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【2022年1月13日のこと】バームクーヘン、パーフェクトワールド、濱口竜介監督「親密さ」

  1. 昼休み文学。職場でいつも頭に浮かぶのは、土日カウントダウン。休みが待ち遠しすぎる。

  2. 親戚からの東京土産、クラブハリエのバームクーヘンがとても美味しかった。まわりの砂糖のシャリっとしたコーティングと生地の柔らかさがgood!味のバランスが絶妙。バームクーヘンは奥深い。

  3. バームクーヘンが日本で初めて作られたのは、広島の原爆ドーム(広島県物産陳列館)だったんだよね、、、と、感慨深くもなる。ちょっとバームクーヘンにハマりそう。

  4. ネットフリクスでドラマ「パーフェクトワールド」を今更ながらにイッキ見した。松坂桃李さんが好き。映画や原作の漫画も読んでみたけど、ドラマがいちばん好きだな。ドラマの中でもそういえば、バームクーヘンが出てきていた。

  5. 毎朝、通勤の為に車で橋の上を通るけれど、今日はところどころ寒さで凍っていて焦った。運転初心者はびびるんだ、これが。慎重にハンドルを握る。

  6. 車の中で、最近、聴いているのは、先週図書館から借りたCDで上々颱風と空気砲団と忌野清志郎のベストアルバム。某図書館は置いてあるCDが渋くてわたし好み。山下光陽さんの仙川ニワコヤのイベントで上々颱風の白崎さんがLiveをやることを知り、シンクロを感じた!

  7. 忌野清志郎の歌をつい大声で歌いながら運転したりする。車内は何してもオッケーだ。アロマ浴もしたりしている。アロマの香りを漂わせるのに、車内はジャストサイズだ。

  8. 嗚咽することもある。

  9. 運転しているときに、ふと亡き父のことを思い出して込み上げてくるところがあり、運転しながら泣く。とくに清志郎の「デイドリームビリ-バー」を歌うと泣けてくる。この曲は清志郎が亡くなったお母さんを思って歌詞を書いたものだ。決してセブンイレブンの社歌ではない。

  10. 歌うと、今まで気づかなかった清志郎の思いに共振して、涙をぼろぼろ流して、声をあげて泣いてしまう。清志郎ももういないんだ、と思うとより泣けて泣けて。かなりすごい顔して運転していると思う。車ですれ違うひとは驚くかも知れない。

  11. 朝ごはんやおやつを食べて運転することも増えてきた。ちょっと運転に余裕が出てきたのかも。いや、朝が寒すぎて起きられず時間がないからだな。

  12. 今朝は干し芋をかじりながら運転した。干し芋をくわえながら運転していると、口から舌がべろん、と出ているみたいになる。妖怪あか舐め。すれ違う車からはバッチリ見えてるが気にしない。

  13. ミ、ミ、ミ、ミ。

  14. 濱口竜介監督の映画『passion』を観てから大ファンになった占部房子さんって、やっぱ今でもジュリエットビノシュに似てるな、とふと思う。

  15. 濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が年末年始から定期的にTwitterのトレンドに上がるけれど、わたしは観られてないからかなり悔しい。そろそろBlu-rayが出るらしいけど、わたしは映画館で観たい。

  16. 茨城県唯一のミニシアターに直談判する。なんなら、『親密さ』も観たい。『親密さ』は、すでに2回観てるけど何度でも観たい。

  17. 「言葉は想像力を運ぶ電車です」。『親密さ』のあの名シークエンスを見たら、武蔵小杉のドトールという名称は忘れられなくなる、あの感じ。映画館の中でまた味わいたい。

  18. [言葉のダイヤグラム] 言葉は想像力を運ぶ電車です 日本中どこまでも想像力を運ぶ「私たち」という路線図 一個の私は想像力が乗り降りする一つ一つの駅みたいなもので どんな小さな駅にも停まる各停みたいな言葉もあれば 仕事をしやすくしてくれる急行みたいな言葉もあるし 分かる人にしかわからない快速みたいな言葉もあって いちばん言葉の集まる駅にしか停まらない新幹線みたいな言葉もあります 地下の暗闇を走る言葉もあります 地下から地下へ受け渡される邪(よこしま)な想像力たち でも時折地下から地上に顔を出して ビルの谷間を潜るとき 不意の太陽が無理やり縦縞に変えようとするから 想像力は眉をしかめたりします 時々届くのが早いほど 言葉は便利な大事なものに思えますだけど本当に大事なのは 想像力が降りるべき駅で降りること 次に乗り込むべき言葉に乗ること ただそれだけです だから ダイヤグラムの都合から ぎゅうぎゅうづめの急行と すっかすかの各停が 同じ時刻に出発して ほんの一瞬同じ速さで走るとき 急行の中の想像力がうらやましげに 各停を眺めることもあるのです 2012年には 東京メトロ副都心線と東急東横線がつながるみたいに 今までつながれなかった あれもこれもつながるんだろうか そんなことを想像しています(2011年2月3日 武蔵小杉のドトールで)

  19. 映画に出てくるこの詩の朗読が好きすぎて、一時期、「◯◯◯のドトールで」とやたらメールや手紙の末尾に書いていたっけ。いま、書いていて気づいたけれど、『親密さ』は『偶然と想像』とも地続きなところがあると思った。

  20. あぁ、『親密さ』観たい。225分の映画だからなかなか上映は難しいけれど、映画館で観たい。ラストシーンは日本映画史上最高のラブシーンだと思っている。個人的に。まじ最高なんだ

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