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トケマッチが法人解散、販売預託商法のケースを振り返る。

今日は銀座の蕎麦屋さんでランチ。つるつる歯応えもあってうまい!だし巻き卵もめちゃくちゃうまい!!

バレンタインだから?ハートのそばがあるよ!笑
照庵さん


トケマッチが法人解散で物議

「高級腕時計をオーナーから預かってレンタルに回して収益を出します!」

高級腕時計をオーナーから預かり、その時計を貸し出すというシェアリングサービス「トケマッチ」をご存知でしょうか。

顧客から預かった高級時計を返却せぬまま、突如として法人の解散を発表したというニュースが流れました。

1カ月あたりのレンタル料は「3万9800円」 で、それによる時計のオーナーが受け取る金額は「1万9900円」

2021年1月よりサービスを開始で3年で1500本以上の時計を預かっていたといいます。

これは真っ当に事業をして失敗したのか、それともワザと飛ぶつもりでやったのか、これは闇に包まれたままです。

この手の問題は立証することは極めて難しいです。

このニュースはさておいて、今日の本題に入ります。

このワードを思い出しました。

「預託販売商法」という詐欺スキームです。

預託販売商法にご注意を

弊社の特許申請中の特別な空気清浄機を買って、保育園や病院などの衛生管理が必要なところにレンタルしてオーナーとして収益出しませんか?設置場所の営業は弊社が行います!お客様は購入していただき、我々に商品をお預けいただき、オーナー収益をもらっていただくだけです!不動産投資みたいで堅実でしょ!?

というようなものです。
実際にローンを組ませ、空気清浄機を何十台も買って、物自体は自分の手元に一度も届くことはなく、数カ月オーナーへの配当が続いて、経営破綻、というもの。

この経営破綻がガチの経営能力0による結果なのか、それとも計画的なのかは、うやむやにできちゃいます。

  • 現在、あらゆる物品等を対象として「販売預託の勧誘や契約の締結」をすることが原則禁止されます。

  • 販売預託の勧誘・契約をする場合は、消費者庁の確認を受けなければなりません。(現在、消費者庁の確認を受けている販売預託はありません)

「必ずもうかる」「楽して稼げる」という『おいしい話』は無いと思え

  • 「必ずもうかる」「楽して稼げる」そんなおいしい話はあんまりありません。自分が選ばれし人間と錯覚してしまうこともあるかもしれませんが、現実は結構厳しいものを突きつけてきます。

これまで話題になっているのは、
・投資アプリの入ったUSBメモリ
・テレビ電話の海外レンタル
・太陽光発電パネル
・コーヒー農園
・仮想通貨のマイニングマシン
・省エネ機器
・海外でのエビ養殖

などのレンタルオーナー契約があります。これに限らず、商材は無限にあるので、基本的な仕組みだけ覚えておけば自分の身を守ることが可能です。

二次被害にも注意しよう。足元を見てくる人もいます。

販売預託商法の被害にあった方に、弁護士を名乗る人物から「被害額を取り戻しましょう。」という電話がかかってきて、弁護士費用などを支払ったが、相手と連絡が取れなくなった。という二次被害のケースも報告されています。

他にも「不動産のオーバーローンの仕組みを使って、被害にあった借金負担を軽減しましょう」という話も二次被害的な勧誘があります。

弱者の足元を見て、焦った人をさらに罠に落とし込む、非人道的ですが、実際にあたりまえに起こっていることです。

過去の主な『販売預託商法』事件

2006年 『近未来通信』事件

『IP電話の中継局のオーナー』を一般投資家から募集。ひとり当たり1000万円以上出資すると、毎月100万円近い配当が得られるとし、出資金を募った。2006年配当を中止したまま本社と全国の事務所を一斉に閉鎖。2466台あるとしていた中継局は、実際には7台しか稼働していなかった。
2006年に経営破たん。被害者は約2000人。被害総額約400億円。

2011年 『和牛オーナー(安愚楽牧場)』事件

「繁殖用牛のオーナーになれば、その牛が産んだ子牛を買い取る形で、年に5%から7%の利益をオーナーに配当する。」と宣伝。実在する牛の数は、契約数よりはるかに不足しており、新たな出資者への販売代金を既存の出資者への配当金に充てるという自転車操業を行っていた。
2011年に経営破たん。被害者は約7万3千人。被害総額約4200億円。

2018年 『ケフィア事業振興会(かぶちゃん農園)』事件

干し柿などの加工食品のオーナーを募集。1口数万円で商品のオーナーになれば、振興会が約半年後に商品を買い取る形で元本に10%の利益を上乗せする、としていた。2018年に経営破たん。
被害者は約3万人。被害総額約1000億円。

2018年 『ジャパンライフ』事件

顧客が『レンタルオーナー』となり、購入した『磁気ベスト』や『磁気ネックレス』などの磁気商品を有料で貸し出す、という商法を全国展開。元本保証と年利6%の金利をうたっていた。
レンタルされるはずの商品が契約数より大幅に少ないことが発覚し、消費者庁は平成28年以降、計4回にわたり一部業務停止命令などの行政処分を行った。2017年末に倒産、2018年3月に破産開始決定。
2020年9月18日、債務超過の事実を隠して営業したとして、元会長らが詐欺容疑で逮捕された。
被害者は約1万人、被害額は約2100億円とみられる。

SHINYAの過去の経歴、詐欺被害防止協会作っちゃう?!笑

SHINYAは過去に資産運用系・詐欺被害防止系のブログ運営をしたこともあり、この手の知識はそこそこあるつもりなので、被害に遭われる方を未然に防ぐことができるように微力ながら活動したいと思います。

詐欺被害防止協会みたいなの作るのもありですよね!

ぜひ感想コメントや相談、なんでもご連絡くださいね!

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