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『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 3-』 レギュラーステージ 第10試合 レジャーランド VS ROUND1戦について



1. はじめに

『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 3-』teamレジャーランド所属 アドバイザー べあーです。

今シーズンも、レジャーランド各試合の戦略についてnoteを公開していきます。

今回の記事では、8/9(水)に配信された「第10試合 レジャーランド VS ROUND1」の戦略、感想、舞台裏などを書いていきます。


<注目ポイント>

『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 3-』公式サイトより引用


2. 対戦テーマの印象

ファーストステージ「第10試合 レジャーランド VS ROUND1」のテーマは以下の通りです。

■ 先鋒戦 [テーマ: CHARGE LEVEL8-10]
■ 中堅戦 [テーマ: NOTES LEVEL10]
■ 大将戦 [テーマ: SCRATCH LEVEL11]

<対戦テーマの印象>
ROUND1 相手に大将戦で1番最悪なテーマが来たと思いました。理由は以下の通りです。

・大将戦 SCRATCH LEVEL11はU*TAKA選手が非常に強く隙がない。そのため、U*TAKA選手の自選曲に勝利するのはほぼ不可能で、課題曲全てが上手いのでストラテジーカードを使用しても意味がない。

昨シーズンのレギュラーステージSILKHAT VS ROUND1 大将戦 LEVEL11 SCRATCHのU*TAKA選手の試合を見直してみると、その凄さが分かると思います。


前回のGAME PANIC戦と同じく、大将戦のテーマが厳しいと感じていました。

レジャーランドのテーマですが、3試合目の時点で「SOF-LAN」「SCRATCH」「TREND」と癖の強いテーマが5/9となっており、癖の強いジャンルが多い上に対戦するチームとの相性が悪い状況となっています。


2.1 オーダーについて~ドラフト会議(全試合テーマ発表)後のタイミング~


ドラフト会議の直後にレギュラーステージの組み合わせ、全試合のテーマは抽選で決定」しています。全試合のテーマの印象については、レギュラーステージが終わったタイミングで全体戦略の記事を公開したいと考えています。

テーマ発表直後のタイミングで、全6試合にどの選手を出すか検討しました。

『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 3-』のルールで、レギュラーステージは全選手がコスト100を有しており、4回以上出場が必要となります。

1試合コストを60使用しますが、それを6試合行うので、消費するコストは360となります。そのため、「1~3巡目選手をコスト100使う、4巡目選手をコスト60使う」チームが多いと考えていました。

選手の選出を検討してみると1選手コスト100の制限が非常に厳しく、後半でコスト不足で悩まされることになるので、6試合のオーダーを事前にある程度決めておく必要があると感じました。実際にオーダーを検討してみると難しさが分かると思います。

加えて、『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 3-』のレギュラーステージは全6試合中3勝すればクオーターファイナル進出はほぼ確実なので、抑えるべき試合は確実に勝利して勝ち点を積み上げていくことが重要だと考えていました。


【ROUND1 の選出予想について】
ドラフト会議直後の時点でのROUND1の選出予想は以下の通りでした。

■ 先鋒戦 [テーマ: CHARGE LEVEL8-10] ;本命「I6VV 選手」 or NAGACH選手
■ 中堅戦 [テーマ: NOTES LEVEL10] ; 本命「KUREI 選手」 or NAGACH選手
■ 大将戦 [テーマ: SCRATCH LEVEL11] ;本命「U*TAKA 選手」 or KUREI選手 or NAGACH選手

<理由>
先鋒戦 I6VV選手:先シーズンのファイナルで先鋒戦 CHARGEに出場経験あり

中堅戦 KUREI選手:先シーズンのレギュラーステージ第21試合APINA VRAMeS戦で先鋒戦 NOTESに出場経験あり

大将戦 U*TAKA選手:レジャーランド相手に勝利するにはU*TAKA大将が1番可能性が高い

上記オーダーが1番強い形ですが、今シーズンはコストが100しかないため、別のパターンがくることも考慮してレジャーランド側のオーダーは検討しています。

又、セカンドステージ「第3試合 ROUND1 VS レジャーランド」のテーマに関する印象は、セカンドステージの記事で詳細を書きますが、セカンドステージの大将戦のテーマもSCRATCHでU*TAKA選手が非常に強く隙がないため2連続で出場する可能性もあると考えていました。

