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訪問看護ステーション和 内堀三紀代 訪問看護師としてのキャリアに誇りを ~自分自身を大切にした働き方~

HIPsは医療・健康予防の専門職に革新的リソースを提供し「健康」というキーワードで世界を1つにすることを掲げ、ヘルスケア領域専門プラットフォームを提供している会社です。

また、HIPsでは「臨床技術」「臨床知識」「マネジメント知識」「就職」「キャリア」「優秀人材の採用」「専門家との接点」「開業」など、様々な状況で立ち塞がる 法人 & 個人 の課題やイノベーションを"まるで身体を支える大臀筋(ヒップ)"のように 上司やコンサルタント ではない立ち位置から支援しています。
様々な専門職が集まり、知識・技術・ノウハウを融合していくことで、医療・介護業界に新たな「上昇気流」を作り出すために挑戦し続けています。

今回は、弊社が人材配置と経営サポートを行っている
訪問看護ステーション和の代表取締役である内堀三紀代さんにインタビューしました。

経歴


1995年に看護師免許を取得後、兵庫県にある民間病院に就職し、内科・NICU・整形外科の混合病棟、また、産婦人科とICU病棟に8年間勤務。その後、医療系人材派遣会社のコーディネーターとして民間会社である人材紹介会社に転職。しかし、現場に戻りたいという思いから、クリニックや老人介護施設などに勤務。さらには、6年間小学校の支援教育看護支援員として重度肢体不自由児の子どもたちが地域社会で生きることや、学校生活のサポートにも携わった。
そして、ライフスタイルの変化を機に、訪問看護ステーションに転職し、同時に、管理者としての業務を担うようになる。ここで、3年7ヶ月勤務するなかで、看護師の働き方に疑問を抱き、もっと自由にプランニングしてみたいという思いが強くなった。
そして、2021年株式会社和を設立し、現在、訪問看護ステーション和の経営者・現場管理者・現場プレーヤーとして働いている。

看護師としてのキャリア


内堀さんにとって訪問看護師は看護師というキャリアの中での最終ゴールであった。
そのゴールに向かって、「広く浅く」を意識し、看護師として働いてきた。「広く浅く」という意識の根底には訪問看護の利用者は様々な病気を複合的に持つ人が多いため、地域に生きていく人をどのように訪問看護師としてサポートしていくことができるのかという考えがあった。様々な経験を様々な側面から経験を積んできたため、広く知識を持ち、様々な業務ができるようになったと語る。それがまた、内堀さん・訪問看護師としての強みでもある。さらには、民間会社での勤務を通して、社会的マナーを身につけることができたことが、訪問看護において非常に役立っているそうだ。

ところで、訪問看護師を目指すようになったのは、看護師3年目の研修で地域医療で訪問診療を行う先生との研修がきっかけで、在宅医療に魅力を感じ、この当時から訪問看護師を目標に様々な経験を積んできた。生活に一歩踏み入れた現場で、訪問看護の利用者様が「生きている」と感じ、管理される病院での治療とのギャップがとても印象深かった。利用者様の本来の姿を見ることができ、1人1人の生活にあわせた指導をすることができ、なによりも現場ごとに一定の時間をその利用者様「1人」に注ぐことができる。「その人」に寄り添うことができることが訪問看護の魅力と内堀さんは語る。

訪問看護ステーション和


訪問看護ステーション和は看護師として様々な経験を持つ内堀さんが代表取締役である2021年設立された大阪府箕面市にある24時間365日体制の訪問看護ステーション。
企業理念として
「人は誰しも尊重される存在である。お互いの価値観を認め、高め合う関係性をつくることを念頭に、地域社会での役割を全うする。」
を掲げている。
これは、ステーション利用者様だけでなく、働く看護師に対しても掲げており、看護師の働き方にも非常に目を向けている。その理由に、「看護師は自分を犠牲にする」働き方が美学という考えが今も残っており、看護師としてキャリアを積んでいくなかで、看護師の「働き方」を意識するようになったからだ。
高齢化社会の現代において訪問看護の需要は増加するばかりだが、その中で人材は不足している。その根本には訪問看護師の「働き方」の悪いイメージが大きく関係しているように思われる。
しかし、訪問看護ステーション和では企業理念をもとに、看護師1人1人のライフステージ、ブランクがある方にも寄り添っていく。さらに、現在は新卒で訪問看護師となる看護師も増えてきている。
訪問看護ステーション利用者様と同様に看護師も「1人の人」として尊重することは、労働環境の良好を生み出すことだけでなく、利用者様、さらには、地域社会も包括した良いサイクルを生み出すことに繋がるだろう。

訪問看護ステーション和 ホームページ


HIPsへの業務依頼


弊社HIPsは訪問看護ステーション和に対し、人材管理と経営面のサポート業務を提供している。
弊社はHIPsに所属する理学療法士の資格を持つセラピストの2人を配置している。
ステーションの規模は看護師の働きやすさに直結しているため、管理職の経験を活かして、ステーションの規模のバランスをとることを内堀さんは意識しているが、経営者としては経験不足なため、経営面のサポートもしている。ステーション内での経営面・実務・営業・人材管理などの役割分担・整備、また、ホームページの作成にも携わっている。ステーションの環境向上・ステップアップ、さらには、医療業界に新たな「上昇気流」を作り出すために共に挑戦し続けている。

ビジョン


内堀さんは、1人1人のライフプラン・家族・趣味、何よりも自分自身を大切にしながら働いていくことができる訪問看護ステーションの環境を創りあげるというビジョンを持っている。そのビジョンのために、訪問看護の利用者様だけでなく、従業員にも寄り添い、1人1人を尊重し、尊重し合うことで高め合い、「笑顔」を引き出し、さらにはその笑顔を地域社会へ発信していきたいという強い想いを抱いている。
訪問看護のため24時間365日ステーションは稼働しているが、バランス良く人員配置・業務分担をすることで、1人1人がワークライフバランスを充実させながら看護師が訪問看護師としてのキャリアに誇りと自信を持って長く働いていける「場所」を創りあげるためにも、HIPsとも協力しながら、このビジョンに突き進んでいく。

========================================================■ HIPs株式会社 (HIPs Inc.)“医療・健康予防の専門職に革新的リソースを供給し、「健康」というキーワードで世界を1つにする”HIPs(ヒップス)はHealth&care Innovation Partnersの略称であり、ヘルスケア業界のヒト・モノ・カネ・チエ、スキルの流動性を高め、病気で苦しまない世界を目指します。またそのために、医療健康の世界に新たなエコシステムを実現し、リスクマネーを投下できるファンド運用、医療健康従事者(ヒト)の流動性の向上、再現性の追求(データによるサジェスト)を実施します。医療健康業界における様々な状況で立ち塞がる 法人 & 個人 の課題やイノベーションを“まるで身体を支える大臀筋(ヒップ)“のように 医療健康スポーツにまつわる専門家の集合知によって支援する「ヘルスケア領域専門プラットフォーム」です。コーポレートサイト**ヘルスケア領域専門プラットフォーム HIPs[ ヒップス ]**Health & Care Innovation Partners[通称: HIPs(ヒップス)]”医療・健康予防hipsx.co.jp========================================================

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