出社の風景
ホントの最後の厚手コートを羽織る(何度目だよ、というツッコミは置いといて)
今日は出社の日。
そして、会社の社員であることを確認する日だ。
新入社員が各部署にあいさつ回りをしている。
派遣の人が今週で辞めることになり、後任への引継ぎが始まる。
月末(この場合は3月)の締め日前でバタつく経理と総務の姿が見える。
どれも新鮮で、微笑ましく、そして他人事としか感じられない。
そんな自分に少し驚きつつ、とりあえず仕事。
やることがなくてもデスクに座っていろ、と言われてきたかつての日々が、パラレルワールドのようだ。
やることだけやって、たったとオフィスを離れよ。
仕事ならカフェでも自宅でもコワーキングスペースでもできる。
雑談も打ち合わせも最低限に済ませよ。
こんな共通認識が、わずか2年弱で形成されている。
社会同意が取れれば、世界はこんなにあっさり変わるのだと身をもって知る。
もっとも、まんぼう(まん延防止)が解除されたことで、出社奨励・リアル集合推奨・雑談とコミュニケーション深化がそろそろ会社から通達されるだろう。
その場所に、その組織に「所属」していることを体感させる取り組み。
コロナが落ち着くたびに出されてくるこの流れに、組織人はどう向き合っていけばいいのだろうか。
時代に流されながら、自分なりのあがきポイントがどこかわかれば、リアルVSオンラインという対立構図とは違う立ち位置が見えてくるのかもしれないなあ。
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