そのため、U*TAKA選手がどちらか1試合の出場で済むように、レジャーランドはROUND1戦前の最初2試合で1勝は必須だと感じていました。



【レジャーランドの選出について】
まず前提として、ファーストステージ「第10試合 レジャーランド VS ROUND1」、セカンドステージ「第3試合 レジャーランド VS ROUND1」のオーダーは同じタイミングで提出しています。

レジャーランドのファーストステージ「第10試合 レジャーランド VS ROUND1」の選出についてですが、テーマからU*TAKA選手が大将戦に出場した場合は勝利するのが全6試合の中で3番目に厳しいと思っていました。

一方でU*TAKA選手が大将戦に出場しなければ勝利できる可能性は高くなるので、どちらの場合でも勝利ができるオーダーを考えました。

・U*TAKA選手が大将戦に出場した場合の勝ち筋
「先鋒戦2タテ+中堅戦1勝+大将戦1勝(他選が厳しい)で勝利」、「先鋒戦1勝+中堅戦2タテ+大将戦1勝(他選が厳しい)で勝利」、「先鋒戦2タテ+中堅戦2タテの引き分け」狙いのオーダーとしました。

・U*TAKA選手が大将戦に出場しない場合の勝ち筋
「先鋒戦2タテ+中堅戦1勝+大将戦1勝で勝利」、「先鋒戦1勝+中堅戦2タテ+大将戦1勝で勝利」、「先鋒戦~中堅戦で1勝+大将戦2タテ」

レジャーランドの選出理由は以下の通りです。

■先鋒戦 [テーマ: CHARGE LEVEL8-10] U76NER選手
U76NER選手は昨シーズンのファイナルで先鋒8-10 CHARGEを担当。U76NER選手だったら自選曲はキッチリ勝利を抑え、2タテできると考えたため。1-PIN選手が出場することも考えましたが全6試合のコスト兼ね合いからU76NER選手となりました。

中堅戦 [テーマ: NOTES LEVEL10] G*選手
昨シーズン 「レギュラーステージ 第15試合 VS SILKHAT戦の中堅戦」でG*選手が経験しているジャンル。今シーズン レギュラーステージ 第2試合 レジャーランド VS SILKHAT戦 の先鋒戦と同テーマでもあり、練習効率も良い。

大将戦 DINASO選手:U*TAKA選手が大将戦に出場した場合に1番自選曲を通せる可能性があるのがDINASO選手。又、U*TAKA選手以外が出場した場合は2タテできる可能性もある。


セカンドステージ「第3試合 レジャーランド VS ROUND1」の大将戦にU76NER選手を選出した理由については、セカンドステージの記事で書きます。

又、この時点ではファーストステージのストラテジーカードはROUND1戦に使用するよりかは、SILKHAT戦に使用した方が良いと考えていました。

理由としては、GAME PANIC戦・ROUND1のテーマが厳しく、前半戦の3試合について最低限1勝はしなければいけなく、初戦のSILKHAT戦は勝利が必須だと思っていたためです。

最終的にSILKHAT戦で使用しなかった理由については後述します。

2.2 オーダーについて~第8試合までのオーダーが共有された時点(6月の収録直前)~


第8試合までのオーダーが共有され、ROUND1の前半2試合のオーダーで予想外のことがおきます。それはU*TAKA選手がSILKHAT戦の大将戦に出場していたのです。

ROUND1の全6試合のテーマから、U*TAKA選手の起用方針としては、「LEVEL12の大将戦3回+先鋒戦1回」or 「LEVEL11 大将戦1回(レジャーランド)+LEVEL12 大将戦2回+先鋒戦1回」だと考えていました。

第9試合~第16試合のオーダーを纏めて提出するため、レジャーランドは「ROUND1との2連戦(大将LEVEL11,大将LEVEL12)のオーダーを同じタイミング」で提出することになります。

U*TAKA選手がSILKHAT戦のLEVEL11大将戦に出場したことで、第9試合以降に大将戦に出場できるのは2回となります。そのため、レジャーランドとの2連戦でU*TAKA選手が2回出場すると最終2試合の融通が利かなくなり厳しくなるので、出場するのは1回の可能性が高いと思っていました。

