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Apple iPod Hi-Fiという選択

2023.9.13のApple Event

iPhone15とApple watchのリリースを見てTitaniumのiPhone15Proモデルに惹かれました。USB-C化に伴い20倍速になったUSB3の10Gb/sの転送速度が一番惹かれたポイントというのも地味すぎます。

なにせ目の前にPowerBookG4 Titaniumがあるものですから。しかしアルミニウムとの合金かつ、背面はガラス筐体ということ、実際の重量を言わなかった点からすると衝撃的に軽い訳ではないようです。その点もPBG4が2.4kgあったのと似ていますね。

最小構成の128GBにAppleCare+盗難保証プランで194,600円ですか。

ごめんなさい。夢を見ました。。。いつか叶えたいものです。

とはいえ、消費しきれない物欲をどこで満たそうか。
ということでiPhone15Proの20分の1の価格で手に入れてみました。
2006年発売のApple iPod Hi-Fiです!

30pin覚えてますか?

2006年後半から2007年初頭までおよそ半年間という短い販売期間で販売終了したiPod Hi-Fiをご存知でしょうか?

当時リリースされていたことに気がつかなかったし、目にしたことも無かったiPod専用のスピーカーでした。

接続端子は4sまでのiPhoneやiPodに使われていた30pinコネクタ。

数々のオーディオデバイスが30pinのデザインを、取り入れていたのを思い出します。

それが突然iPhone5のリリースでLightningコネクタに変更され大混乱した記憶があります。

今夜予定されているであろうiPhone15リリースのLightningコネクタからUSB-Cへの変更はこれに比べるとあまり混乱は無いように思います。

それはLightningコネクタではMFI認証が必須となったことだけでなく、コネクタ形状の変更がもたらす使い方の変化、30pinコネクタはコネクタ自体の剛性でiPhoneなりiPodを立たせる置き方が出来たのに、Lightningコネクタではそれが出来なくなってしまったことが少なからず関係しているように思えてなりません。

引用ヤフオク出品より

実際、今みても30pinコネクタを使いことでオーディオ機器にちょこんと刺さるiPodが実に可愛らしかった。それはスターウォーズでルークスカイウォーカーがR2-D2なしのX-wingを操縦出来ないように、頭脳としてちょこんと装備されている姿に似ています。

例えが古かったでしょうか。SYNDUALITY Noirで、ドリフターだけではクレイドルコフィンがうまく動かずメイガスのNoirたちが必要なように。と言えば良いのでしょうか。

そんなiPodと一体になるスピーカーiPod Hi-Fiはネットオーディオも無ければBluetoothも無い。

30pinコネクタの他はミニ3.5ミリステレオジャックと光オーディオケーブルコネクタを兼ねた入力端子を持つだけで、iPodが無いとやはりただの箱になってしまうようなシロモノだったのです。

アップル社もiTunesだけだった世界からApple MusicやAppleTVとAppleTV+の世界とSiriによるHomeアプリケーションの世界を構築するには、デバイス自体にSiriを介してアップル社に情報を吸い上げる頭脳が無いiPod Hi-Fiスピーカーを普及させるのは良くないと判断したのでしょう。

その後、Siriを搭載したf初代Home Podが発売される2018年まで10年もの空白時間を費やすことにはなりしましたが、現在はHome Pod miniと2代目Home Podが Apple Music、Apple TV+と組み合わせてスマートスピーカー市場でAppleの市場囲い込みを強力に進めています。

私的にはHome Podを欲しかった一方でSiriに頼む世界観はあまり得意ではなくて、コードは電源コードのみ、場合によっては単一電池6本で電源コードすら不要でオペレーション可能なiPod Hi-Fiこそが好みの世界です。

引用ヤフオク出品より

おそらくパソコンの31.5インチモニタのまわりに置いている初代Harman Kardon Sound Sticksを今も使っていて便利な反面、電源ケーブルやスピーカーケーブルが実にたくさんごちゃごちゃしているのには困っていることが経験則の中にあるからかと思います。

そう、iPod Hi-Fiを置く場所はベッドサイドテーブルと決めていて、そこは出来るだけシンプルな構成にしたいという思いがあるからです。

また、いつの間にか数が増えているiPodたち、その殆どがバッテリー切れでコネクタを繋いでいないとすぐに落ちてしまうものの、それぞれに個性があってなかなか手離すことが出来ません。

iPod Hi-Fiが手元に届くまでの間に新しいiPhone15がリリースされても、30pinのiPodとiPod Hi-Fiの関係はこれっぽっちも揺るがないと思われます。

最終的にはBluetoothアダプタを使ってスマートスピーカー的に使うことも出来なくはないのですが、やはり真ん中にちょこんとiPodを載せて使うことこそがステキじゃないかと思っています。

黄ばみやすい白いボディに木目シート貼り付けてしまうのはどうかとか邪道な興味もいずれやってみたいと思うのです。

いや、いっそのこと本物の木でカバーリングして遊ぶのも楽しそうです!角のアールをうまく表現しながら特徴的なiPod30pinコネクタ部と側面のハンドルをどう上手に見せるかがポイントですね。そんなにうまくいくかわかりませんが、目指すのはこんな感じ。

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