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【2020年8月10日のこと】陰謀とサロン文化とムーミンと。

1. 暑さと闘うミミミ文学。


2. 頭痛と怠さと喉が少し痛くて、なんだか不安になる。熱中症と扇風機による乾燥なんだと思うけど、ときどき思い出したかのようにコロナ感染を心配してしまう。


3. 「原爆地上起爆説」なるものを先月、初めて知ったけど、「クラスターフェス」のTweetを追っていたら見事にこのふたつがリンクし出してきて、色々と調べてしまった。


4. 陰謀説を訴えるひとたちは、すべてが陰謀でフェイクと捉えるみたいだ。人工地震やスピリチュアル 、安倍晋三クローン説(!)など、かつてのカルト宗教と似てるようなSFみたいな「物語」で繋がっていって焦った。


5. その中でいちばん「はぁ?」と思ったのは、わたしの好きな新宿中村屋が日本式原子爆弾を作ったことになっていることだ。どこから突っ込んでいいかわからない。


6. わたしは新宿中村屋のサロン文化が好きで、社会事業活動にも関心があり今まで興味を持って何度か調べてきた。クリームパンやピロシキ、カレー誕生秘話にはNHKの朝ドラにして欲しいほどドラマチックで、オーナーの相馬黒光に憧れている。


7. そんな中村屋が原爆を作ったというとんでもネタが出てきてフリーズ。いや、笑ってしまった。どこからこの話は生まれたんだろう。


8. それだけ歴史をしらない、科学をしらない、メディアリテラシーもないんだと思うけれど、こういうことに出会うと、同じ土俵に上がらず無視するのがいいのか、エビデンスを出して話していくのがいいか迷ってしまう。


9. 昨日は長崎原爆忌でありムーミン の日(作者のトーベ・ヤンソンの誕生日)だった。ムーミン と原子爆弾は関係がある、、、これはガセネタではない。


10. と、言っても、ムーミン の世界が核で絶滅したその後を描いている、っていう都市伝説のことではない。1945年、トーベが「ムーミン谷の彗星」を執筆中に広島で原爆が投下され、このお話に影響を与えていると言われていることだ。お話のなかでは8月7日の午後8時42分4秒に、彗星は地球に衝突する。


11. トーベの誕生日が長崎に原爆が投下された日であることも因縁を感じる。「ムーミン 谷の彗星」は、2011年に行った読者会で出会ったひとからすすめられて漫画版を買った。


12. ムーミン の話は、東日本大震災とダブるんだ、っていうことを過去に2人のひとから聞いたことがある。ムーミン には自然災害や戦争を連想させる話が多々ある。


13. ムーミン グッズはもはや定番キャラとして雑貨屋さんで見かけるけれど、わたしも含めて物語をきちんと読んでいるひとは少ないかも知れない。


14. 積読状態にある何冊かのムーミン の本、マジでちゃんと読破したい。しかし、夜になっても暑く、活字を集中して読めない状況。読書時間が作れない。みんなこの暑さのせいだ!


15. 明日はより暑くなりそうで、ノークーラー生活者はどこかへ避難しないと生命危機だとかなりびびっている。憂鬱すぎる。


16. 昨日、田舎の両親が実家の余っている扇風機を持ってきてくれた。扇風機の風はやはりサーキュレーターとは違うことを実感。


17. 扇風機による活用実験はガチでやっていて、扇風機のプロペラの後ろに保冷剤をつけたり、氷入りの水をはったクーラーボックスに扇風機の風を当てて冷気を流すことを研究している。笑ってしまうほど原始的かつ必死。


18. 「ぼくらは薄着で笑っちゃう」という忌野清志郎訳詞の『イマジン』の謎の歌詞が頭の中でヘビロテしている。まさに薄着で笑って堪えたいわたし。タンクトップに短パンでときどき身体に霧吹きをする。


19. 久しぶりに清志郎の『イマジン』を聞こうと思ってYouTubeを検索していたら吉川晃司さんが歌う『イマジン』にヒットして聞き惚れた。カッコいい。


20. 2011年の夏の節電を思い出す。そういえばあの夏もなるべくクーラーをつけずに薄着で笑おうとしてたな。薄暗い街、地震や原発に敏感になっていた。あの夏も暑かった。

とっぴんぱらりのぷぅ。

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