そう考えた時に「①U*TAKA選手がLEVEL11 SCRATCHよりLEVEL12 SCRATCHに出場する可能性が高い」、「②4巡目のNAGACH選手がコストを10しか使っておらず残り4試合でコスト50を使う必要があり先鋒戦1回+中堅戦2回よりかは先鋒戦2回+大将戦1回」の可能性が高い」と考え、第10試合のROUND1のオーダーは以下を想定していました。

【ROUND1 の選出予想】
■ 先鋒戦 [テーマ: CHARGE LEVEL8-10] ;I6VV 選手
■ 中堅戦 [テーマ: NOTES LEVEL10] ; KUREI 選手
■ 大将戦 [テーマ: SCRATCH LEVEL11] ;NAGACH選手

<理由>
先鋒戦 I6VV選手:先シーズンのファイナルで先鋒戦 CHARGEに出場経験あり

中堅戦 KUREI選手:先シーズンのレギュラーステージ第21試合APINA VRAMeS戦で先鋒戦 NOTESに出場経験あり

大将戦 NAGACH選手:4巡目選手が全6試合で大将戦に1度は出る可能性が高く、「Routing」が特に上手なため、残り4試合の中で一番ここに出るのが良いと考えた。

このオーダーの場合、レジャーランドが中堅戦か大将戦でストラテジーカードを使用すれば勝利できる可能性が高いと考えていました。

そのため、開幕戦のSILKHAT戦ではストラテジーカードを使用せずに勝利し、ROUND1戦でストラテジーカードを使用して勝利することで、前半戦を2勝するつもりでした。またストラテジーカードをROUND1戦に温存しておくことで、U*TAKA選手がこの試合出場への抑止力としたい目的もあります。

第10試合の大将戦にU*TAKA選手が出場するのが確定的であれば開幕戦のSILKHAT戦でストラテジーカードを間違いなく使用していました。


又、次点で以下のオーダーもあると考えていました。

【ROUND1 の選出予想②】
■ 先鋒戦 [テーマ: CHARGE LEVEL8-10] ;I6VV 選手 or NAGACH選手
■ 中堅戦 [テーマ: NOTES LEVEL10] ; KUREI 選手
■ 大将戦 [テーマ: SCRATCH LEVEL11] ;U*TAKA 選手

このオーダーの場合ストラテジーカードを温存するのは勿体ない形になりますが、「先鋒戦2タテ+中堅戦1勝+大将戦1勝(他選が厳しい)で勝利」「中堅戦2タテ+大将戦1勝(他選が厳しい)で勝利」、「先鋒戦2タテ+中堅戦2タテの引き分け」を狙える可能性が高くなると考えていました。



2.2 オーダーについて~第8試合終了時点(6月の収録終了時点)~


この時点でレジャーランドの成績は以下の通りです。

【レジャーランド】
勝ち点:0 (2敗)

<残りコスト>
1-PIN選手:50
DINASO選手:80
G*選手:60
U76NER選手:90

開幕戦のSILKHAT戦は勝利が必須だったこともあり、SILKHAT戦で敗北した時点で非常に苦しい状況に追い込まれました。又、GAMEPANIC戦は全6試合の中で1番厳しいと試合前から思っており、レジャーランドは2連敗となりました。

又、ROUND1側もレジャーランドと同じくストラテジーカードを温存しているため、両チームが第10試合でストラテジーカードを使用することが確定となりました。

この時点で全チームの順位は以下の通りです。


レギュラーステージは「4チームの内1チームが脱落するルール」、「コストがカツカツ」ということもあり、脱落しそうな1チームに集中して強いオーダーを出すのが有効になるため、「ROUND1がレジャーランドとの2連戦で大将U*TAKA選手が2回出てレジャーランドを脱落させにくる可能性が高まった」と感じていました。

一方で、U*TAKA選手がレジャーランドの2連戦で大将に出場した場合、コストが10しか残らず最終2試合の融通が利かなくなるので、出場するのは1回の可能性もあると思っていました。

U*TAKA選手が大将戦に1回 or 2回出場するか分かりませんでしたが、どちらだとしてもレジャーランドとしては2連戦の内1試合は勝利・引き分けにすることが重要だと考えていました。


