセプトを反映させる
② お互いのイメージを1番共有しやすくする方法をとる
③ まず私たちが好きだと思える満足のいくロゴを作る

この3つが今回大きく重要視したことになります。

短い期間の中で、伝えたいことや込めたい想いを反映させるには、デザイナーである、デザイナーでないに関わらずイメージを共有し合える方法をとることが重要だと考えました。それが、言葉なのか写真なのかツールなのか。

そして、まずは私たち自身が満足のいくロゴを制作し新しいスタートを切っていこうと思い、制作に入って行きました。


4.イメージキーワード

まず最初にしたことは、イメージキーワードを出していくことでした。すでにOsenが目指すべきミッションやビジョン、カルチャーとは何かを伝えられていてその内容を表現すべきと考えていたのですが、頭の中を簡潔に整理するために伝えたい全ての言葉をキーワードに変換して、洗い出して行きました。

洗い出した先に起こること.......
それはキーワードがありすぎて、何が一番伝えたいことかわからなくなってしまったこと、そしてたくさんの意味を込めたいという感情になってなったことでした。

伝えたいことが明確でないことと、意味をたくさん込めすぎてしまうことは逆にわかりづらく意図を持たないものとなってしまいます。

そこでこの中から何をメインキーワードにし、ロゴにどんな想いを込めるか再度すり合わせをし、ミッションである「オドロキ!を生み出し続ける」という姿をロゴに映し出すことにしました。そのため、メインキーワードを下記の6つに絞り込みました。


5.シンボルのラフスケッチ

この6つのキーワードから、ラフスケッチを行って行きました。

なんだか同じようなマークばかりだなとも思いつつ、驚きのイメージを短期間の中で、ひたすら書いて書いて...いい!と思うものに赤丸をつけていただき、5個のマークをベクターデータに移動して行きました。

ベクターデータに移行してから意見を話し合い、最終的に四角をつけたものが私たちが生み出すオドロキとお客様が体験するオドロキが重なり合っている姿が連想でき、このシンボルをベースとしていくことに決まりました。


6.フォントの選定

シンボルとセットになるロゴタイプのベースフォントをどのフォントにするか、Osenのイメージに近いと思うものをひたすら選んで行きました。

インスピレーション為に使用したサイトが下記のサイトになります。

太め・丸っぽい・動きのあるフォントを選出し、シンボルも右向きか左向きかで同時進行で決めて行きました。

イメージに合うと感じたフォントに四角をつけ、最終的に意見が一致した、シンボルがRIGETの17番のフォントをベースにロゴタイプを制作しくことになりました。


7.カラーの選定

本来であれば、カラーを選定する前にシンボルやロゴタイプの作り込みをしていきたいのですが、今回は短い期間の中で早くイメージを共有していく必要が合った為、カラー選定を先にして行きました。

様々なツールを使用し、イメージをすり合わせて行きます。

信頼のイメージである青をはじめ、成長を連想させる緑、驚きが生まれていく楽しい雰囲気を連想させるオレンジ。私たちが生み出すオロドキとお客様が体験する驚きをより表現すべく2色・そして重なり合っている箇所の1色。合計3色の構成で抽出して行きました。

ですが、ここでコーポレートサイトや名刺のロゴになったらどんなイメージになるかを長期的な目で考え始め、悩みに悩んでしまいました。。。

そこでロゴと関連資料・素材のジェネレータサイト「Emblem」というサイトを使用し、カラーを選定していくことにしました。ロゴの色を2色で表示することはできないので、あくまで白抜きになったイメージや名刺・HPにどのようなカラーで反映されるかというポイントのみで利用しました。


8.ブラシュアップと完成

そして完成したロゴがこちらになります。ここまで作業の裏側のお話をメインにご紹介してきたので、最後に込めた想いについてお伝えして行きたいと思います。

「オドロキ」を生み出し、「オドロキ」の体験を提供し続ける。私たちが目指していく理想の姿をロゴに集約し、表現しました。


【シンボル】

このシンボルは、「驚き」を表現するビックリマークをインスピレーションにし、2つの意味を込めて制作しました。

・大きなオドロキ!で期待を超える
ロゴマークを分解すると一つの「!」になる。期待を超えるべく、オドロキが膨らみ大きくなっている様子を表現しています。
・オドロキの重なりと連鎖
我々が生み出すオドロキとお客様が体験するオドロキが重なり合い、また無限に連鎖されていく姿を表現しています。


ロゴタイプ

ロゴタイプは、選定したベースフォントを元に全体的に丸みを持たせ、角の丸みや傾斜などを調整しました。

太めのウェイトで可読性を高め、Osenの「O」が驚いた時の口を連想させるよう表現しました。個人的には、「n」がお気に入りです。


【カラー】

色はこの4色を選びました。ロゴタイプのブラックは、キーワードの中の1つにある「オンリーワン」という意味を込めました。シンボルは、3色のブルーのカラーで引き立たせ、お客様が体験するオドロキには信頼を、我々が生み出すオドロキには好奇心を連想させるカラー表現をしました。


9.おわりに

私は、今までお仕事の中でロゴを制作したり、1つのロゴに時間をかけ、イメージを共有し合って作り込んでいくという経験があまりありませんでした。そのため、私にとっても初めての経験が多く、完成してから3ヶ月が経ちますが、今でも満足のいくものが制作できたなと実感しています。

ロゴの制作秘話や込めた想いを伝えたからと言って、いいロゴだということでは無いと私は考えています。今回、このようにnoteでお伝えしたのは、私たちが目指していく姿を発信し、多くの方に伝わって行ったらいいなという想い、そして私自身の自信に繋げていくために発信させていただきました!

Osenと共に私自身もぐんぐんと成長し、オドロキを生み出して行きたいと思います!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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