三浦ベイスターズは本当に若手を起用していないのか~野手編~
初めましてモルヒトと申します。
現在ペナントレースで3位につけておりCS争いを繰り広げているベイスターズですがTwitterなどで三浦監督は若手を起用しない、もっと新しい選手を使え!といった意見が散見されます。自分はあまり気になったことがないので実際はどうなのか調べてみました。駄文ですがお付き合いいただければ幸いです。
まず調べるに当たって若手とはどのような選手を指すのか基準を決めたいと思います。年齢で区切るのが一般的な気もしますが今回は一軍打席数で区切りたいと思います。年齢だと高卒大卒社卒でプロ年数がだいぶ変わりますし遅咲きの選手はいくらでもいるので。
まずはここ3年で初めて規定打席に到達した野手数と初めて150打席以上たった野手数を他球団と比べていきたいと思います。
規定打席 150打席
De 2 4
T 3 3
C 1 2
G 2 2
Ys 1 5
D 3 7
Bs 5 4
M 2 5
H 0 3
E 0 4
L 1 10
F 4 5
※2023年9月20日時点、助っ人選手は除外しています。規定打席と150打席重複の選手は規定打席に含みます。
ベイスターズは規定打席は牧選手、関根選手の2人、150打席以上は蝦名選手、森選手、楠本選手、山本選手の4人になりますね。再建期の中日は人数が多くなってますが他のセ・リーグ球団と比べるとそこまで人数が少ないということはありません。
12球団で新規に規定打席をクリアする選手は年間合計で大体10人たらず、150打席をクリアする選手は15~20人なので大体平均程度の数字と言えるでしょう。
次はベイスターズ内で年ごとの比較をしてみましょう。
2015年から2023年までに初めて150打席に到達した選手は
2023 山本
2022 蝦名 森 楠本
2021 牧
2020
2019 乙坂 佐野
2018 神里
2017 柴田
2016 戸柱
2015 宮崎 倉本 白崎 関根 嶺井
となります。
2015年は低迷していたこともあってかなり人数が多くなってますが関根選手は2018~2020年は年間30打席未満になっていたことや今年は林選手が最終的に150打席は超えてきそうなことを考えるとここ2年間は実績の浅い選手に多く打席を割けているのが分かります。
ここまでを見ると三浦ベイスターズは他球団と比べても若手の起用が少ないということはなく、むしろここ数年の中では当球団比で多くなっています。
ではなぜ三浦監督は若手を使わないといった意見が見られるのでしょうか?
理由は色々考えられます。
まずここでは実績の浅い選手を若手としましたが関根選手、楠本選手は今年28と年齢としては若いとは言えずフレッシュ感に欠けるということがあると思います。特にこの2人は積極的に起用していたのでイメージが強いのでしょう。
他には他球団から移籍した選手をあまり積極的に起用しない点も一因となっているかも知れません。目新しさや期待度の高さで言うと若手と似たようなところがありますからそこら辺のイメージも一因となっていそうです。
結論
・三浦監督が若手を使わないというのはイメージ先行によるところが大きい。
・むしろ2016~2021年から比べるとここ2年は若手野手の起用が増えてきている。
こうしてみると元々ベイスターズは若手野手の起用が少ない球団でしたがここ2年で改善されてきており他球団並になってきています。
これから新たな戦力、レギュラーが出てきてくれることを期待しましょう!
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