2.2 オーダーについて~オーダー確定後のタイミング~


オーダーが発表され、ファーストステージ「第10試合 レジャーランド VS ROUND1」、セカンドステージ「第3試合 レジャーランド VS ROUND1」の大将戦はどちらもU*TAKA選手で確定となりました。

レジャーランドとしては一番嫌なオーダーとなりましたが、前述の通りU*TAKA選手のコストが10しか残らず最終2試合が厳しくなるため、2連戦の内1試合は勝利・引き分けにできればレギュラーステージ通過できる可能性が高くなると考えていました。

この試合に向けてレジャーランドの選手たちは練習を頑張ってきていました。


この試合は中堅戦にストラテジーカードを使用する前提で(大将戦はU*TAKA選手のスコアが全ての楽曲が高水準で投げる意味がない)、「先鋒戦2タテ+中堅戦1勝+大将戦1勝(他選が厳しい)で勝利」「中堅戦2タテ+大将戦1勝(他選が厳しい)で勝利」、「先鋒戦2タテ+中堅戦2タテの引き分け」狙いで試合に臨みました。


3.0 試合出場選手 登場シーン

レジャーランドは事前に登場シーンをどうするか打ち合わせはしていません。そのため、自身も毎回楽しみにしているのですが、まさかのLポーズで笑顔になりました 笑

Lポーズ
【BPL S2 SDVX】レギュラーステージ 第12試合 SUPERNOVA Tohoku vs レジャーランド


3.1 先鋒戦 U76NER vs. NAGACH [テーマ: CHARGE LEVEL8-10]

<試合結果>
U76NER選手が2タテしました。


#自選曲、他選曲予想など


<U76NER選手 自選曲について>
NAGACH選手が強敵なこともあり、提出の当日まで自選曲を悩んでいました。1-PIN選手が「課題曲の中にナガチャンに刺さる曲、苦手な曲はないから、得意を貫いた方が良い」とのアドバイスを受けて、真夏の花・真夏の夢となりました。



<NAGACH選手 選曲予想について>
NAGACH選手は意図的に課題曲の全てを詰めている感じではなく、スコア水準が分からずどの楽曲が選曲されるのか予想できなかったです。

そのため、スコアが特に高い「獅子霞麗ノ舞(MAX-8)」、「新宝島(MAX-6,全国TOP)」、「Sunny Day Vibes(MAX-9)」辺りを候補曲として考えていましたが、当たらないだろうなぁと思っていました。

試合前練習でも、色々な曲をプレイしていました。

試合で選曲されたAlmaceは完全に予想外の楽曲で、振り返り配信でもU76NER選手は以下の通り語っています。

テクニック系の曲だと思っていので、Almaceは予想外の曲だった。
Almaceは自分の方が得意だと思っていて、1番練習してなかった。

選曲理由については、NAGACH選手が以下の通りツイートしています。



# U76NER選手 自選曲 「真夏の花・真夏の夢」


<楽曲について>

beatmania IIDX 9th styleの楽曲 (2003年AC稼働開始作品)
NOTES数;771
スコア理論値;1542
BPM;130

<試合結果について>
U76NER vs. NAGACH
☆ 1474 - 1473



試合についてですが、U76NER選手はR-RANDOM、NAGACH選手は正規譜面でプレイしています。

U76NER選手は昨シーズンのFINALで「真夏の花・真夏の夢」を選曲していますがその時はMIRRORでしたが、今回ではR-RANDOMとしています。

固定オプションだと大きな階段が中盤にあり安定感が欠けていためR-RANDOMにしたが、試合の配置は1番最悪なパターンだったとのことです。

試合についてですが、5点以上の点差がつかない状態で進み、アウトロ直前の時点で引き分けの状態でした。

アウトロに入った時点でU76NER選手が2点差リードしており、祈るような気持ちで試合を見守っていました。

試合を見守る選手一同

最終的に1点差でU76NER選手が勝利となり、U76NER選手は喜びを爆発させています。

うなむね大ジャンプ

先鋒戦でまずは1つ勝利することができて喜ぶと共に一安心しました。


<先鋒戦 出場選手のツイート>



# NAGACH選手 自選曲 「Almace」

<楽曲について>
beatmania IIDX 19 Lincleの楽曲です。(2011年AC稼働開始作品)
NOTES数;1012
スコア理論値;2024
BPM;172


