脱サラオジサン、ワインエキスパートへ~資格取得までの道のり~29
テイスティング編その7:白ワイン集中見直し&直前模試③
いよいよ試験前、最終回。この試験準備日記も、試験準備という意味では今回を最後に。最後の最後に白ワインの確認。
1.白ワイン6種テイスティング
①Sancerre/Sauvignon Blanc100%/仏・2022年/12.5%
外観:清澄度=澄んだ、
輝き=輝きのある、
色調=グリーンがかった、レモンイエロー、
濃淡=淡い、
粘性=やや軽い、
印象=若々しい、軽快な、
→軽快な=アルコール度数が低いときに使う言葉、
「やや軽い」とセット
香り:第一印象=控えめ、開いている、フレッシュな、
果実・花=柑橘類、青リンゴ、リンゴ、スイカズラ、
ヴェルヴェーヌ、(草のような)
香辛料=石灰、火打石、貝殻、コリアンダー、煙・燻製、
香木、
※煙・燻製→ヒュメ香
香木→アロマティックなぶどうから出る香り
香りの印象=若々しい、嫌気的な、第1アロマが強い、
→嫌気的な=アロマティックなブドウ品種&樽を使っていない
味わい:アタック=やや軽い、
甘味=ドライ、
酸味=爽やかな、溌溂とした、クリスプな
→爽やかな=引き締まる酸、クリスプな→はじけるような酸
※MLFされていないとき
苦み=穏やかな、
バランス=スリムな、ドライな、
アルコール=中程度
余韻=やや短い、
このSBは難しい。Chabilisと間違えるのはOK。
②Clare Valley Riesling"Weemala"/Riesling100%/オーストラリア・2022年
12.0%
外観:清澄度=澄んだ、
輝き=輝きのある、
色調=グリーンがかった、レモンイエロー、
濃淡=淡い、
粘性=やや軽い、
印象=若々しい、軽快な、
→軽快な=アルコール度数が低いときに使う言葉
香り:第一印象=控えめ、開いている、フレッシュな、
果実・花=柑橘類、青リンゴ、リンゴ、スイカズラ、菩提樹、
→Rieslingだと思えれば、菩提樹はマル必
香辛料=石灰、貝殻、コリアンダー、香木、ペトロ―ゲン、
花の蜜、
→Rieslingだと思えれば、ペトロ―ゲンは入れてよし
でも、ほとんど香らないことが多い
香りの印象=若々しい、嫌気的な、第1アロマが強い、
→嫌気的な=アロマティックなブドウ品種&樽を使っていない
味わい:アタック=やや軽い、
甘味=ドライ、ソフトな
酸味=爽やかな、溌溂とした、
爽やかな→引き締まる酸
苦み=控えめ、穏やかな、
バランス=スリムな、ドライな、スムーズな、ジューシーな
アルコール=やや軽め、
余韻=やや短い、
Rsにしては酸が伸びない。ジューシー=New World。樽は使っていない。
③Marlborough Sauvignon Blanc/Sauvignon Blanc100%/ニュージーランド
2022年/13.5%
外観:清澄度=澄んだ、
輝き=輝きのある、
色調=グリーンがかった、レモンイエロー、
濃淡=淡い、
粘性=やや強い、
印象=若々しい、成熟度が高い、
香り:第一印象=開いている、フレッシュな、華やかな
果実・花=柑橘類、青リンゴ、リンゴ、パッションフルーツ、
スイカズラ、ミント、ヴェルヴェーヌ、草のような
香辛料=石灰、貝殻、煙・燻製、麝香、
香りの印象=若々しい、嫌気的な、第1アロマが強い、
→嫌気的な=アロマティックなブドウ品種&樽を使っていない
味わい:アタック=やや軽い、(やや強い)
甘味=ドライ、ソフトな
酸味=爽やかな、溌溂とした、
苦み=穏やかな、
バランス=ドライな、ジューシーな
アルコール=中程度、やや強め、
余韻=やや短い、やや長い
④San Rafael Torrontes"Elsa Bianchi"/Torrontes 100%/アルゼンチン
2021年/13.1%
外観:清澄度=澄んだ、
輝き=輝きのある、
色調=グリーンがかった、レモンイエロー、
濃淡=淡い、
粘性=やや軽い、(やや強い)
印象=若々しい、軽快な、(成熟度が高い)
→軽快な=アルコール度数が低いときに使う言葉
香り:第一印象=開いている、華やかな、
果実・花=白桃、アプリコット、マスカット、ライチ、白バラ、
→Torrontes・GTだと思えれば、ライチ、白バラはマル必
