私は明日花キララが大好きだ。

とても尊敬している。

例の感染症で初めて緊急事態宣言が出され
皆が外出自粛を余儀なくされた頃、

Instagramのストーリー機能内で、
「おうち時間」なるタグが流行した。

自宅での過ごし方、楽しみ方、その大切さなど、
自粛生活の様子を発信する著名人が散見された。

明日花キララは凄かった。

超一流料亭から届く、何段ものお重に詰められた
庶民の元旦より遥かに豪華なお弁当。

お弁当自体の凄さに驚いているのではない。

叩かれない。

一連の投稿が、炎上するどころか支持されている
ところに、明日花キララの凄さがある。

セクシー女優引退表明をしてからも、惜しみなく
その美貌を披露し続けている。

美容系に転向し、クリニックを開設。
明日花キララになりたい女の子がわんさか通う。
ただこれは明日花キララ「が」作ったクリニック
であり、明日花キララ「を」作ったクリニックではない。

叩かれない。

リフトアップ、ヒアルロン酸注入、ダーマペン、
ファンデーション注入、チーク・ハイライト注入
etc...

叩かれない。

女性なら皆一度は心の端で憧れたことはあるで
あろう、完全なる肉体改造。私を含むほとんどの
女性は、勇気と資金の不足で諦めるものだ。
それをここまで実行体現してくれる清々しさ。
これこそが、エロ目線の男性以上に、リスペクトだけを持った女性が集まる理由だと考える。

大好きだ。

本当にサイボーグとなり、終いには不死身の体を
手に入れてほしい。老い知らず病み知らず。

本当に明日花キララになってしまってほしい。
持て余すほどの札束をビルの屋上からばら撒くのではなく、一銭も残さず使い切ってほしい。

打てる針(鍼)は全部打てばいい。

元日には三万草粥でも食べていてほしい。

クリスマスは、サンタクロースが引くほど大量の
プレゼントを手に入れればいい。

お盆でも、北極にいると見紛うぐらい、汗ひとつ
かかず涼しい顔で過ごしてほしい。

二次元でも敵わないほど圧倒的な美しさを
保って、バーチャルよりバーチャルになればいい。

大好きだ。

近付けるなら近付きたい。

とりあえず毎日ちゃんと顔洗お。