<試合結果について>
U76NER vs. NAGACH
☆ 1995 - 1984

選曲発表で「Almace」が表示された時は予想外の選曲で驚きました。「Almace」はU76NER選手の方が自己ベストも17点高く、苦手意識もなかったためです。

Almaceに驚くと共に、オプションの確認をしていた記憶があります。


試合についてですが、U76NER選手はRANDOM、NAGACH選手は正規でプレイしています。振り返り配信でU76NER選手は「RANDOMの配置は鍵盤が左手に寄っててU76NER選手としては厳しい配置だった」と語っています。

試合についてですが、Almaceについても中盤まで一桁点しかついておらず心臓に悪い勝負でしたが、中盤以降で10点以上のリードを作り、最終的に11点差でU76NER選手の勝利となりました。

「先鋒戦2タテ+中堅戦2タテして引き分け以上」が確定した上で、大将戦を迎えるのが理想的な展開だっため、U76NER選手が本番で自己ベを出す強敵NAGACH選手を2タテして、レジャーランド一同 大喜びでした。

うなむね大ジャンプ2

先鋒戦は2タテできたので、次の中堅戦も何とか2タテして引き分け以上を確定させたいと思っていました。

<先鋒戦 出場選手のツイート>



4. 中堅戦 G* vs. KUREI [テーマ: NOTES LEVEL10]


<試合結果>
引き分けとなりました。

#自選曲、他選曲予想など

<G*選手 自選曲について>
ROUND1から中堅にストラテジーカードを使用される可能性もあると考えていましたが、G*選手が歴代スコアを出したことのある「yellow head joe」となりました。


<KUREI選手 選曲予想について>

KUREI選手は課題曲の全てを高水準のスコアで埋めており、選曲予想するのは不可能でした。

又、前述の通り、「この試合はどんな楽曲が来ても中堅戦にストラテジーカードを使用するつもりだったこと」「ROUND1から中堅にストラテジーカードを使用される可能性もあると考えていた」ため、ストラテジーカードで出た楽曲で勝利できるようにG*選手も練習をしていました。


# G*選手 自選曲 「yellow head joe」

<楽曲について>
beatmania IIDX 19 Lincleの楽曲です。(2011年AC稼働開始作品)
NOTES数;1152
スコア理論値;2304
BPM;187

<試合結果について>

G* vs. KUREI
2280 - 2296☆

試合についてですが、G*選手はRANDOM、KUREI選手は正規でプレイしています。

RANDOMについてですが左手に寄っており、厳しい配置だったこともあり、点差が徐々についていきました。

左手に寄っている配置

最終的に16点差でKUREI選手の勝利となりました。
KUREI選手が自己ベストを2点伸ばしMAX-8のスコアを出し、仕上がっていてお見事でした!

叫ぶKUREI選手
KUREI選手のスコアに驚くG*選手

KUREI選手に1つ取られたことで「先鋒戦2タテ+中堅戦2タテして引き分け以上」のプランが無くなりました。

レジャーランドの勝ち筋としては「先鋒戦2タテ+中堅戦1勝+大将戦1勝(他選が厳しい)で勝利」しかない状況になったので、次の楽曲で仕上がっているKUREI選手相手にG*選手が1勝できることを祈っていました。



<中堅戦 出場選手のツイート>



# KUREI選手 自選曲 「Stepper」➡ストラテジー「ベィスドロップ・フリークス」

<楽曲について>
beatmania IIDX 22 PENDUALの楽曲です。(2014年AC稼働開始作品)
NOTES数;1143
スコア理論値;2286
BPM;179


<試合結果について>
G* vs. KUREI
☆2262 - 2257


レジャーランド側がストラテジーカードを使用して、「Stepper」➡ストラテジー「ベィスドロップ・フリークス」に楽曲が変わりました。

「ベィスドロップ・フリークス」が出た時の気持ちについて振り返り配信でG*選手が以下の通り語っています。

「ベィスドロップ・フリークス」は曲が好きで普段からやり込んでいるもののKUREI選手も苦手じゃない楽曲なので、嫌だった。

嫌だったリアクション


レジャーランドの選手達は「ベィスドロップ・フリークス」が出たのを見て、G*選手が上手な楽曲なのでイケると思っていました。

「G*くん上手いでしょ」とU76NER選手が言ってました。その一方で大将戦にROUND1からストラテジーカードを使用されることが確定し、プレッシャーを感じるDINASO選手