香辛料=貝殻、コリアンダー、香木、麝香、(花の蜜)
花の蜜、
→Torrontes/GTだと思えれば、コリアンダーはマル必
香りの印象=若々しい、嫌気的な、第1アロマが強い、
→嫌気的な=アロマティックなブドウ品種&樽を使っていない
味わい:アタック=やや軽い、
甘味=ソフトな、
酸味=爽やかな、なめらかな、
苦み=穏やかな、コク(深み)を与える
バランス=スムーズな、ジューシーな
アルコール=中程度、
余韻=やや短い、(やや長い)
白バラ、ライチ、コリアンダーは迷わずにチェックを。
酸味と果実味、両方を感じたら、、→Torrontes
果実味(甘さ)を強く感じたら、、→GT
⑤Santa Barbara Chardonnay/Chardonnay100%/アメリカ・2021年
14.1%
外観:清澄度=澄んだ、
輝き=輝きのある、
色調=グリーンがかった、イエロー、黄金がかった
濃淡=淡い、やや濃い
粘性=やや強い
印象=若々しい、成熟度が高い、
香り:第一印象=開いている、濃縮感がある、深みのある、
果実・花=リンゴ、洋梨、白桃、パイナップル、
ヘーゼルナッツ、フレッシュ・アーモンド
※パイナップル=温暖な
香辛料=貝殻、白胡椒、乳製品、
※白胡椒=日照時間が長い、乳製品=MLF
香りの印象=若々しい、成熟度が高い、ニュートラル、
(木樽からのニュアンス)
味わい:アタック=やや強い、
甘味=まろやか
酸味=なめらかな=MLF
苦み=コク(深み)を与える
バランス=まろやかな、ふくよかな、(厚みのある)
アルコール=やや強め
余韻=やや長い
樽香ののように感じる香りは、樽ではなくフルーツの熟れた香り
⑥Muscadet Sevre et Maine Sur Lie”Cuvee Selection”/Muscadet100%/仏
2020年/12.0%
外観:清澄度=澄んだ、
輝き=輝きのある、
色調=グリーンがかった、レモンイエロー、(イエロー)
濃淡=淡い、やや濃い
粘性=やや軽い、
印象=若々しい、軽快な、
→軽快な=アルコール度数が低いときに使う言葉
香り:第一印象=控えめ、(開いている)、フレッシュな、
果実・花=柑橘類、青リンゴ、(リンゴ)、洋梨
香辛料=石灰、貝殻、パン・ドゥ・ミ、
→パン・ドゥ・ミ=Sur Lie
香りの印象=若々しい、嫌気的な、第2アロマが強い、
ニュートラル
→嫌気的な=アロマティックなブドウ品種&樽を使っていない
味わい:アタック=やや軽い、
甘味=ドライ、
酸味=爽やかな、溌溂とした、クリスプな
苦み=穏やかな、旨味をともなった
バランス=スリムな、ドライな、
アルコール=やや軽め、
余韻=やや短い、
Chablisは12%のアルコールは無い、もっと高いAlc度数。
甲州は丁子を感じる、Muscadetは丁子を感じない。
2.直前模試その3
①Rheingau Riesling Kabinett/Riesling100%/ドイツ・2020年/11.5%
外観:清澄度=澄んだ、
輝き=輝きのある、
色調=グリーンがかった、レモンイエロー、
濃淡=淡い、
粘性=やや軽い、
印象=若々しい、軽快な、
→軽快な=アルコール度数が低いときに使う言葉
香り:第一印象=閉じている、控えめ、フレッシュな、
果実・花=柑橘類、青リンゴ、リンゴ、スイカズラ、菩提樹、
→Rieslingだと思えれば、菩提樹はマル必
香辛料=石灰、火打石、貝殻、白胡椒、ペトロ―ゲン、
花の蜜、花の蜜
→Rieslingだと思えれば、ペトロ―ゲンは入れてよし
でも、ほとんど香らないことが多い
香りの印象=若々しい、嫌気的な、第1アロマが強い、
→嫌気的な=アロマティックなブドウ品種&樽を使っていない
味わい:アタック=軽い、やや軽い、
甘味=ドライ、ソフトな
酸味=爽やかな(ブドウ由来の引き締まった酸)、
溌溂とした、クリスプな
苦み=控えめ、穏やかな、
バランス=スリムな、ドライな、スムーズな、
アルコール=軽い、やや軽め、
余韻=やや短い、
②Rias Baixas Albarino/Albarino100%/スペイン・2021年/12.5%
外観:清澄度=澄んだ、
輝き=輝きのある、
色調=グリーンがかった、レモンイエロー、イエロー
