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TVアニメ『ポケットモンスター』サトシ編最終話を見て、元アニメヲタクが感想言います。

2023年3月24日
ついにサトシとピカチュウの旅が終わった。
いや、そのラストシーンは新たな旅立ちだったので、ふたりの旅が終わったというのは違うかもしれない。
少なくとも我々がふたりの旅を垣間見ることはできなくなったのだ。
長かった。26年(間に数ヶ月の休止含む)。

さて26年を通して主人公サトシが追い求めてきたポケモンマスターであるが、ずっと疑問だった。

ポケモンマスター
って
ナニ?(笑)

いや、すいません、何か明確な定義があったなら教えていただきたいのだけども、
数少ないかもしれない中で見た限りでは、ポケモンマスターについての詳細は語られていなかったように思う。

漠然とした概念なのか、何かをどうにかすると得られる称号なのか、仙人みたいな存在のことなのか。

主題歌から探る

サトシ役の声優:松本梨香さんが歌う、最初のOP主題歌、そしてサトシ編最後のOP主題歌でもあった「めざせポケモンマスター」によると、

とにかくサトシが憧れているナニか

…ということだけは分かる。

ああ あこがれの ポケモンマスターに
なりたいな ならなくちゃ
ゼッタイなってやるーッ!

「めざせポケモンマスター」作詞:戸田昭吾

なりたいな ←分かる。ガンバレ!

ならなくちゃ ←なんか追い詰められてる?

なってやるーッ! ←気合は分かるが、そもそも一体何でどうやったらなれる???


サトシの戦歴から探る

どうやらサトシは、ポケモンバトル最強を決める大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス」で、ついに世界チャンピオンになったらしい。

これはSNSでも盛り上がっていたし、その様子を私も
うぉっ?!それじゃあポケモンマスターになれたんか?!
と興奮気味で見ていた。

…しかし、結果的にはワールドチャンプ=ポケモンマスターというわけではなく
じゃあ一体ポケモンマスターって何なんだ と謎はますます深まることになる。

これはもうサトシ一生なれないんでわぁぁぁ(TДT


サトシ引退から探る

そんな中、突如、主役交代の一報が届く。
これには現役視聴者も、元視聴者も、いや、ポケモン見てない人だって、驚きとショックを隠せなかったはず。

私の中ではもう、「サザエさん」「ドラえもん」「ちびまる子ちゃん」「クレヨンしんちゃん」と同ラインの作品であり、
サトシ達は永遠に年を取らずに、お茶の間に居続ける存在でしかなかったのだから。
(そんなことからも、もはやポケモンマスターになれなそうな予感しかないんだがwww)

でもよく考えてみればタイトルは「サトシ」じゃないし「ピカチュウ」ですらない。
主人公が変わるのもあり得ることだったんだと気づかされる。

しかし、いよいよそうなると、今度こそさすがにポケモンマスターになれるんじゃないか?!という期待は自然と膨らんだ。
なんせサトシ編最終章となるこのシリーズ、サブタイトルは

「めざせポケモンマスター」

なのだから!!


サトシ編最終話から探る

サトシとピカチュウの旅を見ることができるのもこれが最後になるのなら、このシリーズは…
見たいな、見なくちゃ、絶対に見てやるーッ!
と、めざせポケモン視聴!みたいなことに脳内ではなっていたものの、
年が変わったらすっかり忘れ、気付いたら最終話すら終わっていた。
3月末日、見逃し配信で視聴。ありがとうTVer\(T▽T)/

最終話ではのっけからサヨナラの場面。
カスミ、タケシと、それぞれの帰路へ。
あれ?カスミ、お久っ!1番最初のヒロイン!しかし秒でサヨナラ(笑)

悪役三人組(ん?ソーナンスも入れて四人組?)も出てきて、お約束シーンが続き、余計に残り少ない放送時間が惜しまれる。

ライバルでもあるシゲルに「チャンピオンになったキミは、どこまでポケモンマスターに近づけたのかな?」等と言われて、
久々の故郷でののんびり暮らしの中、常にその言葉が頭にある様子のサトシ。

そっか、最終章でもポケモンマスターになれなかったか。
最終章全11話の間、キミは何してたんだい?(;´д`)
それとも残された時間内で一気にその座に上り詰めるのかい?!


最終章でついに明かされる!

あっと言う間のラストシーン。
あれ?やっぱりこのまま終わる?

けれど、サトシはついに自分なりの答えにたどり着くのだ。

急にーーーっ?!

26年間お待たせいたしましたーーー!!じゃじゃん!

チャンピオンはゴールじゃない。
俺はまだチャレンジャーなんだって思ってる。
世界中全部のポケモンと友達になりたい。
それがきっとポケモンマスターってことなんだ。

サトシの台詞より

あ…



ま、まぁそうだよねっ!
小さい子どもにも分かりやすくて、明るくて、未来があって、良いと思うよ、うん、良いよ!良いっ!
サトシらしいじゃないのさ。

アラフィフBBAの私はちょっと曲がってるからね、26年の謎が、うん、そっか…(呆然) となってしまったよ。

BBAはもうポケモンマスターについては興味を失くしてしまったわ。
だってもうそういう意味では、サトシはポケモンマスターであるとも言えるし、
逆に言えば全部はちょっと無理やろ!ポケモンマスター、ムリゲーやろ!とも思うし。
ニャースとは友達なのかどうか、友達になれるのか問題も…


定義:ポケモンマスターとは


世界中全部のポケモンと仲良くなれた人~~~

です。


それより響いた言葉

いや、ホントすいません、それよりとか言って。
でもコッチの方が私の中では重要になった。

「ピカチュウ、いつか俺がポケモンマスターになった時、そこにいてくれよな。」

サトシの台詞より

こんな愛のある言葉ある?泣いたわオバハン。

でもまぁ、ポケモンマスターの定義と相まって、サトシとピカチュウ、ふたりの旅がこれからも続くんだなぁ、
ふたりの姿が力強くてキラキラしていて、なんだかんだいって良い終わり方じゃないか、
淋しいけど、きっとまたどこかで会える気がする

…と思ったのだった。



というわけで、
「TVアニメ『ポケットモンスター』サトシ編最終話を見て、元アニメヲタクが感想言います。」
~ポケモンマスターとは結局何だったのか~
でした。
読んでくださりありがとうございました。

ちなみに私は、ミミッキュ、シェイミ、グレッグルが好きです。





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