試合についてですが、G*選手 , KUREI選手共にRANDOMでプレイしています。

中盤のジャリ地帯でG*選手が11点のリードを作りましたが、終盤まで難しいため祈るような気持ちで試合を見守っていました。

後半のトリル地帯で点差が4点にまで縮みましたが、最終的にG*選手が5点差で勝利となりました。

試合で勝利したG*選手は叫び、心臓バクバクする勝負だったこともあり倒れ込んでしまいました。

G*選手が勝利したことによって、「先鋒戦2タテ+中堅戦1勝+大将戦1勝で勝利」の勝ち筋が残ったのでレジャーランド一同喜んでいました。

<中堅戦 出場選手のツイート>



5. 大将戦 DINASO vs. U*TAKA [テーマ: SCRATCH LEVEL11]



<試合結果>
U*TAKA選手が2タテしました。

#自選曲、他選曲予想など

<DINASO選手 自選曲について>
ラクエンはズレハネがあり、DINASO選手の得意なフィールド。
又、どの楽曲も全国TOPレベルのスコアが出てU*TAKA選手が相手ということで、ラクエンはSOF-LANもあり事故要素もある曲じゃないと勝てないと思ったためです。

自己べスコアではU*TAKA選手に4点差で負けていましたが、DINASO選手は固定オプションで安定感のあるスコアを出せるようにしていました。

U*TAKA選手からも選曲は読まれていて、直前練習でプレイしていました。
その際に、U*TAKA選手は自己ベスト-2のプレイで仕上げていたこともあり、大将戦ではなく、中堅戦にROUND1はストラテジーカードを使用するかと思っていました。



<U*TAKA選手 選曲予想について>
どの楽曲も全国TOPレベルのスコアが出ており、どの楽曲がきても勝利するのは難しいと考えていました。そのため、自選曲を勝利することに力を注いでいました。

Wonder Bullfighterの選曲理由はU*TAKA選手が以下の通りツイートしています。



# DINASO選手 自選曲 「ラクエン」➡ストラテジー「Bounce Bounce Bounce」


<楽曲について>

beatmania IIDX 18 Resort Anthemで移植された楽曲です。(2010年AC稼働開始作品)

NOTES数;1293
スコア理論値;2586
BPM;116

<試合結果について>
DINASO vs. U*TAKA
2489 - 2500☆



ROUND1は大将戦でストラテジーカードを使用することが確定していたので、レジャーランド一同 勝てる可能性がある楽曲が出ることを祈っていました。

お祈りタイム

ストラテジーカードにより「ラクエン」➡「Bounce Bounce Bounce」に変更となりましたが、自選で投げる候補にあった曲の1つだったので、レジャーランドとしては運が良い方の楽曲でした。

DINASO選手相手に「Bounce Bounce Bounce」が出たにもかかわらず、U*TAKA選手がチームメンバーにポーズをしていたのが印象に残っています。

チームメンバーにポーズしていた理由については、U*TAKA選手が以下の通りツイートしています。


又、試合についてですが、DINASO選手がR-RANDOM、U*TAKA選手が正規でプレイしています。DINASO選手がR-RANDOMにしたのは中盤のトリルが左右で別れて叩きやすいメリットがあるためです。振り返り配信でDINASO選手が語っていますが、「R-RANDOMの配置は1番当たっていた」とのことです。

開幕や前半のBADハマリで26点差がついてしまいました。
ただこの楽曲は難しいポイントが沢山あり、DINASO選手が上手で中盤のトリル地帯で10点差まで迫りました。

序盤のBADハマり
中盤のトリル地帯をR-RANDOMにしたことで、23点差から10点差まで迫りました


その後もじわじわと追い上げ6点差まで迫り、最後も難しいので逆転できる可能性もあると思っていたので試合の行く末を見守っていました。

DINASO選手をプレイを見守る選手一同

最終的に11点差でU*TAKA選手が勝利となりました。開幕の失点が無ければDINASO選手が勝利できた可能性もあったので惜しい試合でした。

ただ、DINASO選手が出した2489点も非常に高いスコアにも関わらず、これでも勝利できないのはU*TAKA選手の壁の高さを感じました。

# U*TAKA選手 自選曲 「Wonder Bullfighter]


<楽曲について>
beatmaniaIIDX IIDX REDの楽曲です。(2004年AC稼働開始作品)
NOTES数;1062
スコア理論値;2124
BPM;126


