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Stripeとfreeeの連携について

このブログはJP_Stripes Advent Calendar 2019 の11日目のブログです。

師走ですね。いよいよ今年も残り6%を切ろうとしています。

今日は決済サービスであるStripeと会計サービスのfreeeの連携をすることで何ができるか、どう便利になったかについて書きたいと思います。

会計freeeではStripeのアカウントを連携し、売上データを取込むことができます。定期的にデータをfreee内に同期してくれるので便利です。

同期されるデータは、1トランザクションあたりの売上、決済手数料、入金、返金、また昨日のアドベントカレンダーのテーマになっていたのチャージバック手数料のデータなんかも入ってきます。要はStripeのアカウントがfreeeの中に一つの口座として存在し、入出金の情報がすべて同期されます。また、具体的に反映される内容はこの3つです。

1.日付

トランザクションが発生した日が入ります

2.金額 

入金か出金に振り分けられます。例えば売上は入金、決済手数料は出金と行った形です。Stripeから銀行口座への送金をした場合は、出金となるので、返金とかいろんな条件を一旦おいておいて図にするとこんなかんじです。

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3.取引内容 

売上の場合は、Stripeの管理画面で言うところの、支払いデータの「説明」部分が入ってきます。説明は返金データにも反映されます。

スクリーンショット_2019-12-11_11_11_54

具体的に何が便利になったかでいうと以下2点です。

1.売上ベースと入金ベースでの把握ができるようになった

Stripeでの同期をする前は銀行に振り込まれる入金データしか取れなかったので、キャッシュフローベースでの管理しか出来ませんでした。今は、売上金額、手数料金額、入金額をほぼリアルタイムで把握できるようになりました。今キャッシュレス化が進んでいる日本においては、いろいろな決済サービスも出ていますが、勘定科目として数値に変える作業をする場合には、結構めんどくさい作業が発生することが多いなと感じています。(そもそも会計サービスとのデータ連携に対応出来ていなかったりするので…)Stripeは同期して、自動登録の条件さえ設定すれば反映されるのは助かります。

2.freee側で取引先別の分析ができるようになった

freeeでは同期したデータを仕訳にする時に自動で取引を登録してくれる機能があります。一旦条件を設定しておけば、後は勝手に推測してくれたり、自動登録してくれるので、特にデータが多くなればなるほど時間の削減が出来ます。

Stripeからの売上の説明内容は柔軟に設定できるので、freee の自動仕訳の条件と連動することで、いろいろな分析が出来ます。

freeeの方も仕訳に対して、取引先情報、品目、部門、その他メモを紐付けられるのでその情報ごとに数字を引っ張ってくることも可能です。

例えば、Stripeからの説明に取引先や、部門、販売カテゴリなどを設定しておき、freee の方でもその条件に一致したら、この仕訳にするということができると、freee側のレポート画面で各セグメントごとの売上が早い段階で可視化されます。

最後に

サービス毎に見たい数字は異なりますが、数値化の部分にマンパワーのコストをかけるよりは、システムで自動化できたほうが幸せかつ、そこにかかるコストをどう見るかが重要かなと思っていて、決済手数料という費用が何にかかるコストで、それによって発生する資産が何なのかを見極める事は会社が大切にしたいことに凄く反映されるなと思いました。そういった意味でも決済サービスの作り込みって結構重要だなと思いました。Stripeはクレジットカードの支払い明細の文言も設定することが出来たり、気になりだしたら手をつけたいような細かい部分にも比較的早く手が届くのが素敵ですね!

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