濃淡=淡い、やや濃い
粘性=やや軽い、やや強い
印象=若々しい、軽快な、成熟度が高い
→軽快な=アルコール度数が低いときに使う言葉
香り:第一印象=閉じている、控えめ、フレッシュな、
果実・花=青リンゴ、リンゴ、洋梨、スイカズラ、
香辛料=石灰、貝殻、海の香り、白胡椒、
香りの印象=若々しい、嫌気的な、第1アロマが強い、ニュートラル
→嫌気的な=アロマティックなブドウ品種&樽を使っていない
味わい:アタック=やや軽い、
甘味=ドライ、ソフトな、まろやかな
酸味=爽やかな、
苦み=穏やかな、コク(深み)を与える
バランス=スムーズな、ドライな
アルコール=やや軽め、中程度
余韻=やや短い、
③Califorinia Zindfandel/Zinfandel100%/アメリカ・2022年/14.4%
外観:清澄度=澄んだ、深みのある
輝き=輝きのある、
色調=紫がかった、黒みを帯びた、ガーネット、
濃淡=やや濃い、
粘性=強い
印象=若々しい、成熟度が高い、濃縮感が強い
香り:第一印象=開いている、強い、濃縮感がある、
果実・花=カシス、ブラックベリー、ブラックチェリー、
バラ、牡丹、
香辛料=シナモン、甘草、ヴァニラ、樹脂、コーヒー
チョコレート
香りの印象=若々しい、第1アロマが強い、木樽からのニュアンス
味わい:アタック=強い
甘味=豊かな
酸味=なめらかな、
→赤ワインは、MLFしたものが多い=なめらかな
タンニン分=力強い、緻密、
バランス=豊満な、力強い、ジューシーな
アルコール=やや強め、熱さを感じる
余韻=やや長い、
④Crozes-Hermitage/Syrah100%/フランス・2021年/12.5%
外観:清澄度=澄んだ、深みのある
輝き=輝きのある、
色調=紫がかった、黒みを帯びた、ガーネット、
濃淡=やや濃い、濃い
粘性=やや強い、
印象=若々しい、成熟度が高い、
※ガーネット+濃淡が濃い=深みのある
香り:第一印象=開いている、濃縮感がある、強い
※濃縮感がある=一遍にいろいろな香りがする
果実・花=ブルーベリー、カシス、ブラックベリー、
ブラックチェリー、スミレ、牡丹
※牡丹:ブドウが温暖な場所で育ち、色が濃いときに
香辛料=黒胡椒、ナツメグ、甘草、生肉、鉄分、
動物的なニュアンス
香りの印象=若々しい、第1アロマが強い、
味わい:アタック=やや軽い、やや強い、
甘味=ドライ、ソフトな
酸味=なめらかな、いきいきとした
→赤ワインは、MLFしたものが多い=なめらかな
タンニン分=緻密な
バランス=骨格のしっかりした、(豊満な)、
アルコール=中程度、やや強め
余韻=やや長い
⑤焼酎/芋焼酎
⑥Myers’s Rum Original Dark
まとめ
白ワイン6種で、品種正解率は2/6。なかなか品種は難しい。テイスティングコメントは、6種とも目標の7割(20/28点)を超えた。ギリギリ20点もあるが、これは、素直に嬉しい。。。最悪、Vintage、産地、品種を外しても、合格に近づけそうな気がする。
この流れで、模試。白2種+赤2種+その他2種で、合計168点満点。
白は合計で、30/38点、25/38点。合計55/76点。テイスティングコメントは、25/28点、23/28点。合計48/56点で8割越え。目標の7割を超えて上出来。
苦手の赤は、合計で25/41点、27/41点。合計52/82点。テイスティングコメントは、25/31点、25/31点。合計50/62点で8割越え。こちらは試験直前にして、初めて目標の7割を超えた。赤ワインも感触を掴み始めたか。。。
今回の模試は、107点が合格ライン。結果は117点。その他のお酒は2種類とも正解できたが、仮に0点でも107点。初めて、模試で完全に合格ラインをこえることができた。試験前に最高の感触を。
試験当日は、いつも通り平常心で、昨日までの自分の力で。目の前にワインに素直に向き合い、感じたままをそのまま表現して帰ってこようと思います。ここまでやったので、何とか合格をつかみ取りたい!
最終回は、試験結果とともに、当日の様子を書き残して第30回でこの記録を終了したいと。最終回へつづく。。。
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