<試合結果について>
DINASO vs. U*TAKA
2049 - 2085 ☆

DINASO選手、U*TAKA選手ともにRANDOMでプレイしています。

中盤までは一桁点差の推移でしたが、じわじわと点差が広がり、
終盤でDINASO選手がSCRATCH地帯での失点が出る中、U*TAKA選手が完璧なプレイで36点差で勝利しました。

<大将戦 関連ツイート>

放送には映っていなかった楽曲終了直後の部分


6.最終試合結果


レジャーランドは4-8で敗北となりました。
引き分け以上を狙っていたので、悔しい結果となりました。

レジャーランドがここまで3連敗と厳しい状況ではありますが、残り3試合で勝利を重ねてレギュラーステージ突破をしたいと思っています。チームレジャーランドのことを引き続き応援して頂けたら嬉しいです。


<レジャーランド選手のツイート>


7. チームの振り返り配信や、記事等

第10試合 ROUND1 戦について、チームレジャーランドで振り返り配信も行っています。選手自身が感じたことを話していますので、良かったらご覧ください!


レジャーランド公式のYoutubeアカウントのチャンネル登録をすると配信開始の通知もいくので、ぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします!!



ROUND1戦の様子は、チームサポーターのSYU Xさんが四コマ漫画で書いてくれています!毎試合後に四コマ漫画の投稿を予定しているので、今後もお楽しみに!

第9試合のGanymedeを見てU76NER選手は心が痛くなってました。



8. 最後に


1万字を超える記事になってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!

レジャーランドの試合について今後もこういった記事を書いていきたいと思っています。

次の試合は8/30(水)で、レジャーランドはROUND1さんとの試合になります。


レジャーランドは現状3敗と厳しい状況下ですが、次の試合で引き分け以上になればレギュラーステージ通過も狙える重要な試合になります!

次の試合結果によって、レジャーランドがどうなるか整理しました。

■レジャーランドがROUND1戦に「勝利」の場合
レジャーランドの勝点は最大で9。
全チーム残り2試合で、SILKHATの勝点9、ROUND1の勝点6、GAMEPANICの勝点6、レジャーランド勝点3となり、勝点6でもレギュラーステージ通過の可能性も出てくる。

■レジャーランドがROUND1戦に「引き分け」の場合
レジャーランドの勝点は最大で7。
レジャーランドが勝点7(2勝1引き分け)の時、レギュラーステージを通過できるのは以下のパターンです。

・GAME PANICが残り2試合(レジャーランド、ROUND1戦)が敗北となった場合、GAME PANICの勝点6になるのでレジャーランドが上の順位になる。

・ROUND1が残り2試合(SILKHAT , GAMEPANIC戦)で敗北となった場合、勝点7で並び獲得ポイント勝負になる。


■レジャーランドがROUND1戦 「敗北」となった場合
レジャーランドの勝点は最大で6。
レジャーランドが勝点6(2勝)の時、レギュラーステージを通過できるのは以下のパターンです。

・SILKHATとROUND1の勝ち点9となるため、超えることはできない。

・GAME PANICが勝点6で獲得ポイント勝負。
残り2試合(レジャーランド、ROUND1戦)が敗北が必要となるため、「レジャーランドがGAMEPANICとSILKHATに大差で勝利」、「ROUND1がGAMEPANICに勝利」と自力だけでは進出不可。


以上のことから、次のROUND1戦は引き分け以上にすることが、非常に重要な試合となります。


チームレジャーランドは引き続き頑張っていきますので、応援の程よろしくお願いします!!


9. オフショット写真


ここでは、試合前に撮影したオフショット写真等をのせていきます。

試合前のアップでop.31 叙情をやるU76NER選手。なんで??????


10. 関連記事


<BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 3- の記事>


<BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2- のROUND1戦の記事>



<BEMANI PRO LEAGUE 2021 のROUND1戦の記事>


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