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ブリヂストンTRANSIT Carbon Limitedその2


1998年に500台限定でリリースされていたブリヂストンTRANSIT Carbon Limitedを手に入れたお話しの2回目です。その2というか前回の追記的なものなので、前回リンクを貼っておきます。

2回目の試走を終えて

炎天下20キロ程走っていました。
小径車でも慣性マスがあるのかずっと漕いでなくても流して走れるものの、27インチや700Cと違ってトルクが掛かっていない空走時のスピードがかなり遅いため時間がかかります。

その理由はやはり、この自転車の最大の特徴である後輪のハブ構造にあります。
流す時に軽くシャーっとはいかず、なんというかネバっこい。そうかと言って抵抗が高くてすぐ止まるのかと言うとそうではなくて、ネバっこいのにいつまでもトロトロ〜〜〜と流れている感じ。
エンジニアさんがなんじゃそれ!と突っ込みたくなるような文系表現ですね。

ステムの向きを変える

前回の角度調整ステムの向きを反対向きにするのに自転車屋さんへ行こうとしましたが、道具箱に短い六角レンチセットがありこれに車の車載工具入れにあった柄をとり外せるドライバーの柄の部分に六角レンチを差し込んで回すと見事に回り無事ステムの向きを変えることが出来ました。

シートを替える

また、クッションが過ぎるシートも新しいモノを買う前に普段乗っているクッションが無さ過ぎる自転車と取り替えてみました。

もともと付いていたシートでメーカー名も分かりませんがシート表皮がカーボン柄っぽいためあつらえた様なフィット感があります。

そして感じる次なる違和感

不思議なのはクランク長は17センチあり小さいわけではないのに漕ぎにくい。

シートポスト長は30センチ程ありますが、クランク軸からシートポストまでの長さを、普段乗っている自転車と同じに合わせようとするとシートポストのガイド長さが足りなくてシートポストが外れてしまいます。

シートポストのガイド長は14センチ弱
ガイド全部にシートポストを渡すなら40センチ弱程のシートポスト長、せめて35センチ程度はあるシートポストを探すことにします。

肝心のシートポスト径についてはノギスで測るべきですね。定規で測った限りは直径26.6ミリだと思いつつネットにあるシートポストカスタマイズを拝見するにそのバリエーションの豊富さから27.2ミリなのか?と思えなくもないこと。ともかくノギスを探してきます。

今の30センチシートポストの噛み合わせ部分を一瞬5センチ程度にして合わせて見るとクランク軸からシートポストまでの長さが68センチ。これは別の自転車と同じで私の足の短さなのでこれで良いだろうと踏み込んでみるとやっぱりストロークが短いような違和感がありました。

クランクの回転軸自体がストロークしている訳ではないので、どうやら乗車することでリアサスが沈むことでリアが尻下がりになり、オフセットされたシートポストのオフセットがより増したような感覚になっているよう。

しかも普通のダイヤモンドフレームに比べると角度が後ろに寝ているシートポストのため、出っちりかつ首が前のめりになりやすいようです。

これを実証するには0に近いオフセットの350mmシートポストを試してみることが良いのでは?と仮説を立てました。

とにもかくにもノギスでシートポスト径を測りましょう。

きっとつづくハズです。

2023.9.6 9:20追記

先ほど、シートポストからクランク軸までの距離が「変わるわけない」と記載しました。

その後なにげなく自転車を見ると、スイングアームの支点となるボルトからクランク軸まで、それから後輪ハブ軸と繋がっているため「変わる」ことになります。

①支点
②クランク軸
③後輪ハブ軸
とすると次のようなことになります

仮に、スイングアームの端の③後輪ハブ軸で5.3センチの振れ幅があるとすればクランク軸では0.7センチ短くなるということ。

乗車による荷重で沈むだけでも空車時とはシートポストとクランク軸の距離が変わるのですね。

乗車や踏み込みによって、実際どれくらい変化するのか?ですが、スイングアームの先が感覚的には10センチ程度変わるように思いますので、せいぜい1.5センチ。

許容性として②のクランク軸の先にある隠れているエラストマーに繋がるスイングアームの支柱部分の稼働域も目測で2センチ程ですからあながち間違えでは無さそうです。

通常のシートポストとクランク軸間68センチにプラス1.5センチの69.5センチとしてシートポストを探せば良いようです。

カーボンフレームのシートポスト噛み合わせは14センチほどでした。

たいした違いはないですが、350ミリではなく400ミリでちょうど良いことになるのかもしれません。

とはいえ、コストとデザイン、材質がしっくりくるモノがあるかという問題はあります。

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